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基本情報
スキル
専用装備
セリフ
重傷イラスト
スキン
性能
総評
火力にやや難のある榴弾スキル持ちAR
- M4 SOPMOD IIと同様に12倍火力の高性能な殺傷榴弾スキルを持つAR。火力と命中があちらに比べて若干低く、実戦のDPSではやや劣ってしまっているのが現状。
とはいえ、後述の陣形効果などにより他の戦術人形との差別化はできる。
スキル
- 半径1.5ヤード以内の敵に12倍のダメージを与える榴弾。
上位レアの416(15倍)の下位互換、同レアリティのM4 SOPMOD IIと全く同じスキル。
上記2体に比べればダメージは劣るものの、榴弾スキルは発動中でも通常攻撃のできる特性を持つゆえに雑魚戦で特に活躍できるだろう。
開幕CTの関係により8秒以内で終了する戦闘には向かない。
陣形効果/編成
- 斜め前方1マスSMGの火力と回避を上げる陣形。この点でM4 SOPMOD IIと差別化できる。
SR-3MP等のサブタンク・火力型SMGとの相性が良い。
- 火力と回避を上げる陣形バフが扱いやすく、回避もSOPIIの12%と比べ15%とやや高め。
テンキー4番に配置する場合サブタンクの火力アップ、1番配置でメインタンクの回避アップに活用できる。
4番配置だとメインタンクにバフが掛からないのが難点だが、サブタンクを強化するのなら、いっそ割り切ってHGをメインタンクに据える編成でもいいだろう。
おすすめ装備
- プロセッサ、高速弾は確定。
- 榴弾スキルに必要な火力を底上げするならホロサイトが必要。
- 射速減を嫌うならオプティカルサイトでも可。
- 夜戦時はPEQ一択。
キャラについて、小ネタ
自分が温厚な正確だと思わない方がいい、なぜならこの子が怒りの限界を教えてくれるからである。
他人の気に障ることをよく口にするが、決して悪意があるわけではなく、単に言いたいことを言っているだけである。
チェスが得意らしく、例え展開をシュミレーションできる人形が相手であっても、彼女の相手にはならないらしい。
指揮官をいじめるのが大好きだが、彼女からの愛情表現だと思って許してあげてほしい。
- 二次創作ではしばしばサバを持った姿で描かれているが、これはFPSゲーム「Alliance of Valiant Arms」にてサバ模様の当銃が実装されたことが元ネタだと思われる。
- 会話やスキル発動時の台詞からチェスを好んでいることがうかがえる。
- 言いたいことははっきり言うタイプ。他人を煽るような発言が出る事が多いが、本人に悪意があるわけではない。
元ネタ
簡単な説明
- XM8はH&K社が開発を進めていた、アメリカ陸軍の次期制式アサルトライフルになれなかった銃である。
- アメリカ軍が1990年代に構想した、小銃、榴弾発射機、火器管制コンピュータ等を1つにまとめて、何でも出来る銃を作ろう!というOICW計画*1が難航したため
取り敢えず小銃と榴弾発射機は別々に開発して、後から合体させようという方針に転換した事で生まれた小銃がこのXM8である。ちなみに榴弾発射機のほうはXM25となった。
詳しい説明
- 内部はG36をベースとした堅実な造りで、プラスチックを多用している点も同じだが、まるでSF映画に登場するような外見をしている。これが後の悲劇の一要因とする説もある
主な特徴としてストック、銃身、フレーム等がモジュール構造になっており、数本のピンを抜くだけでそれらを交換できる為
短銃身モデルや長銃身スナイパーモデル、分隊支援火器にまですることが出来るという事が挙げられる。
- テスト結果では優秀な成績を残し、アメリカ陸軍からも大きく広報が行われる程であった。
しかしながら、結果としてXM8が正式採用される事は無かった。
- 以下はその要因とされるものだが、諸説あるので片端から挙げることとする。
- コルト社のロビー活動
それまで正式採用の座にあったコルト社がH&K社にそれを譲るまいと各所にロビー活動を行ったという説。
- 兵士の拒絶
その特徴的な外見からこれまでの銃器とのギャップを感じた兵士が、XM8の仕様を拒否したと言う説。ベトナム戦争の時も同じこと言ってたような。
しかし本銃が発表された時には既にF2000やP90が存在しており、それらよりは比較的見慣れた銃の形はしている。
- 兵士への訓練の必要
操作系がH&K社のライフルに準じているため、それまでM16系列の操作に習熟してきた兵士たちが慣れるよう訓練が必要だとされた。
また、ボルトと銃身を掃除すれば良かったM16系統と違い、XM8ではガスピストンの整備なども必要となる。
これに要する費用や時間を受け入れられなかったとする説。
- そもそも無茶な要求し過ぎ
短銃身モデルはまだしも、機関部がG36アサルトライフルベースであるのに狙撃もしたい、分隊支援火器として機関銃みたいにも使いたいとは無茶な話である。
それ以外にも、操作性をそれまでのM4A1に近いものにしようと無理な変更を加えていた部分もあるようだ。
- 実はM4も悪くない
XM8の採用検討に際して行われていたテストで、M4A1は給弾不良の頻度が高めであったり、成績がバラつきやすいことが注目された。
さすがにおかしいと調査した結果、原因は銃自体では無くマガジンによる問題であった。このテストを受けて新たなマガジンの調達と改修が行われている。
当然ながら銃を丸ごと交換するよりは、マガジンの補充の方が安上がりだというのもあっただろう。
- というか採用にノリノリだったのは、米陸軍の兵器研究を行うピカティニー・アーセナル*2だけ
当時のアメリカ国防長官が現場視察に来た時、前線の米軍兵士が「XM8の配備はいつになるのか?」という質問をした際に、国防長官はその事について全く知らなかったという。
どうやら、ピカティニー・アーセナルが先走って大々的に広報していただけという面もあるようだ。
- 採用が見送られた後もPMCが使用していたり、マレーシア海軍の特殊部隊で採用されていたりと銃自体のポテンシャルは決して悪いものでは無かった筈だが
様々な要因から活躍出来なかった悲劇の銃と言える。
- ちなみに後になって分かったことだが、ベースとなったG36のプラスチック(おそらく同じ素材)に起因する問題もきっちり受け継いでおり
熱や紫外線によるプラスチックの劣化、連続射撃すると熱でフレームが変形して命中率が低下する問題が見つかっている。
XM25について
- XM8と血を分けた姉妹と言える存在がXM25である。これは上記の通りXM29の榴弾発射器と火器管制装置の部分を個別に開発した物で、外見は「馬鹿デカい照準器を載せたブルパップ・箱型弾倉給弾方式のスタンドアローン(単体)型グレネードランチャー」というXM8以上に浪漫溢れる代物である。
- M16/M4のM203やG36/HK416のAG36等のアンダーマウント式ランチャーで一般的な40mm弾に比べると小口径で加害範囲も6mと劣る専用規格の25×40mmグレネード弾を取り扱うが、その真髄は直線的な弾道と曳火攻撃能力にある。これは「XM104 多機能FCS*3からの測距データを基に設定した起爆位置を薬室内に装填されている榴弾の信管に直接インプット、発射後は弾丸が自らの回転数で飛距離を測定して設定された通りの距離で炸裂する」というもの。
味方の動きや攻撃方法に制約が課される市街地戦などを幾度も経験してきたアメリカ軍の殺意が最新技術で具現化されたといっても過言ではない
さらに起爆設定も
「着発(通常のグレランとしての運用)」
「遅延(目標の貫通後に炸裂)」
「測距した距離(目標の真上)or近距離(目の前)で炸裂」
「測距以上の遠距離(窓の内側・遮蔽物裏)で炸裂」
と豊富で1m単位での詳細な設定も可能であった。
- 実戦テストで一部の部隊に配備された際には
「テスト中に遭遇した9回の交戦で一人の死傷者も発生しなかった」
「普通なら15~20分かかるはずの戦闘が数分で終わった」
「XM25の射撃が始まると敵が戦意を喪失し、銃を捨てて逃げ出した」
というエアバースト攻撃の効果の高さを示す意見が多く、現場の兵士からは「パニッシャー」や「ゲームチェンジャー」と呼ばれ「実戦テスト終了後の回収時に返納したがらなかった兵士も居た」という話もある。
現場の兵士に高い評価を受けていたという面でもXM8とは対照的である。
- と、ここまでは順風満帆に見えたのだが、2013年に二重装填による暴発事故を起こしたことで実戦テストの中止が決まり翌年に計上予定だった1,400挺分の調達予算がカットされてしまう。そして3,300万ドルを投じてもなお改善の兆しが見られないことから議会のみならず軍からも問題視され、果てには改善計画の遅延を巡る主な開発元のオービタルATKと共同開発メーカーのH&K社による訴訟沙汰*4がとどめを刺す形となり、2017年にはメーカーと軍の契約が解消、翌年には計画終了(開発中止)が宣言されてしまった。
- 実のところ現場からも肯定的な意見ばかりではなく、アフガニスタンの厳しい地形で活動するにあたって主武装に適さないという理由で「携行拒否」される事案もあったとされている。
というのもXM25は空虚重量で6.3kg、戦闘時には定数分の予備マガジン(6発×6個)を携行するのでそれを加えると約16kg、さらにそれ以外の装備(セカンダリーのM4等)も加えると余裕で23kg*5とお世辞にも携行しやすい武器ではなく、さらに比較対象はXM25よりもある程度臨機応変に立ち回れる機関銃のM240やM249だったというのも良くなかった。
また致命的な問題ではないが「バッテリーの駆動時間改善」や「射程距離の延伸」と言った不満点も多少ながらあったとされている。
榴弾スキルの威力が低いのはXM25を使っているから…なのかもしれない
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