出口調査って?
選挙の際、投票所の出口で有権者から投票の態度をきき、候補者の当落、得票率などを判断するための調査。新聞、テレビなどの報道機関が速報あるいはその参考のために実施することがあり、アメリカの選挙では当落判定の重要データになっている。日本では、1996年10月の衆院総選挙や98年7月の参院選で、十数万人規模の出口調査結果を報道するところもでたが、当落判定に全面的に用いるところまでにはいたっていない。
メリット
当選情報が速く分かる
→実例として前回2003年の衆議院選挙では、放送開始直後の午後8時0分23秒にTBSが自民党・安倍晋三氏の当確を報じ、続いてNHKが同1分12秒に安倍氏、日本TVが同1分42秒に自民党・堀内光雄氏の当確を報じている(スポーツニッポン11月10日号より)。
デメリット
不在者投票や期日前投票を行う人が増えたことによる数字の誤差の指摘
→実例として、90年総選挙で22件、93年には19件もの当確ミスが起きた。万歳三唱で乾杯のあとに落選を知らされた候補者の悲惨な姿を画面で見た人も多いだろう。
歴史
89年参院選でNHKが導入したのが始まりといわれている。それを民放が追随し独自の予測を出すようになった。