よくある質問

購入を迷っている・初めての人向けのページです。
ネタバレを含む、ゲームの疑問点などは考察にまとめてあります。

このゲーム面白い？

外面だけを見たら「でかい武器持った美少女たちによるバトル物」とでも思われそうだが、本作は恋愛要素すらあんまりないギャルゲーの皮をかぶったサイコサスペンスホラー。
グロ要素や残酷描写が前面に出た作品とも勘違いされがちだが、そう言うわけでもない。

過去作に当たる『CHAOS;HEAD NOAH』からは基本的に世界観と設定を引き継いでいるだけで、作品の質も毛色も大きく異なる。
同じ科学ADVの『STEINS;GATE』や『ROBOTICS;NOTES』とは「何かを抱えた主人公と、それを取り巻く魅力とクセのある仲間たちによる群像劇」である事や、序盤は仲間内で和気あいあいとしているが次第に状況が変わり、取り返しのつかない事態に陥り解決に向かって奔走すると言った共通点はあれど、やはり似て非なるもの。

ただ、これらの作品に魅力を感じた人なら大いにハマると思います。
カオヘは受け付けなかったと言う人も、他の科学アドベンチャーが好きならお勧め出来る。
特にシュタゲを好む人ほど、刺さる可能性は極めて高い。

科学ADVの主人公はそれぞれ大変クセが強く「生理的に受け付けず序盤で投げた」「主人公がムカつくので感情移入出来ない」と言った声もあるが、本作の主人公もコミュ障で気弱と若干のクセはあれど、彼らと比べるとダントツの常識人。
仲間思いで行動力も高い。
多くの人が一度は彼のような思いを抱いた時期があったであろうごく普通の少年像と言える。

こんな所を読んで探る程度に興味があるなら、下手なネタバレを喰らう前に是非プレイするべし。
きっと後悔はしない。

『CHAOS;CHILD 404 not found』体験版をやってみよう。
オートでボイスを全て聴いて最後までプレイすると7時間ぐらいのボリューム。冒頭からグロいので注意。
XboxOne　PS4

生産が終了したハードでの体験版配信は終了している。
PS3　PSVita

PC版がSteamでも販売されているが、こちらでは定期的にセールを行っており、半額以下の1000円台で買える事もある。PC環境がある方はこちらもオススメ。

ボリュームはどのぐらい？

「科学ADVシリーズ史上最長のシナリオ」
同シリーズの「STEINS;GATE」のテキストファイルが2MBなのに対し、本作は3MBで1.5倍程のボリューム。
ボイスを聴きながら進めると平均50時間程かかるが、起伏に富んだシナリオで中だるみも無く楽しめるという声が多い。

過去作のCHAOS;HEAD NOAHは先にプレイしておいた方がいい？

CHAOS;CHILDはCHAOS;HEADの続編ではあるが、同じ世界観を持つ独立した物語。
「過去作の6年後」と言う舞台設定で「過去作で起きた出来事」が関わってくると言った程度。
もちろん作中で説明はあるため、過去作を知らないとシナリオが理解出来ないと言った事は全くない。
主要キャラクターは一新されており、過去作の登場人物はほぼ登場しないと思って良い。
メインシナリオライターも変わっているので、プレイしていないと困る事はなく、今作だけで充分楽しめるし完結する。
ただし、今作はCHAOS;HEAD NOAHのSF的考証を前提としているので、ギガロマニアックスやディソードといったファンタジー要素が唐突に感じられるかもしれない（と言っても過去作でもそれはあまり変わらない）
作中の用語や、細かい設定・小ネタがどうしても気になる人は先にプレイしておくと良い。
逆を言えば、前作を一切知らない方が色々考える余地が増えて楽しめる上に、今作のプレイ後だからこそ前作に強い興味を覚えると言う声もある。
また、『CHAOS;HEAD NOAH』の方が本作よりもグロ描写がマイルド(どんぐりの背比べではあるが)なので、作風が合うか合わないか確認してみるのも良いかもしれない。

CHAOS;HEADから遊びたい人は

『CHAOS;HEAD』(PC版)*よりも、追加要素のある『CHAOS;HEAD NOAH』がオススメ。
ファンディスクである『CHAOS;HEAD らぶChu☆Chu!』はふざけたタイトルだがちゃんとした後日談で続編となっている。キャラが好きになったらこちらも。
機種はオススメ順に、Xbox360版＝PSVita版＞PS3版＝PSP版＝iOS版＝Android版。
このうち、Xbox360/Vita版が表現規制ナシのオリジナルバージョンでCERO:Zの18禁、他の4つは表現規制アリのCERO:Dの17歳以上推奨(Androidは18禁)となっている。
Xbox360版はスキップ機能にやや難アリ、Vita版は時折処理落ちが起こるが、表現規制なしはこの2バージョンしかないのでこのどちらかを強く推奨する。
また、PSVita版は『CHAOS;HEAD DUAL』というパッケージに本編とファンディスクの2作品が入っているため、ややお得。
とりあえず、PCの体験版かAndroid版で1章が丸々プレイできるのでやってみるといいかも。
PC版『CHAOS;HEAD』WEB体験版Ver.2

ちなみにアニメ版CHAOS;HEADは、大きなイベントがいくつかカットされている。
同じ科学ADVシリーズの『STEINS;GATE』と『ROBOTICS;NOTES』も同じ世界観の作品。
作風は『CHAOS』2作とは違うためあまり参考にはならないが、本作で出てくる小ネタの出自元でもあるのでプレイしておいて損はない。

*2019年現在、古い作品であるCHAOS;HEADのPC版は製品版ですら旧OSであるWIN7までの対応。WIN10でも起動はするが動作は中々不安定（音声が止まる、画面が表示されない現象が頻発する、など）。また、製品サポートも終了済みでシリアルコードでのユーザー登録も出来なくなっている。実質的にプレイ出来る保証はないと思って良い。

機種による違いは？

ストーリーに関してはどの機種でも同じ内容。

• iOS　性的表現に規制がかかっている。3箇所のCGがシルエットになっており、1箇所アングルの変更がある。
• XboxOne　BGM「DI-SWORD OF SADNESS」がサントラに収録されている物とは違ったバージョン
• PS4　電話の音声をコントローラのスピーカーから流すことができる
• PSVita　タッチ操作に対応している
• 解像度が XboxOne/PS4/PC版 1920×1080、PS3版 1280×720、PSVita版 960×544 となっている。
• XboxOne版,PS4版,PC版は場面に応じてキャラクターの立ち絵への光源処理が施されている。

Xbox One＆PS4&PC（画像はPS4版）	PS3＆PSVita（画像はVita版）

とりあえずアニメ見てからやっても平気？

『CHAOS;CHILD』と言う作品の良さを余す事なく味わいたいのであれば、アニメより先にゲーム本編を全ルートプレイしてから視聴する事を強くお勧めします。

ゲームより後発であるアニメは1～12話＋劇場版13～14話で完結。
上述されている通り、本作はかなりのボリューム。
1クールそこらの短い尺で描き切るのはかなり無理がある。

アニメの進行は以下の通り。

• 0話：前作『CHAOS;HEAD』のアニメダイジェスト*1
• 1～12話：ゲーム一周目の固定ルートのENDまで
• 13～14話：その後のTRUEの結末まで*2
   

とにかく駆け足で進む。前半は特に顕著。
削られた伏線やエピソード、心理描写や物事の経過が抜け落ちていたり、明かされていない背景も多い。
そのため、初見では何がどうなっているのかわからないどころか、理解出来ないであろうまま進む箇所もある。
しかし、物語の本筋を追うストーリー展開のため、否が応にも本作における重大な部分や肝となる箇所は描かれており、大事な部分は全てアニメ内で全回収されている。
中にはゲームと異なる展開だったり、表現や見せ方の変化もあるのでそれらは見所とも言えるが、無理矢理詰め込んだような描写も目立つ。

原作であるゲームを隅々までプレイし、理解を深めてからアニメと見比べるのが良いでしょう。
出来が良い上に回を重ねると変化してゆくOPなども見所。

*1：前作のネタバレは若干あれど、見たところで本編のほとんどが理解出来ないであろう内容。あくまでも過去作中の事件や設定をおさらいするだけ。前作をまったく知らないなら見ておいても良いし、見なくても平気
*2：劇場版『CHAOS;CHILD SILENT SKY』の事。劇場公開の後に前後編（#13、#14）に分けて放送された

らぶChu☆Chu!!って何？続編？

─そして。
僕は、このくそったれなゲームを…リタイアします♥

らぶChu☆Chu!!（以下LCC）はその名称の通り、シリアスな本編とは打って変わって、一部(序章/終章)を除き全編通してギャルゲー的な展開。
CHAOS;CHILDのファンディスクと言える作品。
前作『CHAOS;HEAD』のLCCは原作ストーリー後の話であり正当な続編と言う形になっているが、CHAOS;CHILDのLCCも本編(True)終了後に起きた出来事を語っている正当な続編にあたる作品であり、主要登場人物全員が「誰かに見せられた夢」という扱いで作中の現実時間は2016年のまま、2015年の本編の設定崩壊が改変された渋谷を舞台に「特定のキャラに特化した夢を見る」内容となっている。
何故夢なのかはTrue後の登場人物2名の状況を考えればわかるはず。
本編の重大な部分をネタにした箇所があるので、本作をプレイしてからキャラが気に入ったらやってみると良い。
と言うか、きっと原作をやればほとんどのキャラに何かしらの想いを抱くだろうから、カオチャにハマったら自然と手に取っているであろう作品。

本編の正当な続編や補完作品を望むなら小説で二冊ほど出ているので、関連作品にも紹介されている「とある情弱の記録」「Children's Revive」をどうぞ。

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