日本 Tier9駆逐艦 北風

諸元
主砲解説
前級の100mm砲と性能は全く同一。
DPMはHE弾とAP弾共に同格最高であり、格上にも通用する強力な発射レートを持つ。また、このTierからアップグレードのスロット6が解禁され、「主砲改良3」を搭載する事で更にレートを上げる事が出来る。
魚雷解説
WoWS初の6連装魚雷発射管を1基装備している。消耗品の次発装填装置も健在であるため擬似的に12門で斉射出来る。圧倒的な面制圧が可能であり、瞬発火力で言えば同格夕雲をも上回る。10km魚雷以外に12km蔵王魚雷と8km蔵王魚雷の合計3種類が使えるようになった。(平たく言えばプレイスタイルに合わせて島風同様に魚雷を選べる用になった)
前級と比べて再装填時間が3分近くまで悪化してしまうのが欠点。会敵時に装填が終わっていないことも多く、艦長スキル「魚雷装填手」などでの補強は前向きに検討する必要がある。
この6連装魚雷発射管はHEの爆風耐性が低いため、機能停止若しくは大破が起きやすい。
抗堪性
初期船体でHP16200、最終船体でHP20700と前級からちょうど300づつ増えただけ。他国の駆逐艦には高い抗堪性と修理班を持つ艦が存在するため慢心は出来ない。
機動性
遂に素で36ノットを発揮できるようになり、以前のような鈍足に苦しめられることはないだろう。ただし、旋回半径が悪いのは相変わらずであるので注意。
隠蔽性
前級と変わらず最良隠蔽6.1kmとなっている。
対空解説
防空駆逐艦と呼ばれるだけあって対空性は高い。
船体にすると25mm3連装機銃が「中距離対空兵装」に分類される40mmボフォース連装機銃に置き換わり、同格の中でも屈指の対空駆逐艦になる。ただし、残念な事は「対空防御砲火」が搭載出来ない事だろう。味方への対空傘になるのは難しいが、しっかり強化して対空セクターを活用する事で格下空母の艦載機程度であれば十分な自衛は可能。
消耗品解説
総評
良くも悪くもTier9相応に順当に上がった秋月である。
砲自体は何も変わっていないが、スロット6が解禁された事で格上にも十分戦える艦である。発展型の春雲よりも比較的バランスが良いため愛用する艦長も多い。
30mmを素で貫通できるHEや驚異的なレート、十分な体力により同格最強クラスの対艦攻撃能力を誇る一方で、低い機動性と巨大な船体のせいで大型艦の一撃で体力を吹き飛ばされてしまいがちであり抗堪性は高くない。
特に序盤のような火力が集中する局面での接敵では雷駆のような砲火力の低い駆逐にすら一対一交換になる恐れがある。また回復がなく隠蔽と機動性が低いことから不用意なHPのロスは後半に響いてくる。
対駆逐戦闘で活躍するという幻想を捨て、雷駆のように慎重に立ち回りながらHPを温存し、ここぞという場面で煙幕やヘルスを使い敵を大火力で殴る繊細さと大胆さが求められる。
このTierから修理班を持つ艦が増えてくる。取り逃すと減らした体力が回復して戻ってくる駆逐艦が増えるので、一度見つけたら確殺の念を持って倒そう。
史実・小ネタ
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