チュートリアル/植物の配置

Last-modified: 2014-12-17 (水) 15:08:34

植物ツールの使用方法

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概要

このチュートリアルは[Vegetation(植物)]カテゴリと[Vegetation]オブジェクトの基本設定、
また、地表にそれらの配置・修正方法を述べる。

Vegetation Setup

[RollupBar]→[Terrain]→[Vegetation] ボタンをクリックする 

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  1. 植物カテゴリを追加する
    [Add Vegetation Category]ボタンをクリックし、適当な名前を記入し、[OK]ボタンをクリックする。
    vege02.jpg vege03.png
    [Forest]の名前をクリック・選択する。
    左の口(チェックボックス)は使用状態を表している。[Paint Object]を使うとき、オブジェクト・カテゴリを使用可能にすることができる。
    現時点では、オブジェクトが追加されていないため、チェックが外れている。
    また、▼はオブジェクトを展開したり、隠したりする。

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  1. 植物オブジェクトを追加する
    [Add Vegetation Object]ボタンをクリックする。
    vege05.jpg
    ファイルリストが現れ、[Game]→[objects]→[natural]→[trees]→[palm_tree]の順にフォルダを開く。
    vege06.jpg
    vege07.jpg
    vege08.jpg
    vege09.jpg
    vege10.jpg
    ここでは例として[palm_tree_large_e_con.cgf]ファイルを選択する。
    選択すると[Preview]欄に選択したファイルの情報が見られる。[Open]のボタンをクリック、または、ファイルをダブルクリックする。
    vege11.jpg
    [Forest]カテゴリに[palm_tree_large_e_con]オブジェクトが追加された。
    vege12.jpg
    [palm_tree_large_e_con]オブジェクトを選択すると、ウィンドウの下にオブジェクトに関する詳細設定欄が現れる。
    (詳細設定については、後ほど解説します)
    vege13.jpg
  2. 植物オブジェクトを配置する
    [Object List]→[palm_tree_large_e_con]オブジェクトを選択し、[Shift]キーを押しながら、
    地表に左マウスをクリックすると、マウスの位置に選択したオブジェクトが地表に現れる。
    植物オブジェクトが選択されると、植物オブジェクトの周りにある緑色と青色の円で囲まれる
    (画像では植物オブジェクトが白くなっていますが、問題はありません)。

また、植物オブジェクトを削除したい場合はそのオブジェクトを選択し、デリートキーを押す。
vege14.jpg
オブジェクトを選択しながら、[Alt]キー+左マウスクリックし、マウスを移動させると、植物オブジェクトのサイズを変更できる。
[Ctrl]+[Alt]キーを押しながら、マウスでオブジェクトを左クリックし、マウスを移動させると、植物オブジェクトを回転することができる。

[Paint Object]ツールで地表に描く

  1. [Objects]リストの[palm_tree_large_e_con]を選択し、[Paint Object]ボタンをクリックする。
    [Brush Radius(ブラシ半径)]スライダーを右に移動させ、適当なサイズを決めてください。
    また、[palm_tree_large_e_con]の後ろにある(5)という数字は、表示されているそのオブジェクトの数を表しています。
    vege16.jpg
  2. マウスを地表にポイントすると、緑色の円ブラシが現れる。地表にクリックすると、何本か植物が配置される。
    vege17.jpg

植物オブジェクトの設定を調整する

[Objects]リスト欄で[palm_tree_large_e_con]を選択すると、下にオブジェクト設定の項目が現れる。
いくつか設定を調整しながら、ブラシの変化を見てみましょう。
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サイズとサイズの変化量

 [Size]は一律に植物オブジェクトの大きさを変更できる。[1]は[100%]、[1.5]は[150%]を表す。

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[SizeVar]を[x]に設定すると、作られる植物オブジェクトのサイズは[[Size]-[±x]]の範囲で出力される。
ここでは、[SizeVar]=0.5に設定したため、0.5≦[Size]≦1.5の間でサイズが変化する。

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ランダム回転

[RandomRotation]を設定することによって、植物オブジェクトがもっと自然な物に見える。
この機能は[Paint Object]ツールを使う時に有効である。

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曲げ

[Bending]は植物オブジェクトの曲げ変形をコントロールしている。[Bending]値の範囲は[0.0]~[1.0]で、
[0.0]は[Bending]の影響がなく、[1.0]は最大影響を受けることを表している。
この値はグローバルにすべての植物オブジェクトに効く。
画像で表すのは難しいので、実際にその値をいじりながら、葉っぱの動きと〔木の〕幹の曲げに観察してください。
植物オブジェクトの周りに[WindArea(風の領域)]を加える。
[RollupBar]→[Objects]→[Entity]→[Physics]→[WindArea(風の領域)]。
[WindArea]→[Speed]の値[0]と[1000]に設定し、植物オブジェクトの曲げ影響を比較する。

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Brightness(明るさ)

[Brightness]の値を調整すると、(そのグループ)植物オブジェクトの明るさを統一できる。
[Brighness]の設定範囲は[0]~[1]。[0]に設定すると、オブジェクトが暗くなり、[Brightness]の初期設定は[1]となっている。

Align To Terrain(地形に並べる)

[AlignToTerrain=True]の場合、植物オブジェクトが地形の垂線に並べる。

vege26.jpg
AlignToTerrain=False
vege27.jpg
AlignToTerrain=True

Use Terrain Color(地表の色を使う)

この設定は草に地表色を混色する。この設定を他のオブジェクトにも使用できるが、最も効果があるのは草である。
他のオブジェクトにも使ってみてください。

Density(密度)

[Density]の設定範囲は[0]~[100]。この値は各植物オブジェクトの間の距離を表す。
[Palm_tree_large_e_con]の密度を[10]に設定し、[Paint Objects]ツールを使って、地表に配置してみてください。

CastShadow(影を落とす)

太陽光からの光を遮蔽してできる影を生成します。「太陽光から」と述べたとおり、月が光源の夜の状態では影が付きません。

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植物ブラシの初期設定を作成する

このチュートリアルの最終に、植物カテゴリに[AlignToTerrain]セッションと草オブジェクトの[UseTerrainColor]を追加する。
[palm_tree_large_e_con]と同じく、以下の2種類の植物オブジェクトを追加し、赤色□と同じく設定を行ってください。

※[palm_tree_large_e_con]は[RandomRotation]と[AlignToTerrain]、[UseTerrainColor]をTrueにし、

[Density]=5、[SpriteDistRatio]=10に設定してある。
  1. Objects/natural/ground_plants/grass/bigpatch_medium.cgf
    vege28.jpg
  2. Objects/natural/brushes/cliffbush/cliff_brush_green_mini.cgf
    vege29.jpg
    植物オブジェクトの配置は以下のようになる。
    vege31.jpg
    ゲームモードに[Ctrl+G]キーで切り替え、配置した植物オブジェクトを確認してみると良いでしょう。

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