ユウマとさいごのたたかい 完全版脚本 4/4

Last-modified: 2021-05-13 (木) 00:24:04

●ヴィカーズタウン駅

テンダー機関車「早く避難させろ!!」

テンダー機関車「俺たちは役に立つために作られたんだから、ここで死んでたまるか!!」

タンク機関車「自衛隊は何やってるんだ!!」

隊員、拡声器を手にする。

隊員「皆さん!救援部隊の到着には、まだしばらくかかります!それまで、もうすこしだけ待ってもらいたいです!!」

蒸気機関車、ディーゼル機関車、住民はブツブツ言いながら、待っている。

隊員「もう少しで自衛隊がこちらへやってきます!!」

テンダー機関車「ちっ!」

1台のテンダー機関車が1台のディーゼル機関車に体当たりをして文句を言う。

テンダー機関車「てめぇ、ディーゼル機関車じゃねぇか!!邪魔だ!!出ていけ!!」

ディーゼル機関車A「ス、スミマセン。」

それを見た別のテンダー機関車が腹を立てる。

別のテンダー機関車「おい、アンタ、そういう言い方はないだろ!こんな時に蒸気機関車もクソもあんのかよ!」

テンダー機関車「うっせーなこの野郎、貴様をスクラップにするぞ!!」

別のテンダー機関車「何だと!やめろこの・・・・・」

2台のテンダー機関車が大喧嘩をする。

1人の自衛隊員が止めに入る。

1人の隊員「ちょっと2台とも落ち着いてください」

●ヴィカーズタウン駅の入り口

1台のタンク機関車が入り口から様子を眺めている。

1台のタンク機関車「ゲッ!!」

タンク機関車、大慌てで、後ろ向きでバックする。

1台のタンク機関車「にっ逃げろおおおおおおおおっ!!」

●ダークユウマ主観カット

ヴィカーズタウン駅の入り口に画面が接近してくる。

●ヴィカーズタウン駅

次の瞬間、ダークユウマがヴィカーズタウン駅に到着する。

ヴィカーズタウン駅の機関車達「ぎゃあああああああ!!!」

かなりの機関車や人間たちがパニックになる。

ダークユウマ「カクゴスルガイイ!!!キサマラハコノオレサマニタオサレ、キサマラハアノヨイキダァァァァァァァァァァッ!!!!」

隊員4「こちらヴィカーズタウン駅!!悪の機関車が・・・・っ、機関車が・・・・っ!!」

機関車や人々がメインランドへ逃げ出したところに出て行って、機関銃を撃ちまくる自衛隊員たち。

ダークユウマはしばらくの間、周囲を見回している。

ダークユウマの顔面や体に、カンカンと音を立てて、機関銃の弾があたる。

突然機関銃の弾を四方八方から浴びせられ、怒り狂うダークユウマ。

ダークユウマ「キサマラァ!!キサマラモオレサマヲタオスコトガフカノウナノガワカラナイヨウダナァ!!」

ヴィカーズタウン駅の中で、破壊光線で、隊員たちを吹っ飛ばしていくダークユウマ。

隊員6「うわー!!!」

隊員1「退避だっ!!全員退避っ!!」

隊員たちが逃げていくのを追って、ダークユウマがメインランドへ向かう。

●メインランド

メインランドへ到着したダークユウマ。

機関車達が逃げていく。

機関車達「きゃああああ!!」

      「いやぁぁぁぁぁっ!!」

      「助けてくれぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」

破壊光線を放とうとしたその時、ぶっ飛びブースターを連結したユウマが猛スピードでやってきた。

ユウマ「ダークユウマ!!お前の好きにはさせないぞ!!覚悟しろ!!」

ユウマは燃料が切れたぶっ飛びブースターを切り離し、ダークユウマにタックルをする。

ダークユウマがよろける。

が、すぐさま、ダークユウマの攻撃を受け後ろ向きに吹っ飛ばされるユウマ。

さすがのユウマもフラフラ。

ダークユウマの目が発光し始める。

ダークユウマ「オウジョウギワガワルイナ、ユウマ!!コレデモウキサマラジョウキキカンシャハオワリダ!!!」

機関車達「あ、あぁぁ・・・・」

恐怖におののく機関車達に向けて、ダークユウマが破壊光線を放つ。

しかし、ユウマが立ちふさがって盾になる。

衝撃でユウマがよろける。

再び破壊光線。

よろける、ユウマの煙突とドームに破壊光線が命中する。

生々しい音とともに、ユウマの煙突とドームとランプが吹っ飛ぶ。

ユウマは体中ボロボロになる。

ユウマ「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」

ユウマは悲鳴を上げ、大きな汽笛を鳴らす。

機関車達「あぁっ!!」

ユウマは倒れそうになるが、必死に踏ん張る。

振り返ると、ダークユウマに向かって突っ込んでいく。

テンダー機関車C「(ユウマをみながら)アイツなにやってんだよ!」

ダークユウマは機関車を襲撃するも、ユウマにおさえられる。

ドームと煙突とランプを失ったユウマはそれでも、ダークユウマから機関車達を守護する。

テンダー機関車C「俺たちを・・・・護ってるのか!?」

タンク機関車「嘘だろ・・・・!」

罪の無い機関車達を襲おうとするダークユウマを押しとどめようとする。

ダークユウマは何度も煙突、ドーム、ランプを失ったユウマに体当たりをする。

ダークユウマ「ホントウニオウジョウギワガワルイナ、ユウマ!!オマエハコノオレサマヲタオスコトガフカノウナンダゾ!!」

ユウマ「畜生!!ダークユウマ・・・・お前は・・・・不死身なのか?!」

●ヴィカーズタウン駅

ダークユウマが侵入した後のヴィカーズタウン駅では、1台のディーゼル機関車が逃げ遅れて脱線しているテンダー機関車を運ぶところ。

別のテンダー機関車が1人の女性に声をかける。

別のテンダー機関車「お、おい。あれ!!」

1人の女性「やだ・・・・まだあんなところに・・・・!」

ユウマとダークユウマの戦闘を通り過ぎようとする2台の機関車。

ディーゼル機関車「(進みながら)しっかり・・・・してください・・・・・」

テンダー機関車「あんた・・・・」

メインランドの方からダークユウマが、すかさず、2台を方を向く。

別のテンダー機関車「やばい、見つかったぞ!」

言いながらテンダー機関車は2台に向かって駆け出してくる。

テンダー機関車「俺に乗って!!」

女「でも・・・・」

テンダー機関車「いいから乗って!!」

1人の女性を乗せたテンダー機関車はヴィカーズタウン駅を出る。

ダークユウマがそれを追う。

別のテンダー機関車「急げ!!」

テンダー機関車「追いつかれるぞ!」

ダークユウマはテンダー機関車、別のテンダー機関車、ディーゼル機関車の3台に襲い掛かろうとする。

が、後ろから何者かに石をぶつけられる。

ダークユウマ、「?」とその方向を振り向く。

男が1人離れた場所に立っている。

男「こっちに来い!!・・・・・この化け物機関車!!」

機関室にカン!と石があたる。

ダークユウマは言葉通り、男の方に向かって突進しようとする。

そこへ、(きかんしゃトーマス第4シーズンの「とくせいのえんとつ」のピーター・サムが土管を煙突代わりにするのと同様に)土管を煙突代わりに頭につけたユウマがやってきてダークユウマを押さえつける。

ダークユウマはユウマを後ろ向きで吹っ飛ばし、ユウマも戦闘をやめずに戦う。

ユウマ「僕は絶対に負けない!」

●支線

少し離れた場所に、3台が到着する。

別のテンダー機関車「ここまで、来れば大丈夫だろう・・・・。」

ディーゼル機関車「どうも。」

別のテンダー機関車「あんた、どこも怪我してないか?」

1人の女性「あなたこそ、大丈夫なの?機関車だって怪我をすることもあるんだから・・・・。」

別のテンダー機関車「そう言うなって・・・・。」

テンダー機関車「・・・・おい、ディーゼル機関車。・・・・なんで・・・・俺を・・・・助けてくれたんだよ?お前ら、ディーゼル機関車は俺達蒸気機関車を

見下し、廃車回送し、最後にスクラップ工場でスクラップ処分するじゃないか・・・・。」

ディーゼル機関車「・・・・?」

テンダー機関車「さっき、あんなこと言ったのに・・・・。仕返しに・・・・見捨てりゃ良かっただろが・・・・・。恩を売るような真似、すんな・・・・。」

ディーゼル機関車「何故だか分からないけど・・・・・助けなきゃと思ったから。目の前で死に掛かってる機関車、見捨てられない・・・・。」

テンダー機関車「・・・・ああ、そうかい。まったく・・・・テメエはとんだお人好しだよ。」

ディーゼル機関車「さっきの言葉はきっと、本気じゃない・・・・・。あなたも必死だったハズだから・・・・・。」

テンダー機関車「勝手に言ってろバロー・・・・」

●メインランド

ユウマがダークユウマに何度も攻撃される。

ドームも吹っ飛び水も石炭もなくなってきたため、ボロボロになっていくユウマ。

ダークユウマに電撃が走り、ユウマもフラフラ。

ユウマ「負けないんだから・・・・・.。」

戦いを見守る機関車が、悲鳴を上げる。

●メインランドの支線

機関車から少し離れた場所に、レール戦車部隊が到着する。

自衛隊員が一人一基ずつミサイルを設置していく。

●ティドマス機関庫

エドワード「みなさん、今ユウマがいるメインランドへ向かいますよ!」

機関車全員はエイミーを連れてメインランドへ向かう。

●支線

隊員「よしみんな!撃ち方の用意はできたか?」

隊員2「ああ、いつでもOK!」

隊員たちはミサイルを設置し終わり、撤収する。

皆「発射ぁっ!!」

ミサイルが白煙を上げて飛び出していく。

レール戦車の八連装ミサイルも、順次発射される。

(ミサイルは全部CG)

ダークユウマに接近する実弾の雨。

ダークユウマのボイラー側に当たり、激しく爆発が連鎖していく。

これにはたまらず、ダークユウマが悲鳴を上げる。

ダークユウマ「オノレェェェェェェッ!!オレサマヲタオセルヤツハダレモイナイトイウノニ!!コウナッタラキサマラヲゼンメツサセテル!!!!」

ダークユウマがユウマから離れ、そのまま、横倒しになる。

周囲の機関車から、「おぉっ!!」という歓声が上がる。

●支線

皆「退避ー!!」

隊員たちは全員、一目散に駆け出していく。

●メインランド

ダークユウマ、倒れて横になった状態から、破壊光線。

その光線の攻撃を受けたレール戦車は木っ端みじんに吹っ飛ぶ。

その衝撃で、走っていた隊員たちを始め、周囲の人々が一斉に倒れる。

ユウマ火花を散らしながら車輪を回転させる。

ユウマ「畜生!!ディーゼル・ブルーサタン!!」

●ディーゼルUFO

ディーゼル・ブルーサタン、画面をにらんでいる。

ブルー「何故だ・・・・ユウマよ。何故貴様は蒸気機関車を守護する!?何故諦めぬ!?」

ブルーは歯噛みしている。

「今貴様が守っている蒸気機関車共は・・・・役に立つ機関車ではない、ただのスクラップに過ぎんのだぞ・・・・!59年の後ダークユウマを生み出すこの者共に・・・・機関車のスクラップたる部分に支配されるこやつらに・・・・守る価値があるのか!?貴様が立ち上がり、傷ついてまで守るべきものなのか!?ユウマよ!ならば、これならどうだ!!」

ディーゼル・ブルーサタン、スイッチを押す。

●ディーゼルUFO

ディーゼルUFOから、触手のようなアームが出てくる。

●メインランド

ユウマ、ダークユウマとの戦闘中にディーゼルUFOの触手のようなアームにボイラーの外側を貫かれる。

ユウマ「ぐはっ!!」

ディーゼルUFOのアームに貫かれたユウマはディーゼルUFOによって蒸気ディーゼルハイブリッドのパワーを吸い取られる。

1台のテンダー機関車「おい見ろ!ユウマが・・・・!」

1台のタンク機関車「大変!ユウマのパワーが吸い取られてるぞ!!」

ユウマ「負けないんだから・・・・・ディーゼル・ブルーサタンやダークユウマに・・・・・!!!」

少し離れた場所に、トーマス、エドワード、ヘンリー、パーシー、ジェームス、エイミー、ハット卿が到着してその光景を眺める。

パーシー「ユウマがパワーを吸い取られてるぞ!」

エイミー「ユウマ!!」

トーマス「くそ!!僕達には見ていることしかできないのか?!このままでは、ユウマがやられちゃう!!」

●ディーゼルUFO内

ディーゼル・ブルーサタン「いいぞ!もっとユウマのパワーを吸い取るがいい!!」

●メインランド

1台のテンダー機関車A「なんで・・・・・なんであの青い小型タンク機関車は、あんなに傷ついてんだよ!?」

1台のテンダー機関車B「・・・・・!」

住8「なんで・・・・・なんであの青い機関車が・・・・・俺たちを護ってくれるんだよ!?」

住9「・・・・・・ユウマ」

トーマス「・・・・・・・・・ユウマ、キミは・・・・・・」

《トーマス、ディーゼルUFOにパワーを吸い取られるユウマの光景を眺める》

トーマス「ユウマ、キミは・・・・マサヒロに衝突したことで新しい未来の機関車に生まれ変わってことか?!・・・・・キミが新しい機関車に生まれ変わっても僕達蒸気機関車を悪いやつらから守ってたんだね・・・・・?!ユウマ・・・・!」

ユウマはパワーを吸い取られながらも、戦いを辞めない。

『ボオォォォォォ!!!!』

ユウマ、大きな汽笛を鳴らす。

見守っている蒸気機関車、ディーゼル機関車、人々の間から、少しずつ声が聞こえ始める。

「ユウマ・・・・・」

「ユウマ・・・・!」

「がんばれ!」

「あんな化け物機関車に負けるな!」

「ユウマ・・・・!!」

”声”が最高潮に達したとき、巨大になり続けた鼓動が突然聞こえなくなる。

完全な無音。

機関車達の間から光が発生し、ユウマに集まっていく。

背中に光が収束していく。

一瞬の間。

次の瞬間、ユウマの煙突、ランプ、ドームが再生し、ユウマの瞳の色が黒から黄色に変わり車体色が青から白に変わり、水色と金色のラインが入っていく。

ユウマは強化形態の”アルティメットユウマ”へと姿を変えた。

アルティメットユウマとなったユウマはディーゼルUFOのアームを光で消し去り、大きな汽笛を鳴らす。

ユウマ「みんなありがとう、おかげで力がみなぎる!!」

ユウマの車体から白い翼が出現する。

●ディーゼルUFO内

ディーゼル・ブルーサタン「なっ・・・・なんだこれは!?」

●メインランド

トーマス「光の・・・・翼・・・・」

メインランドで対峙するアルティメットユウマとダークユウマ。

ダークユウマ「ナンダトォ!!ユウマガ・・・・キョウカシタダトォ!!!」

アルティメットユウマとなったユウマだけが白と黄金の光に包まれ輝いている。

ダークユウマ「コウナッタラ、ユウマ、キサマヲアノヨヘホウムッテヤルゥゥゥゥゥゥゥゥッ!!!!」

ダークユウマはそういうとユウマに突進してくる。

●ディーゼルUFO

ディーゼル・ブルーサタン「怯むなダークユウマ!・・・・・・殺せ!!」

●メインランド

ダークユウマは目から破壊光線を撃ったり、体当たりもするが、アルティメットユウマは倒れない。

ダークユウマ「オノレェェェェェェッ!!」

ダークユウマは車体からコウモリのような翼を出して飛行する(実際は機関車は空を飛行することは無い)。

アルティメットユウマもそのあと追う。

空中戦でアルティメットユウマとダークユウマは光線を同時に撃つ。

激しい戦いの末についに、ダークユウマのドーム、煙突、バッファーを吹っ飛ばし、ダークユウマを不完全な体にした。

ダークユウマの体が動かない。

ダークユウマ「ウゴケ!!ナゼオレノカラダガウゴカナインダ!!」

ダークユウマの翼も空中で停止する。

光が最高潮に達した瞬間、ユウマは車体から特大の光線を放つ。

ユウマ「はああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!!!!!!!!!!」

大きな光線がダークユウマ目掛けて向かってくる。

一瞬の間。

ダークユウマ「ヤハリ、オレハマケタノカァ!!!オレハサイキョウキカンシャナノニ、オレヲタオスコトハフカノウナノニ!!!オレハ!!!!グワァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

ダークユウマが爆炎に包まれ、粉々に砕け散って絶命する。

ダークユウマの破片が地上へ落下する。

ユウマ「勝ったんだ!」

●ディーゼルUFO

ブルー「・・・・・・・馬鹿な。ダークユウマがユウマに負けただと・・・・?!」

ディーゼル・ブルーサタンは、ただ呆然としている。

サタン「馬鹿な・・・・・・馬鹿な、そんなハズは無い!この国で!この時代で!ユウマが覚醒できるはずが無い!蒸気機関車共はスクラップのだったハズではないのか!?ダークユウマを生み出しつつあるあやつらに・・・・・・ユウマの意志に呼応することなど不可能であったはず!」

ディーゼル・ブルーサタン、近くの機器を力任せに殴る。

●メインランドの上空

ユウマが静かに翼を広げる。

光の翼が巨大に広がっていき、ディーゼル・ブルーサタンのUFOを包み込む。

翼が触れた部分から、光が舞い上がっていく。

ユウマ「ディーゼル・ブルーサタン、もう終わりにしよう。」

●ディーゼルUFO

ディーゼル・ブルーサタンの周りに、光の粒が満ち溢れてくる。

ディーゼルUFOの内部が、柔らかな光で照らし出される。

ディーゼル・ブルーサタンが、静かに笑い始める。

サタン「こんな私に・・・・・安らぎを与えてくれるのか・・・・・・。」

ディーゼル・ブルーサタン、ゆっくりと、目を閉じる。

ブルー「・・・・おもしろい。それならば・・・・・・我が目に映った光景が、私の見出したものが間違っていたというのであれば・・・・・・貴様らはいずれ辿り着けるハズだ。私も、ダークユウマも生まれ得ぬ未来へと。・・・・・・私は、貴様らに挑戦してやる。貴様らが勝つのか?はたまた私が勝つのか?その答えはいずれ分かる。・・・・・・・・・・しかし、できれば、私が見誤っていたことを望もう。奴らの勝敗が証明だというのならば、ソレに賭けてやろうではないか。二度と。再開の日が来ぬことを望もうではないか・・・・・・・。そして、貴様らはやっぱり役に立つ機関車であろう・・・・・・・。」

満ち溢れる光で、全てが真っ白くなっていく。

ディーゼル・ブルーサタン「・・・・・・・・・暖かい。」

●メインランドの上空

ユウマは白い翼から光を出してディーゼルUFOに浴びせる。

ディーゼルUFOに黄金の光が、炎が燃え広がるように広がっていく。

ディーゼルUFOはその光に包まれたとき、ディーゼルUFOは、光の粒に変わって消えていく。

ディーゼル・ブルーサタンもディーゼルUFOもろとも光の粒となって消滅した。

その光の粒がタイムゲートの光となり、2100年の未来へ通じる扉となった。

そこへエイミーを押してきたトーマスがやってくる。

トーマス「ユウマ、僕達はダークユウマやディーゼル・ブルーサタンに勝ったんだ!ありがとう!キミも役に立つ機関車だね!」

エイミー「ユウマ、ありがとう。ディーゼル・ブルーサタンの魔の手からあたしたちを救ってくれて!」

ユウマ「ああ、そうだな。でもごめん・・・・・僕はもうソドー島のノース・ウェスタン鉄道を離れないといけないんだ。」

エイミー「?!何ですって?!」

ユウマ「トーマス、僕の相棒エイミー、そして、ソドー島やイギリスの皆さん僕はソドー島を離れないといけません。僕はディーゼル・ブルーサタンによって壊された町や悪い奴らがいる未来へ行かないとダメなんです。みんな、今までありがとう。」

エイミー「そんな!ユウマ、お願い、行かないで!今まであたしとユウマは相棒だったじゃない!ユウマが未来へ行ってしまうなんてあたしは嫌だ!!」

トーマス「そうだよ!ユウマ未来へ行っちゃだめだよ!」

そこへハット卿がやってくる。

トップハム・ハット卿「トーマス、エイミー無理なんだ。寂しいかもしれないが、ユウマにはソドー島を離れて2100年の未来へ所属して、そこで悪いやつらや未来のみんなを守る責任がるんだ!ユウマ、今までソドー島に所属してくれてありがとな!」

ユウマ「トップハム・ハット卿の言う通りです。みんな、僕は今までこのソドー島でお世話になったと思うよ。だから、僕とエイミーはソドー島を離れていてもいつでも相棒だ!」

エイミー「ユウマ・・・・・。」

ユウマ「未来の世界の鉄道を・・・・必ず守ってみせるぞ!!だから、今はお別れだな!!さようなら!!」

ユウマは車体から白い翼は羽ばたかせながら、タイムゲートの光に入って未来へ飛ばされ、消えていった。

また、タイムゲートも閉じた。

エイミー「ユウマぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!あたしとユウマいつでも相棒よ!!!!未来世界のみんなを頼むわねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!!!さようならぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!」

トーマス・パーシー・ジェームス・ヘンリー・エドワード「ユウマ、さようならぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!また会おう!!!!」

こうして、ユウマに別れを言ったトーマスたちはユウマが未来へ飛ばされるのを見送った。

トーマス「ディーゼル・ブルーサタン・・・・・・キミの信じていたものは・・・・・僕らが変えてみせる。そして、ユウマ今まで僕達のソドー島に所属してくれてありがとう。キミのことは永遠に忘れない・・・・・。」

・上空に「ユウマとさいごのたたかい YUUMA AND THE LAST MOMENT FIGHT」と表示される。

・エンドクレジット

・キャスト

ユウマ/ダークユウマ:内田雄馬

エイミー:根本圭子

トーマス:比嘉久美子

パーシー:神代知衣

ジェームス:江原正士

ヘンリー:金丸淳一

エドワード:佐々木望

マアヤ:内田真礼

ディーゼル・ブルーサタン:山寺宏一

マサヒロ:鈴木清信

パシナブルー/ユウタ:小田柿悠太

EH10 15号機:坂口候一

貨車達:水樹奈々、田村ゆかり、堀江由衣、神谷浩史

日本国有鉄道の貨車達:桑原由気

トップハム・ハット卿:田中完

・エンドクレジットが終わって・・・・

●タイムゲートの中

ユウマが、タイムゲートを通っている。

ユウマ「ソドー島のことはみんなのことは・・・・絶対に忘れないから・・・・。」

ユウマ、ゆっくり、タイムゲートの中を浮いて未来へ飛ばされていく・・・・・・・・・・・・・。

・ゆっくりフェード

終。

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