夕張

Last-modified: 2017-03-26 (日) 04:44:16

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概要

2890トンの船体に5500トン型の軽巡洋艦と同等の砲備雷装を備え、航洋性能は5500トン型を超えた。
この事が当時世界の海軍から注目され、設計者の平賀譲大佐の名を一躍有名にした巡洋艦で同型艦はない。
無理をした設計であるが故の問題を多数抱えてはいたが、古鷹型重巡洋艦以降のコンパクトな艦体に重武装を施した重巡洋艦の設計の礎となった、言わば実験艦としての意義は大きかった。

 

オープンベータテスト初期までのプレオーダー販売品。
1年は再販しない約束であったが、その1年後待望の再販開始。

ASIAサーバー2016/6/27~7/05 14:10
NAサーバー2016/6/27~7/09
 

強いところ

・対空能力が高い
Tier4巡洋艦にしては高い防空能力を発揮するものの、対空砲火の主力が25mm機銃である都合上、敵編隊との距離が3.1kmを切らないと有効な火力を発揮できない。
自分を狙ってくる艦載機には有効であるが、味方の防空という点においては味方と艦載機の間に入る操船が求められる。
また、本艦ならではの点としてTier4にして「対空防御砲火」を使うことが出来る。これによって雷撃・爆撃の精度を低下させることが可能だが、使用回数はわずか1回で、艦長スキルの「管理」をつけて2回である。(有料消耗品対空防御砲火Ⅱと管理を併用することで3回まで使える)


・類稀なる機動性能
軽巡と駆逐艦の中間くらいの速力・旋回性を有しており操作性は非常に良い。
同tierの球磨と比べても球磨が旋回半径640m 旋回所要時間7秒に対し、夕張は旋回半径560m 旋回所要時間はなんと破格の3.8秒。くるくる回るとされるムルマンスクより旋回半径も所要時間も僅かに上なのである。
細い船体もあって相手の砲撃を見てから回避という芸当が一番現実的な艦ではなかろうか。


・射撃精度が高い
本艦の特徴の一つに、「射撃システム改良0」を搭載可能な点が挙げられる。
本艦が射撃システム改良0を搭載した場合、最大散布界は76mとなり戦場屈指の高精度を誇り、照準が正確であれば駆逐艦相手に全弾命中させることも十分に可能な程高性能である。

弱いところ

・貧弱な火力
他の同tier艦が多砲塔を誇るのに対し、夕張は14cm連装砲2基4門。ダメージレースをすると砲駆逐にすら狩られる事も珍しくない。


・脆弱な生存性
装甲は球磨よりさらに薄く、甲板に貰えば頻繁に爆沈する。爆沈旗は付けたほうが安心だろう。
爆沈ではなくとも基本的に被弾は高確率で主機損傷となるので有料の応急工作班は必須。艦長スキルの『最後の抵抗』も欲しい。
またtier帯巡洋艦最小の耐久値である為、戦艦の主砲をバイタルに受けようものなら爆沈でなくとも斉射によって2発命中貰っただけで沈む可能性大。


・扱いづらい魚雷
高威力の61cm魚雷が片舷4射線使用可能。ただし、Kuma以降の日本巡洋艦と異なり中心線上に設置された魚雷発射管で両舷ともカバーする配置であるため、敵前回頭して両舷の魚雷を発射する戦法は不可能。
射角が偽り無く真横くらいにしか撃てない為、島影からこんにちわ魚雷でない限り、沈む前の足掻きに使う程度である。

使い方

噂される対空はtier4艦載機であれば有効ではあるものの、tier5艦載機に対してはさすがに力不足が拭えない。
素直に防御放火で攻撃を散らすのを主眼に置き、空母の攻撃を邪魔しようとする位置取りで味方をカヴァーしよう。

とにかく攻撃を貰ってはいけない。APならバイタル・HEなら爆沈か主機損傷の危険に溢れている。
応急工作班の使用状況次第では立ち回りを考えなければ、最前線で動かない的になりかねない。
上記により撃ち合いは例え10km以内の砲撃であっても、見てから、または予測して砲弾の間に船体を入れるなりして全て回避しよう。
全ては無理でも1発などの最小に収める回避をこなせなければ長くは生きられない。


巡洋艦として良好な隠蔽からヘイト管理をきっちりこなし危険を避け、敵艦載機に嫌がらせをしながら、敵弾は持ち前の機動性で回避し、逆にこちらは高精度射撃で全弾当てれば戦場は貴方の思いのまま。
この机上の空論のような理論に最も近いとされるポテンシャルの塊のような艦である。
実力自慢の巡洋乗りには是非ともお勧めしたい逸品。

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