【シノノメ】

Last-modified: 2021-01-04 (月) 17:53:06

概要

【天地雷鳴士】職業クエスト【天地雷鳴士の式】に登場するNPCの一人。
 
天地雷鳴士・陽衆の先代頭領にして、現頭領【アサヒ】の父。種族は娘と同じく【エルフ】
陰衆の先代頭領【オウマ】?とは子供のころからの親友同士で、お互いが遠い昔に分派した陽衆と陰衆の頭領家であることは成人してから判明した模様。
長く因縁の続く陽衆と陰衆の垣根をなくす日を共に夢見ていた。
オウマが亡くなった後、その夢を娘のアサヒに託し、頭領の座を引退する。
 
外見年齢はそこまで老いてはいないが*1、言動は認知症のそれ。
しかしクエストが進みオウマの名が出てくると、正気を取り戻し、オウマとの過去について語ってくれる。
クエスト最終話【浄天地呪】ではアサヒに乞われ、千夜嵐を(一時的にとはいえ)都の上空から遠ざける術を披露してくれる。引退した現在もなお実力は高いようだ。
…クエスト前半では腰痛を訴えていたのに、終盤では崖から飛び降りて見事な着地を決めるシーンがある辺り、当初のボケた様子も演技だったのかもしれない。
 
演技にしろボケにしろ、彼のこのような振る舞いの発端となったのが【テンオツ鬼神】の暴走事件であった事は間違いないであろう。
かつてアサヒはオウマの娘【ヨイ】と共にテンオツ貴人の召喚の儀に挑んだが、ヨイの強すぎる気持ちによって陰陽のバランスが崩れたことでテンオツ貴人は鬼神として召喚されてしまい、狙われたアサヒを庇ってオウマは命を落としてしまった。
オウマにしてみれば、自分の娘の落ち度(恐らくオウマも気づいていたはず)で親友の娘の命が危なくなったことから当然の行動であったのであろうが、それを知ればヨイ自体がとても精神的に耐えられないことは明白である。
そのため、彼は親友の娘であり、自分の娘の親友でもある彼女に重い真実を伝えることができなかったのだが、今度は落ち度が無い自分の娘が誤解を受けて陰衆に非難されることとなり、陽衆と陰衆の関係悪化を招くことになってしまった。
この葛藤を抱え込んだシノノメ自身が耐えられなくなってしまい、あのような振る舞いをしていたのではないだろうか。
 
名前の由来は東雲(しののめ:明け方、東の空が明るくなってきた頃の意)だろう。
朝日(アサヒ)が昇る前の東雲(シノノメ)、宵闇(ヨイ)が訪れる前の逢魔時(オウマ)と、陽衆・陰衆の頭領の名前は見事に対になっている。



*1 【陰日向の姫たち】でのアサヒとの会話によると40年前に【学びの庭】を卒業したらしいので、実年齢も50代~60代ほどと思われる。