関税がかかるのはどんなとき?

Last-modified: 2021-09-07 (火) 23:42:20

関税の取扱について ( 概要 )

 

基本的には、1万円以上の品物を輸入すると 関税 が 課される ことになっています。
1万円以上のものを買っても関税を徴収されない場合もありますが、関税を徴収される場合・されない場合に明確な基準があるわけではないようです。
これまでの傾向から見て、税関の中の人は税関を通る大量の荷物すべてを確認するのではなく、一部だけを抜き打ちで確認しているのでは、と考えられています。
( 頻繁に海外から荷物が届く人のものや、大きい箱はチェックされやすいとか、いろいろな推測がされていますが どれも定かではありません )
少なくとも、EMS の配送状況を検索したときに税付区分のところに「税付」と表示されたときには関税がかかります。

 

とりあえず1万円以上のものを買ったときは「関税はかかって当たり前」ぐらいの気持ちで現金を用意しておきましょう。
もし関税がかからなければ、単純にラッキーだったということです。

 

もし手持ちの現金がなくて配達の際にその場で関税を払えない場合は、一旦荷物を持ち帰ってもらって後日再配達を依頼することもできますのでご安心を。
課税通知書にある配達事業所の日付印翌日から1ヶ月以内に支払えば大丈夫です。

 

玩具(人形)=無税とは限らない!

 

2017年4月~現在、玩具(人形)は無税となっています。
しかし上記で述べたように、明確な基準があるわけではないようで、今も関税を徴収されたという声が多く聞かれます。
税関の中の人が人形以外の品目で判断しているのでは?と言われていますが定かではありません(プラスチック製品 3%、それ以外のもの 5%など)
「関税はかかって当たり前」と思っておきましょう。

 

国際宅配便(民間の配達業者)を利用する場合

 

原則として、必ず関税を納付することになります。

  • 国際郵便(郵政公社)
    一部郵便物を抜き打ち(ピックアップ)して自己申告による計算。
    ピックアップされた郵便物以外はスルーされることもあるので関税が掛からない場合もある。
  • 国際宅配便(民間)
    事前に全荷物の価格等を申告するので、免税範囲を超えていれば全て課税される。
    関税・消費税のほか通関業者の代行手数料8,600円(20万円以下の場合)も請求される。
 

関税の計算

 

課税額の内訳は(関税)+(消費税)+(地方消費税)+(通関代行業務手数料 200円)
関税がいくら掛かるか見当がつかないときは、商品代金×0.11 + 200円 を用意しておけば、だいたいの場合はおつりがくると考えられます。

 

少額輸入貨物(総額20万円以下)の場合

 

参考までに、関税計算の詳細の一例(個人輸入、20万円未満の場合)

 

課税価格  = ( 商品代金 × 0.6 (*1) )
関税    =  課税価格 (千円未満切り捨て) × 関税率 (*2)
消費税   = ( 課税価格 + 関税 (百円未満切り捨て) )×( 7.8 / 100 )
地方消費税 =  消費税 (百円未満切り捨て) × ( 22 / 78 )
通関料   =   200円
-----------------------------------------
郵便屋さんに支払う額(*3) 関税+消費税+地方消費税+通関料

 

(*1) 個人使用を目的として小売値で購入した商品の場合は、
    商品価格の60%が課税対象になります。 (送料と保険料は課税対象外)
(*2) 課税価格が 20万円以下 の少額貨物では簡易税率が適用され(一部例外あり)、
    人形の場合は 無税 、プラスチック製品は 0.03 、その他は 0.05 です。
    20万円を超えると、一般税率が適用されます。
(*3) すべて百円未満を切り捨ててから加算します。
    課税価格が1万円以下の場合、無条件に免税となります。

 
 

その他

 

 必要に応じて以下のページも参照してください。

 

FrontPage >> よくある質問 >> 関税がかかるのはどんなとき?


 

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