擬古田薬品 (9)

Last-modified: 2021-08-12 (木) 16:43:59

前回:擬古田薬品 (8)

223 名前:56・だだ今洗浄中… 投稿日: 2004/11/29(月) 21:07 [ 9ZxhbguU ]

「ハニャ… シィチャンノ ポンポン ゴロゴロスルヨォ…」
「当たり前だろうが!さっきから浣腸しまくりなんだからよ。おら、ケツ出せや」
「モウ ウンチサン デナイヨ ダカラ モウ オテテト アンヨ ハナシテェ」
「ウンチサン出なくても浣腸液が透明になるまで洗えって言われてるからな。
もう少し必要だなぁ」
浣腸器を持った青年が、グリセリン液を浣腸器に注入しながら母親にまだ
作業が続くことを宣告した。

「アニャァ! マタ オシリカラ オミズ ダスノ? マタ ポンポン イタイノ?」
「そうだよ。ぐだぐだ言ってると糞まみれの浣腸液飲ますぞ ゴルァ!
腸壁破って氏なないだけでも感謝しろや ああ?」
グリセリン液を静かに母親の肛門内に注入しながら青年は母親を怒鳴りつけた。
仲間の青年らが数人で母親をうつぶせに押さえつけてはいるが、
ただでさえ脆いしぃ族相手に浣腸するとなると、相当神経を使うのであろう。
「栓」
アナルプラグが差し出されると浣腸液を注入し終えた青年は、母親の肛門に
アナルプラグを差し込んだ。

「ハニャ… モウ ヤダヨォ… コンナノ マターリジャナイヨ」 
「三分間待って、グリセリン液出して、それが透明だったら
ベビの調理を見物に行くぞ。ベビ肉食ってマターリだな。アヒャヒャ。」
おまるがお目見えすると、また母親がぐずりだした。
「ヤダヨォ ウンチサンデナイノニ ナンデ ベンキサンニ スワラナイト イケナイノ?
ベビチャンヲ タベルナンテ マターリジャナイヨ… ヤダヨォ…」

浣腸液を注入して3分が過ぎると、タイミングよく母親がわめきだした。
「シィィィィィ!!! ポンポンイタイヨォ ウンチサン サセテヨォ!!!」
「ほら、栓抜いてやったからてめえでおまるまで行けや。
それから体洗って、ベビ料理を見物に行くぞ。」

アナルプラグを抜かれた母親は、尻に力を込めながらおまるが置かれた場所まで歩いた。
便意を我慢しているため、歩幅は狭まり、両太腿をすりあわせて歩くので自然とモンロー・ウォークを思わせる歩き方になってしまうのである。その光景を見た青年達は口々に
母親を嘲った。
「ケツなんか振られても、ここにはギコはいませんよぉ~」
「俺達相手の肉便器にでもなってくれるのかな?」
「ウ・ウ・ウルサイワヨ! アンタタチノ ニクベンキナンカニ ナルワケ… ハウッ!」
強気な返答をする母親であるが、腹に力が入り強烈な便意を催したようである。
口ごもった母親を青年達の一人はからかった。
「第二波ですかぁ?あんまりお腹に力入れると、便器以外の場所で脱糞することになりますよ。それとも、脱糞姿を人に見せる趣味でもあるのかな?」

224 名前:耳もぎ名無しさん 投稿日: 2004/11/29(月) 21:09 [ 9ZxhbguU ]
質問した彼の声を無視した母親は、なんとかおまるがある位置までたどり着きおまるにまたがった。周りにカメラを持った青年達がいるのを見つけると、弱弱しい声で退出を促す。
「シャシンニナンカ トラナイデ… オナガイ…」
小声で、「マンドクセ」「ウルセ」「ハヤクトラセロ」といった声が青年達から母親に浴びせられるなか、
青年達のうちの一人がイライラした表情で返答する。
「しぃちゃんさぁ、とっとと出しちゃってよ。こっちはグリセリン液の色を見て
透明だったらあんたの体を洗って、お嬢さんのところへ連れて行くだけなんだから。
てめぇのベビ食うのが嫌で、わざとやってるの?だったら無駄だよ?」

「チガイマス… ア・ア・アニャァアアアアアアアアアア」
シャアアアアアアアアア… 
弱々しい否定の言葉でお腹に力が入ったらしく、一気に浣腸液が母親の肛門より流れ出すと、青年達はいっせいにシャッターを切った。屈辱のあまり、悲鳴を上げた
母親の声を聞いた青年達の中には笑顔を浮かべるものも少なくなかった。
作業が終わるという安堵の笑みを浮かべた者は少数であることは言うまでも無い。
カメラを持った者の中では、早速現像後の打ち合わせを始める者が出始める始末である。

一方、肛門からグリセリン液の雫を滴らせた母親はおまるから離れ、うつぶせに倒れ込んでいた。グリセリン液を注入していた青年がおまるの位置に駆け寄り、液の色を見ると
母親に歩み寄り、浣腸の終了を告げた。母親は彼に返答せず、ただすすり泣くだけである。

「さてと、洗濯洗濯。あそこのたらいで体洗ってもらいな。」
青年は数メートル先のたらいを指差し母親に指示を出すと、彼女はゆっくりとたらいに向かって歩いていった。たらいの周りには、胴まである長靴姿の男女がたむろしており、
女性は全員不機嫌な表情をしている。
母親がよろよろとたらいのある方向に向かうと、フローラル系の良い香りが漂ってくる。
バブルバスを思わせるたくさんの泡が母親の目に入った。
石鹸の香りをかいだ母親は、少々図に乗ってしまったらしい。
いつもの口調で体を洗うように長靴姿の男女に命令した。
「カワイイ シィチャンガ カラダヲ アラワセニ キテヤッタワヨ! サァ シィチャンノ カラダヲ アライナサイ!」
むっとした表情をした女性陣の中の数人が無言で取り出したのはたわしであった。
彼女らは体を押さえる係と、体をたわしで洗う係に分かれ、手際よく作業を開始した。
「エ? チョット… シィチャンノ カラダヲ… ハギャアアアアア」
少々強めに擦っているらしく、母親は体をよじらせながら悲鳴をあげている。
一方で男性陣はといえば、母親のビデオ撮影や写真撮影に余念が無く、
時折、息を弾ませながら「萌え」だの「おかずができた」だのという言葉を漏らしていた。

「しっかり撮れた?ちゃんと約束は果たしたからね。」
女性陣と、男性陣の間でなにやら取引がなされていたらしい。ほかにも男性がたわしを持った女性に礼を言っている姿が見える。

225 名前:耳もぎ名無しさん 投稿日: 2004/11/29(月) 21:10 [ 9ZxhbguU ]
体は… ん。出血してない。体を拭いて、連れて行くだけだ。」
男性がぬれねずみ状態の母親の体を見て呟くと、数人の男女が、洗い物用のゴム手袋をはめて、母親のもとに近づいた。先ほどの扱いに腹を立てた彼女は、
その一団に怒鳴りつけた。
「シィチャンガ カゼヒイチャウデショ? ハヤク カラダヲ フキナサイ!!」

母親の言葉に、体を拭く係の面々はキレてしまったようだ。
「あぁん?」
「いちいち神経を逆なでする言葉を吐くのは、この口か?この口かぁああ!」
ガーゼ状の布やハンドタオル、新しい雑巾で、彼らは力を入れて母親の体を拭き始めた。
「シィィィィィィ!!! ゴメンナサイ! ダッコ シテアゲルカラ ユルシテ… ハニャアアアアア」
デッキブラシで床を磨くように力を入れて体を拭くため、母親の悲鳴は止むことは無い。
どさくさにまぎれて体毛をつまみ、抜けない程度に引っ張る者がいたり、
頬をつねったりする者もいた為、なおさらである。

4~5分ほど悲鳴を上げ続けた母親がぐったりしていると、ハンドタオルを持った女性が彼女にこれからの予定を告げた。
暴れたり、悲鳴をあげ続けていたせいで自分で立ち上がる事がままならないほど疲れていた母親は、体を拭く係の面々に拘束衣を着せられて、
台車に乗せられ、ちび達が待つ外の調理場まで連れて行かれた。

226 名前:57・○分クッキング 投稿日: 2004/11/29(月) 21:11 [ 9ZxhbguU ]
チャララチャチャチャチャ♪… チャララチャチャチャチャチャ♪…

キ○ピーの×分クッキングのオープニング曲を口ずさみながら研究所の玄関で
モララーが待っていると、ガラガラという音がだんだん近づいてくる。
拘束衣姿で涙を浮かべている母親の姿が彼の視界に入ってくると、
彼は台車を押している男性の横について、歩きながら彼女に話し掛けた。
「遅かったじゃないですか。お嬢さん、寒い中お待ちかねですよ。」
「…ベビノ ニクナンテ タベタクナイ…」
「食べたくないって言ってもなぁ、ちびちゃん嬉しそうだしなぁ。
それに、お嬢さんがあなたの為に作った料理ですよ?」

母親はモララーの言葉に返答せず、無言である。
2~3分ほど歩いた先に、鉄板が上に乗ったバーベキュー用コンロ、食材や調理器具などが置かれたテーブルなどが並んだ一角があり、そこに母親が座った台車は止められた。
ちょうど、ちび達と対面する状態である。

「♪チャララチャチャチャチャ… ♪チャララチャチャチャチャ…」
照明が照らされると、母親を台車に乗せて押していた青年や、コンロや食材などを用意していた女性が×分クッキングのオープニング曲を口ずさみ始める。
進行役のレモナが、料理番組風に調理の開始を宣言した。
どうやら先生役のちびとの掛け合いで調理が進むようだ。

227 名前:耳もぎ名無しさん 投稿日: 2004/11/29(月) 21:12 [ 9ZxhbguU ]
「しぃちゃん×分クッキングの時間がやってまいりました。進行役のレモナです。
今日ちび先生をお迎えして作る料理は、『ベビバーグのゲロ甘ソース添え』ですね。
試食ゲストのしぃちゃんがお待ちかねですので、先生。早速始めましょう。」

「はい。まずは食材の紹介を始めていきたいと思います。
まず、ハンバーグの食材からですね。
まずは、ベビの遺体四体。通常の食用の場合は、新鮮であればあるほどよい事は当たり前ですが、アフォしぃに対する精神的な虐待目的などの場合は腐っていてもかまいません。
むしろ腐っていたほうが良いくらいでしょう。
もちろん後者の場合は、アフォしぃの実子であることが前提条件ですね。
今回は、試食ゲストのしぃちゃんのお嬢さんたちの遺体を使用します。」

レモナが、ソースとつなぎの食材の紹介を始めた。
「続いて卵、食パン、牛乳です。こちらはつなぎに使用します。 
ソースには、蜂蜜、砂糖、アイスクリーム、みりん、グリセリンの原液、ブドウ糖の注射液、しぃフードを使用します。しぃフードはスープでいう所のクルトンの役割でしょうか?
今回はこの程度の食材ですが、ソースは甘ければ何を使ってもかまいません。では、先生早速作り始めましょう。」

ちびはレモナの言葉にとびっきりの笑顔を返し、作り方を説明し始める。
「まずはベビの遺体ですね。このベビはすでに内臓は抜いてあります。他の三体はあらかじめ肉と骨を分けてあります。
あらかじめ手足をもいで達磨状態にしておくと骨から肉を削ぎ落とすときに幾分楽になりますね。
はさみや包丁などを使って、肉や内臓を骨から外していきます。
頭部の肉を外していく場合は、あらかじめ頭の骨を砕いたり、耳もぎをするなどして工夫しましょう。今回は金槌で頭部の一箇所を砕きます。」

228 名前:耳もぎ名無しさん 投稿日: 2004/11/29(月) 21:13 [ 9ZxhbguU ]
ちびが、4番のベビの頭を金槌で小突くとポクッというくぐもった音とともに
ベビの頭骸骨が砕けたようである。彼女は骨折したと思われる部位を指で押しながら、
「ここが砕けたあたりですね。ぶよぶよしています。ここからナイフを十字に入れてみましょう。」

彼女が十字にナイフを入れると、母親は思わず悲鳴を上げた。
拘束衣の前の部分が少々膨らんでいるところを見ると、手を伸ばして
ちびを止めたかったのだろう。悲鳴がちびの耳に入ると彼女はにやりと母親に笑みを返し、
みかんの皮をむくように、頭部の皮を剥がしながら説明を続ける。

「観客席のしぃちゃんは自分の娘さんが解体されるのを見るのは耐えられないようですが、
でぃちゃんを頃すのは、笑いながらできる人です… ちょっと脱線しましたね。
さて、作り方の続きですね。ベビの全身の肉を骨から外す時に、丁寧にやる必要がある場合と、それほど丁寧にやる必要が無い場合があります。
ハンバーグを出す相手が、カルシウムを必要としている方の場合はそれほど丁寧に肉を外す必要はありません。ベビの骨を砕いて、
ハンバーグに混ぜるとカルシウムが取れますのでね。今回はベビの骨を砕いてハンバーグに混ぜますので、ある程度肉が骨から外せれば
大丈夫です。では、つぎの作業に移りましょう。」

レモナがすりこぎと、すり鉢を持って現れ、ベビの骨盤を母親に見せながら
ちびの説明に続いた。
「こちらは、他の三体のベビちゃんの遺骨です。試食ゲストのしぃちゃんは出産後ということもあり、授乳などで体からカルシウムが出て行ってしまい、
カルシウムが必要な状態です。今回はハンバーグにベビちゃん達の骨を混ぜて、カルシウム補給を図りたいと思います。」

229 名前:耳もぎ名無しさん 投稿日: 2004/11/29(月) 21:14 [ 9ZxhbguU ]
レモナはすり鉢の中の骨を砕きながら、ちびに聞く。
「最初はベビの骨をある程度の大きさまで砕き、肉が入ってから完全にすり始めます。
先生?今回は完全に骨は粉末にしてしまうのですか?」

「そうですね。とりあえず某K社のバスソルト一粒程度の大きさに砕いておいてください。
ベビの骨を粉末にする際、あらかじめ小さく砕いてから、すり鉢に入れると良いですね。
ナッツ入りのお菓子のような食感を楽しみたい方には、細かく砕いた程度で良いでしょう。
この場合は、ミンチにしたベビ肉と、骨片を別々にしてつなぎと一緒に混ぜるという方法を取ります。レモナさん。アンヨはそのまま入れて
砕いても大丈夫だと思いますので入れちゃってください。体毛は、食事を出す相手の方が便秘気味の場合は繊維質が取れます。
入れる入れないはお好みでかまいません。今回は体毛も入れてしまいましょう。」

レモナが骨を砕いている間、ちびは体毛交じりのベビの肉を切り始める。
「レモナさんがベビの骨を砕いている間に、私は肉を切り、砕いた骨に混ぜやすくしておきます。牛や豚の肉料理では、皮は剥いでおくのが普通ですが、
今回は必要ありません。肉を切りにくいというリスクはありますが、包丁を砥石で研ぐなどして対応しましょう。自分の手を切らないように注意してください。」

ちびは袋からベビの肉を取り出し、数枚程度ずつまとめて、3~4センチ位づつの長さに包丁を入れていく。相当丁寧に包丁はとがれている様で、
ちびはてきぱきと肉を切っていった。ちび達がいる後ろの方から、すっと最後のベビの肉が差し出されると、彼女は後ろをチラッと向いて軽くお辞儀をし、作業を続けた。
全ての肉を3~4センチほどの大きさに切り終えるとその中の一枚を母親のほうに見せながら、説明を続ける。
「大体肉はこの程度の大きさに切ると良いですね。そろそろレモナさんが、骨を砕き終える頃なので、彼女が骨を砕き終え次第、この肉をすり鉢に入れていきます。レモナさん、
全て骨片をすり鉢の中に入れずに、少しづついきましょう。」
ちびに呼びかけられた彼女はうなずき、砕いた骨が入ったすり鉢を持って彼女のもとにやって来た。
大きなレジ袋をいくつか手に下げており、その中には砕いた骨の残りが入っているようだ。

230 名前:耳もぎ名無しさん 投稿日: 2004/11/29(月) 21:15 [ 9ZxhbguU ]
すり鉢の中の骨片を母親に示し、次の作業に入る。
「大体この程度の大きさにベビの骨を砕いたあと、いよいよ肉と混ぜ合わせます。
ベビとはいえ、4体分の遺体を一挙にハンバーグ生地にするのは難しいので、少しずつ生地を作っていきましょう。レモナさんは、骨片を粉にしてください。」
レモナはうなずいて骨片の入ったすり鉢をテーブルに置き、骨片をすり始めた。

ザリザリという固形物が砕ける音から、ゴリゴリという音に変わり、ベビの骨が粉になったことがわかる。ちびは数枚ずつベビの骨粉入りのすり鉢に肉を加えていった。
グチュグチュという柔らかい物が潰れるような音と、キシキシという何かが擦れるような音が、やがてしなくなるとちびはボールを取り出して、
擂り鉢の中にある体毛交じりの肉と骨粉のペーストをボールに移した。

「少々ドロッとしているのは、脳やらこてっちゃんに残っていた水分のせいでしょう。
後ほど、生地につなぎを混ぜるときに、調節しましょうね。次の骨片をすり鉢に入れていきます。」

数度、同じ作業を繰り返し、全ての肉と骨片をハンバーグ生地にし終えたちび達は
つなぎの卵、パン、牛乳を混ぜてこね始めた。相当量があるようで、二人で交代しながら
こねている。

一方母親はといえば、台車の上でちび達に向かって泣きながら
「ギャクサツチュウ! アンタナンカ ジゴクニ オチロ!!!」といつもの言葉で罵倒してみたり、
「チビチャ~ン オナガイ ヤメテェ!」と絶叫してみたりと忙しい。
ちび達の作業を何とかして止めたかったらしく、
何度か彼女達のほうへ向かおうとして台車から転げ落ち、
そのつどモララーや、手が空いていたスタッフ達に笑われながら彼女は台車に乗せられた。
何度声を荒げても、何度哀願してもちびは聞く耳をもたない。
母親が絶望するのにさほど時間はかからなかった。

「なぜお嬢さんにあなたが憎まれるのか、ベビちゃんのハンバーグができるまで
思い返して見たらどうです?」
モララーが発した言葉に母親は怪訝そうな表情を浮かべている。

ちび達はその時、ハンバーグの空気抜きと整形作業に取り掛かっていた。

231 名前:58・誘導? 投稿日: 2004/11/29(月) 21:16 [ 9ZxhbguU ]
モララーは彼女を質問攻めにしていた。母親がどんな風にちびを育てたのか、
ちびが苦しんでいた時に母親はどう思っていたのか。
興味だったのか、それとも母親を精神的に追い込む目的だったのかは
モララー自身にもわからなかった。

「あなたはちびちゃんをどのように育てたんですか?娘さんのあなたに対する憎しみは相当なものだと思ったんですが。」
「シィチャンハ フツウニ ベビチャンノコロカラ タクサンダッコシテ…」

「ちびちゃんは学校とかでいじめられませんでした?その時あなたはどうしました?」
「マチナカデ アノコガ カゲクチヲ イワレテタトキハ タニンノフリシテ トオクデ ミマモッテマシタ! ツヨイコニ ソダッテホシカッタンデス!」

「助けが必要なときに手を差し伸べなかったんだ。ひどい母親だね。
強い子に育って欲しかったんじゃなくて、自分の子だって認めたくなかったんでしょ?」
「チガイマス! イジメラレテ ナイテタトキモ キビシク イッテキカセマシタ! ガマンシナサイッテ。」

「ふうん。質問を変えましょうか。ちびちゃんのお友達関係ってご存知ですか?」
「キケイノ アノコニ オトモダチナンテ イルワケガ ナイデショ! ヴァカジャナイノ?」

「いいえ、いたそうですよ。*が無いだけで同族にいじめられてた時に
彼女は助けてくれたそうです。彼女のお母さんにお礼を言ったら
『当然のことをしたまでだ。』って。
彼女のお母さんは彼女のことを褒めてダッコしてたそうです。
ちびちゃん、羨ましかったそうですよ。こんな人が母親だったらなって。
あなたから愛情を受けてないって肌で感じてたんじゃないかな。」
「ソンナ… アノコハ… ワタシガ タクサン ダッコシテ… アイジョウヲ タクサンカケテ ソダテマシタ」

「ダッコだけ?あなたは彼女が助けを必要としてたとき何してました?
街中での陰口の話をされてたけど、普通、自分の子供が影口をたたかれたり、
娘が苛められてたら、母親ならお嬢さんをかばったりとか、苛めた相手に向かって行ったりとかしませんか?少なくとも『タニンノフリ』はしないでしょ?」

「ダッテ シィチャンガ『キケイセイゾウキ』ッテ ミラレルノ イヤジャナイデスカ!」

232 名前:耳もぎ名無しさん 投稿日: 2004/11/29(月) 21:16 [ 9ZxhbguU ]
「『嫌じゃないですか』じゃないでしょ?あなたのお嬢さんでしょ?
もしかして、自分のマターリだけでお嬢さんのマターリとか考えたこと無いでしょ。
苛められたりとか、陰口言われたりとかして、お嬢さんの心って荒れてたと思うんだけど。」
「キケイノ アノコニ マターリノシカクナンテ アルワケナイデショ! モチロン、マターリスル ジカンナンテ アルワケナイデショ?」

「彼女が唯一マターリしてた時間、あったそうですよ。先ほどのお友達の彼女と、
公園にいたでぃちゃんと、三人で公園の土管の中で過ごす時間。
『暖かい時間』と彼女は表現してたけど、それが彼女のマターリだと思うんですよね。」
「ダカラ ナンナノヨ! キケイト キタナイディガ イッショニイテ オニアイダトデモ イウノ?」

「違いますよ。我々とちびちゃんとで交換日記をしてましてね。うちの者が
ちびちゃんに、あなたが彼女にしたことで嬉しかったことや、楽しかったことを覚えてる範囲で書いてくれって頼んだんです。
彼女の返信であなたとの事よりも、お友達との事を書いていたのですごく印象に残ったんですよ。」
「ナンナノカシラ アノコハ… ママダッテ タクサン ダッコシテ アゲタノニ…」

「あなたが彼女にした、嬉しかったことや楽しかったことは、悲しいことに潰されてしまったそうです。公園にいたお嬢さんのお友達のでぃちゃんね、
アフォしぃたちになぶり頃しにされたそうです。お嬢さんと、先程のお友達とでいっぱい泣いたって書いてありました。
でね、お友達のお母さんとお友達、ちびちゃんとで、でぃちゃんを葬ってあげたそうです。
三人でのささやかなお葬式から帰ったときに、あなたが楽しそうに、
『公園にいた薄汚いでぃをママのお友達と一緒になぶり頃しにしたんだよ
汚いでぃが消えてマターリだね』って言ったって書いてありました。お嬢さんが
『土管のある公園?』って聞いたら、あなたがうれしそうな顔でうなずいたともね。」

「トウゼンデショ! キタナイディハ アボーンシナキャ カワイイシィチャンタチガ バカニサレルダケジャナイノ!」

233 名前:耳もぎ名無しさん 投稿日: 2004/11/29(月) 21:17 [ 9ZxhbguU ]
「だからぁ、わかんねぇかなぁ?お嬢さんに復讐されてるってことが。
いろんなところで嫌な目にあっていたお嬢さんの唯一のマターリした時間。
お友達と一緒に土管にいたことでしょ?暖かい時間をお友達と過ごしたことでしょ。
あなたは彼女のマターリを奪ってしまったって事に気づいていないんですか?
しかも嬉しそうに彼女に報告までしたんでしょ?
彼女があなたを憎むのを当然だと思いませんか?
復讐されてもおかしくないって思いませんか?」

「ダッタラ スグニ フクシュウスレバ イイコトジャナイノ! ナンデ イマゴロニナッテ ソンナコトヲ…」
口調は強気であるが、狼狽の色が見えている母親の質問にモララーは即答した。
「だって、すぐに復讐したらあなた方に逆襲されるのがオチでしょ。彼女、自分の無力さ、幼さを自覚してたんでしょ。
機が熟すのを待ってたんじゃないの?それに、漏れ達っていう見方もできたしね。」

顔面蒼白の母親に対し、モララーが笑いながらちび達を指差して
ハンバーグの出来上がりを宣言する。
「ほら、お嬢さんのハンバーグが出来上がりましたよ。せっかく作ったんだから
食べてあげないと。お母さんの味の好みに合わせて、甘く仕上げたそうですよ。」

スタッフに台車に乗せられ、母親はちび達の待つテーブルに連れて行かれた。

234 名前:59・食事中の告白 投稿日: 2004/11/29(月) 21:18 [ 9ZxhbguU ]
ちび達が調理作業をしていたテーブルとは別に、食事用のテーブルが用意されていた。
手編みのレースで縁取られた白いテーブルクロスが敷かれた上に、薄い檸檬色のランチョンマット。あるランチョンマットの上に、
湯気が立ち上っているハンバーグとコップに入った透明な液体が既に置かれていた。そこが母親の席であろう。
他のランチョンマットの上には、ちび達用の別メニューの用意がなされていた。

既にちび達は席についており、母親が他の席に座ってベビの肉を食べないですむように
時間稼ぎをするという選択肢を奪っていた。スタッフの一人に促された母親は椅子の横に立ったが、なかなか座ろうとしない。
恐怖のあまり全身がこわばり、歯をカチカチ言わせているありさまである。
「早く席に着いたら?出ないと食事会が始まらないのよ。」
苛立った口調のちびに促されて、彼女はやっと自分の席についた。

肉の焼き色と、カラメルソースで上手く隠せたらしく、ハンバーグに腐った肉が混じっているようには見えなかった。
カラメルソースの上にはしぃフードを並べて作った『ママ』の文字が見て取れる。(ハンバーグの上にかかっているソースやしぃフードも含めて)
全体的に茶系統の色のハンバーグに、ベビ達の白い毛がアクセントを添えていた。
「ちびちゃんが『ママ』の文字を並べたんですよ。」
レモナが母親に作業の様子を話しても、母親は下を向いて反応しない。
席についていた面々には照明の加減もあり、母親の表情は見て取れなかった。

「ベ、ベ、ベビチャン… ゴ、ゴベンネェ ママ、 ベビチャンノコト タズケデアゲラレナカッタネ…」
「助ける気なんか初めから無かったんでしょ?食べてあげるのも供養のうちですよ?」
モララーやレモナ、ちびは口々にいただきますの挨拶をし、既に食事をとり始めている。
スタッフの一人が涙声でベビ達にわびている母親に対し、追い討ちをかけた。

235 名前:耳もぎ名無しさん 投稿日: 2004/11/29(月) 21:19 [ 9ZxhbguU ]
「アンダニ ジィチャンノ キモヂガ ドデダケ ワガルノ? ベビジャンダチガ ジンダッテ キカサデタ アゲク
シィジャンノ メノマエデ ベビチャンガ バラバダニ サレテ… ベビチャンヲ ギャグサヅチューニ ハンバーグニサレタ
シィチャンノ キモヂガ!!!」
泣きながら抗議している母親の前で、スタッフは笑いながら答えた。
「いつ産まれてもおかしくない状態のベビを腹ん中に入れたまま、ちびギコ達相手に売春して、ベビ達を死産させた挙句に、ちびちゃんがベビ達は氏んだって真実を伝えても
信じなくて、ご遺体と対面してもベビ達が氏んだって認めず、ちびちゃんに『復活してください』ってねだった自己厨のあなたの気持ちを誰がわかれと?」

「冷めないうちに食べてよ。せっかく作ったのに。」
ちびが笑顔で促すと、母親は泣きながら拒絶した。
「タベナイ… ゼッタイニ ベビチャンノ ハンバーグナンカ タベナイモン!!」
ちびは究極の選択を母親に迫る。
「食べないんだったら、餓死するまで拘束衣着せて放っておくよ?
それ食べたら明日からのごはんも出るけど、食べないんだったら餓死するまでそのまんま。
どっちがいいの?好きなほう選んでね。」
母親は、仕方なくハンバーグを口に運んだ。
涙を浮かべ、心の中でベビ達に罪の許しを請いながら。

四分の三ほどハンバーグを食べ終えた母親に、ちびは微笑みながら話し掛ける。
「あのね。お母さん。ちびね、すてきなお話があるの。母さんがデザート食べ終わってから話すから、ゆっくり味わって食べてね。」
モララーも、レモナもちびと一緒に微笑んでいる。照明の暗さのおかげで母親が泣いていたことがちび達にはわからなかったように、母親にも、彼らの表情がわからなかった。

母親はデザートのババロアをすするような音を立てて一気に食べ終え、飲み物として出されていたブドウ糖の注射液を全て飲み終えると、
ちびに『すてきな話』の内容を聞き始めた。瞳には必死さが垣間見られ、言葉には力が入っている。
さっき鳴いたからすが(略)という言葉では無いが、彼女は微笑んでいるようにも見える。ちびの『すてきな話』とやらに一縷の望みを託したのであろう。

236 名前:耳もぎ名無しさん 投稿日: 2004/11/29(月) 21:20 [ 9ZxhbguU ]
何度も母親にせがまれたちびは、ついに『すてきな話』を始めた。
「あのね、お母さんがここにくる前に、『▽丁目のしぃちゃんと、○丁目のしぃちゃんと、
×丁目のお腹にベビちゃんがいるしぃちゃんを最近見なくなった』って言ったじゃない?」
「ウン? ソレガ ドウシタノカナ? 」
「あの人達をね、売り飛ばしちゃった。」
「エ?」
「私、アルバイトを始めたって言ったでしょ?ここがアルバイト先なの。
アルバイトの内容は、ちびしぃちゃんと、しぃちゃんと、ベビちゃんがいるしぃちゃん、ちびギコ君達を上手く言いくるめて、公園に集める仕事。
公園で、ここの人がしぃちゃん達を迎えにきてここに連れてくるの。
それでね、ちびはその人達から直接お金を貰ってたの。」
「エ? ソレデ シィチャンタチハ ドウナッタノ? アノヒトタチハ ママノオトモダチナンダヨ? 」
「知らない。氏んだんじゃないの?それとも、頃されちゃったとか。」

「ママノ オトモダチマデ ウリトバスナンテ ナンテコトヲ スルノ! コノギャクサツチュウガ!!」
ちびを怒鳴りつける母親に、彼女は切り返す。
「虐殺厨って言ったって、その虐殺厨が売り飛ばしたしぃちゃん達や、ちびしぃちゃん達、
ちびギコ君達のお金の500円で、あなたは食事を買ってたのよね?
それに、私が買って帰った食材。あれも、しぃちゃん達を売り飛ばしたお金だし。
その食材で、あなたはご飯を作って食べさせてくれたじゃない。
虐殺厨が作ったお金で、あなたはお腹のベビまで育ててたのよ。ベビ達は氏んじゃったけどね。いくらなんでも、私だけ虐殺厨呼ばわりは無いと思わない?
母さん?あなたも、私も ぎゃ・く・さ・つ・ちゅ・う。お仲間なのよ。」

「ママハ、 ママハ、 ギャクサツチュウノ ナカマ ナンカジャナイ… 」
歯をカチカチ言わせながら呪文のように『私は虐殺厨の仲間じゃない』と繰り返す母親に、
ちびはとどめの一言を投げかけた。

「母さん。あなたが土管のある公園でちびの友達のでぃちゃんをを頃したって私に話したとき、こう言ってたじゃないの。『キタナイ ディガ キエテ マターリダネ』って。
ちびギコ君達を結構な量売り飛ばした今、ちびが思っていることを言っていい?
『たくさんのしぃちゃん達やちびギコ君たちを、売り飛ばしてお金にしたんだよ。
ちびを馬鹿にした人達が消えて、虐めていた人が消えて マターリだね お母さん。』」

237 名前:60・母親の妄想(ゆめ) 投稿日: 2004/11/29(月) 21:21 [ 9ZxhbguU ]
ちびの『マターリ』と言う言葉を聞いたとたん、突然母親の様子がおかしくなった。
恐怖の表情を浮かべていたのが消え、無表情になった。瞳の輝きも失せてしまった。
呆けているという表現が一番近い状態である。あろうことか独り言まで呟きだした。
完全に逝ってしまったのだろうか。戻って来れるのだろうか。
ちび達は、しばらく母親を観察することにした。
―――――――――――――――――――――――――――――――――
ここなら、ここなら、虐殺厨に頃されることも無いの。
ここなら、ここなら、ちびが売り飛ばしたしぃちゃん達に恨まれることも無いの。
私が頃したベビ達に恨まれることも無いの。
ここで、人生リセットするの。もう一度マターリな時間まで戻るの。
お花がたくさん咲いているの。ギコ君はここには一人だけいるの。
食べ物もたくさんって、もうゴミ箱なんてあさらなくてもいいの。
お家だってちゃんとあるの。段ボールなんてもういらないの。
ギコ君としぃとでベビをたくさん作って、イパーイダッコしてあげて、
ここで静かに暮らすんだから………
―――――――――――――――――――――――――――――――――

「………………………………」
うすら笑いを浮かべながら、ぶつぶつ何かを呟き続ける母親に、ちびは何事か囁いている。
まだ呆けている母親に彼女は冷たい笑みを浮かべながら囁き続けている。
「…ベ……………ナイノ。……ニモ………イノヨ。」

徐々に声を大きくしていき、母親に話し掛けるちび。半角喋り、半角交じりの喋り、
そして一発彼女を平手打ちし、全角喋りで母親に告知を始めた。
「ベビはもう産めないの。代理母に産んでもらうことも出来ないのよ」

238 名前:耳もぎ名無しさん 投稿日: 2004/11/29(月) 21:22 [ 9ZxhbguU ]
「ハニャアアアアアアアアアアアアアアアアアア?!?!?!?!?!?!?!?!?」
こめかみに血管を浮かべ、目を剥いて叫んでいる母親に、さらに一発平手打ちを食らわしたちびは、続けて彼女に話し掛ける。
「落ち着いた?(笑)あんたが妊娠したときに、既に頼んでいたのよ。卵巣と子宮を取ってくれって。だって、研修のときに貰ったお金の半分あんたに渡していたのに、
全額一日で使っちゃうし。それにちびが街の中で馬鹿にされてても、何にもしないで遠くのほうで弱々しく笑ってただけじゃない。
こんな親じゃもし妹や弟が生まれても彼らが苦しむだけだって思ったの。もう、ちびみたいなつらい目にあう子があなたから産まれちゃいけないって思ったの。
だからねレモナ先生に、子宮と卵巣全部取ってくれって頼んだの。」

「モウ ギコクント コウビシテモ ベビチャン ウマレナイノ?」
目は泳ぎ、呼吸を荒げ、明らかに動揺している母親にモララーが冗談を混ぜながら答えた。
「ああ、あの一発が命取り… なんてね。
ハイ、生まれません。っていうか、あなたの遺伝子を受け継いだ存在が、
あなたが『キケイ』と散々罵倒していたちびちゃん以外もういません。
交尾でお金を稼ぎたいってあなたが言ってたと、警察の方から聞いたんですが。
交尾でお金を稼ぐには、避妊手術が必要だって聞きませんでしたか?
お嬢さん、今回の子宮と卵巣の摘出手術のチャンスも狙ってたんじゃないかな…
どうなの?ちびちゃん。」

見透かしたようなモララーの問いに、ちびは頭を掻きながら舌を出している。
どうやら図星であったらしい。
「警察GJ!って感じですかね。もちろん、通報者さんもGJです。
それにコウビコウビってギコさんに迫って逃げられてる母を見るの、見苦しかったし。
それに、ベビが産まれちゃったら、ちび、マターリできないもん。」

彼はニヤニヤしながら、ある一枚の写真を示し、母親に写真の中のメンバーの
一人からの伝言を伝えた。
「ですって。それと、この写真に写っている奴らの中の一人から伝言を頼まれてたんだ。しぃちゃんにお礼を言っておいてくれって。
母乳とってもおいしかったって。記念写真をとったので見てくれって」

モララーに子供は二度と産めない、おまけに、ボランティアの青年が
子供にあげていたはずの母乳を飲んでいたという事を聞かされ、写真を見せられた母親は
信じられないといった表情で絶叫した。

「エ? コノ キモヲタドモガ ノンデルノッテ シィチャンノ ボニュウ? ベ、ベビチャンガ ノンデルト オモッテタノニ… 
アニャ… モウ シィチャン ギコクント コウビシテモ ベビチャン ウメナイ…
ハニャアあアアあアアアア亞ああアアアアソウgtpアz0イオp」

239 名前:耳もぎ名無しさん 投稿日: 2004/11/29(月) 21:23 [ 9ZxhbguU ]
ちび、母親の様子を見せないように彼女を抱き寄せているレモナ、
肩をすくめて皮肉な笑みを浮かべているモララーの傍らで、叫び声を上げた後の母親が、うつろな目つきを浮かべ、
口からはよだれを垂れ流し、へらへらと笑いながら、妄想の中にある自分の世界を語り出す。

「タクサンノ オハナガ ココニハ サイテイルノ。 ココハ シィチャンノ ラクエン。
ギコクン シィチャント イッショニ マターリ シヨウネ。 サァ ベビチャン オパーイ アゲルカラネ。
オウタモ タクサン ウタッテ アゲルカラ…
こコにハ ギャくサツちゅウハ イナいカラ アンしnシテ まターリ でキルね
アハハハハ・・・・・」

とうとう旅立ってしまったようだ。
亡くなったベビも作りなおすことが出来、やさしいギコがいる。
お花が沢山咲き乱れ、虐殺されることも無い。
自分だけがマターリできる脳内の楽園へ… 妄想(ゆめ)の世界へ…

レモナに礼を言い、彼女から少し離れて母親の姿を見ていたちびは呟く。
「最後まで、私に向き合ってくれなかったな…」
彼女の目から一粒、涙がこぼれた。

240 名前:61・あれから… 投稿日: 2004/11/29(月) 21:24 [ 9ZxhbguU ]
母親が壊れてから2~3年後の話。

ここは、▽★山にある、リハビリセンター兼教育施設。ちびは、そこの副所長を務めている。ここは、でぃのリハビリ・社会復帰を手助けしていると共に、
育児放棄等の理由により保護されたベビしぃを育て、教育し、世の中に出している。
ある種の能力が突出している者、アフォしぃに対する憎しみが強い者に対しては、
特別に教育を行い、擬古田薬品でちびの『後任』としてがんばってもらっているそうだ。
ここの施設は、擬古田薬品と提携しているため、ちび達リハビリセンター職員と研究所職員とは、交流があるようで、職員同士でメールのやり取りなども行われている様子である。

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宛先:gikota-yakuhin lab @ slauterhouse.com
CC: D-and-Baby Rehabilitation Center @ rihacen.org:ちび
件名 近況報告

皆さん、その後いかがお過ごしでしょうか。私はリハビリセンターでなんとかやっています。でぃちゃんたちの中では、(元でぃちゃんといったほうがいいんでしょうか)
アフォしぃに対する憎しみが強い人たちもいますが、やさしい人たちもいます。
出来ればやさしい人たちには、リハビリセンターで看護師さんの仕事をして欲しいなと思う今日この頃です。
現在は、看護師さん達の助手という形で彼女達に働いてもらっていますが、できれば、看護学校も作って欲しいと思ったりしています。
ご検討を御願いいたします。

ベビちゃん達は、全角の喋り方を教えると、スポンジが水を吸うように吸収し、
簡単に喋れます。正直、羨ましいです。ちびは、街中を歩いている人たちの言葉を聞いて
全角喋りを覚えたので…。ベビちゃんから、ちびちゃんになるときにおしゃべりが達者な子達がいます。彼女達をピックアップしてセールストーク(精神的な追い込み方を含む)を教えています。

精神科医のツー島先生と、ヒキ神先生(何科を専門としている先生なのでしょうか?寡黙な方なのでちびにはわかりません)には感謝の言葉がいくつあっても足りません。
ツー島先生には、フラッシュバックの起こし方教室とかで、ヒキ神先生にはでぃちゃんたちのリハビリの方で、お力を尽くしていただいています。

母も、こちらでがんばってます。教材として。
ツー島先生の教室(アフォしぃに対するセールストーク、フラッシュバックの起こし方)
で、ちびちゃん達相手にがんばっているようです。
(っていうか、ツー島先生に何度も人工的にフラッシュバックを起こされ、
えらいことになっているようですけど。ツー島先生によると「最近反応が鈍ってきた」
そうなので、そろそろ潮時かなて思っています。)

テレビやネットで、擬古田薬品のお薬のCMを良く見るようになりました。
『大人気』とかいってるところを見ると、よく売れてるようでよかったです。
ちびも体に気をつけてがんばりますので、皆さんもお体ご自愛ください。

241 名前:耳もぎ名無しさん 投稿日: 2004/11/29(月) 21:25 [ 9ZxhbguU ]
政府と、擬古田薬品のプロジェクト後も、擬古田薬品では、動物実験の被験体として
アフォしぃ(成体とちびしぃ)、ちびギコらを集めていた。
普通、薬品会社・化粧品会社の動物実験というと、動物愛護の観点から厄介なことになるケースが多いわけだが、
アフォしぃ、ちびギコを被験体として使っている擬古田薬品にはなぜか愛護団体は何も言ってこなかった。
アフォしぃ達の個体数が減るため、治安が良くなるといった点や、ちび達の教育機関から育っていったしぃ達が社会的に多大に貢献しているといったメリットが生じているためであろう。

阿武沢警察と擬古田薬品の連携も評価され、他の地域が彼らの取り組みを参考に
しぃやちびギコ達の対策をとり始めたのは、これからしばらくたってからのことである。もちろん、パイオニアである擬古田薬品は大もうけしたことは言うまでも無い。

糸冬