ACとTHAC0
ACとはArmor Classの略で、防御値を示します。(低い値ほど良く、通常はAC10)
THAC0とは、To Hit Armor Class 0の略で「AC0の敵に命中させる」値を示します。
D&Dでは、命中判定はTHAC0と20面ダイスを用います。
THAC0-AC≦d20
なら命中です。
例えば3レベルのファイターのTHAC0は18です。彼がAC5のゴブリンに攻撃した場合、命中値は18-5=13です。
20面ダイスを振り、13以上の数値が出れば攻撃が当たり、ダメージを与えられる、ということです。
基本THAC0はクラスによって決まり、それに能力値、武器、魔法などによる修正値が加わります。
レベル1のキャラのTHAC0は20で、以降、下の表に従いレベルが上がるごとに基本THAC0は下がっていきます。
クラス | 上昇する値/レベル |
ウォーリアー | 1/1 |
プリースト | 2/3 |
ローグ | 1/2 |
ウィザード | 1/3 |
基本THAC0はウォーリアー、プリースト、ローグ、ウィザードでそれぞれ0,6,10,13まで下がる。
(防具により基本THAC0を下げることは可能)
攻撃回数
- 近接武器…1回
- 遠距離武器
- クロスボウ、スリング…1回
- ボウ…2回
- ダーツ…3回
- ウォーリアーの攻撃回数ボーナス
ウォーリアー系のクラスは7,13レベルでそれぞれ攻撃回数が1/2回ずつ上昇する。
ノンスキル(武器熟練度が0)の場合、このボーナスは受けられない。
クロスボウ、スリング、ボウは例外で、ノンスキルでもボーナスが適用される(バグ?)。
- 攻撃回数の上限
最大攻撃回数の上限は1ラウンドにつき5回まで。
ファイター/シーフ(ユーズ・エニィ・アイテム)がスカーレット・ニンジャ-トウ+3、ベルム+2の二刀流にしても残念ながら5回以上にはならないのだ。
(通常攻撃回数1回+ウォーリアー追加攻撃回数1(=1/2+1/2)回+シミタースペシャリゼーション1/2回+スカーレット1回+ベルム1回+二刀流1回+ガントレット1/2回で計6回になって欲しいのだが。)
それ以上上げたい場合はヘイスト(+1回)、インプルーブドヘイスト(2倍)に頼るしかない。
- ヘイストとワールウィンドの併用
併用しても意味ない。1ラウンドあたり10回まで。それ以上にはならない。
- 追加攻撃を行う武器を用いたワールウィンド
スカーレット・ニンジャ-トウ+3やベルム+2などの追加攻撃能力を持った武器でワールウィンドを行うとなぜか10回攻撃にならず、攻撃回数は減少する。
- 二刀流でのワールウィンド
右右右右左、右右右右左の順で武器を振るらしい。
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