【バラモス】

Last-modified: 2024-03-31 (日) 20:02:20

概要

DQ3に登場した表の世界の魔王にして、【大魔王ゾーマ】の手先。
どこぞの四コマの影響でカバと呼ばれているが、実際は大トカゲの魔物である。
 
DQ3においては、魔王らしくメラゾーマやイオナズン、激しい炎といった大技のみならず、メダパニやバシルーラと言った食らうと致命的な搦め手も使いこなす強敵だったが、今作ではさらに凶悪な技を引っ提げて帰って来た。
ただしDQ3でプレイヤーをさんざん苦しめてきた【バシルーラ】は、MMOとの相性が悪いためか、ある魔女の一族に魔力を奪われてしまったようである。
 
かつてのバラモス軍復活のため、【魔軍十二将】にチカラを貸している……という設定だったのだが、その魔軍十二将が活躍していた時代を旅するVer.4.1のストーリーでの登場はなかった。
上司が有名すぎて影が薄くなるという悲しい経験もして来た身として、ここは不死の魔王を立てるためにあえて目立つことを避けたのだろうか。

Ver.1.5

2013/9/21の東京ゲームショウ2013 バトルトライアルの勝利チームNPCによるエキシビジョンバトルで初公開。
戦闘BGMが通常の迷宮ボスと同じであったことに不満が上がったが、BGMの追加は本当に厳しいようで、Ver.2.0まで待ってほしいと発表された。
その後【コインボス】として実装されたが、Ver.1.5中期時点ではカードでしか戦えなかった。コインが実装されたのはVer.1.5後期からであった。

Ver.2.0

ようやくBGMが変更されたが、FC版と同じく【戦闘のテーマ】であり、リメイク版の【戦いのとき】ではなかった。ちょっと残念…。

Ver.2.3

【モンスターバトルロード】Bランク試験3回戦に、お供の【ホロゴースト】2匹を連れて登場。ネクロゴンドの波動こそ使わないが、お供共々状態異常とタフさでプレイヤーを苦しめる。

Ver.2.4

「プチバラモス」が登場。バラモスのカードを【交換屋】クラリッサに交換して貰う事で戦える。通常と図鑑が別であるため要みやぶる。
2ページ目の説明によると、彼がバシルーラの呪文を使わないのはある魔女の一族に魔力を奪われたかららしい。

Ver.3.0

「バラモス強」が登場。戦いのときも実装されたが、変更はされていない。

Ver.3.2

【モンスターバトルロード 仲間モンスター協力バトルチャレンジ!】の「バラモスブラザーズ」で「バラモス強」名義で「バラモスブロス強」と共に参戦。
こいつ自体の基本的な行動は後述する強モードとほとんど変わらないが、2匹とも倒すと【ゾンビブラザーズ】が2体現れそのまま連戦となる。

Ver.3.5中期

「すごろく」におけるバラモスのみ、戦闘BGMが専用曲の「戦いのとき」に変更された。

Ver.6.2

ようやくコインボスのバラモスのBGMも、当初から熱望されていた「戦いのとき」に変更された。
 
討伐報酬も変更。
通常コインは現物確定、強は現物+破片3こ確定。
プチは現物と破片4こが出やすくなった。

攻略

通常

【魅了の舞い】【奈落の舞い】【暗黒の舞い】【暗黒のきり】など様々な状態異常技を多用。
その他にも【しゃくねつのほのお】【イオグランデ】、通常攻撃の1.2倍×2の即死攻撃である【はらわたをえぐる】など幅広い攻撃手段を持つ。
【移行型】のような行動傾向があり、特に舞い系の特技は(ターンエンド以外の)使用頻度に偏りが生じる傾向がある。
 
魅了の舞いや暗黒の舞いもかなり危険だが、その中でも特に危険なのが【ネクロゴンドの波動】【じひびき】などと同じくジャンプで避けることができるものの、回避に失敗すると約1400~1500前後と即死級のダメージを食らってしまう。
一応【聖女の守り】【ホップスティック】で耐えることはできるが、【いてつくはどう】や暗黒の舞いでかき消されることもあるため過信は禁物。
ネクロゴンドの波動の表記が出た時は行動を中断してでもジャンプ回避するよう心がけよう。
なお、ネクロゴンドの波動は腕ふり1回(技名が出て程なく)と4回(技名が消えてからしばらくしてから)の2パターンがあり、ジャンプのタイミングが変化する点には要注意。
詳細は個別項目を参照していただきたいが、腕振り1回のパターンだと、技名が出てからすぐにジャンプしないと当たってしまう点には特に注意が必要。
また、サポート仲間はジャンプしないため、サポート仲間攻略の場合は何かしらの対策は必須となる。
怒り時には使用しないため、怒りを沈めないで放置するのも有効。ただし、はらわたをえぐるなど他の攻撃で死亡しないように注意。
 
更に魅了の舞いや奈落の舞い対策に余裕があれば【キラキラポーン】【弓聖の守り星】も使っておきたいが、これもまた聖女と同じくかき消される事もあるため完全な対策は難しいと言えるだろう。
ただし、各種舞いはターンエンドで使う事のある魅了の舞いを除くと、戦闘に時間をかけないとあまり使わない傾向があるため、高火力で倒す事の出来るパーティならガッツリ対策しなくても何とかなる事も多い。
ただ、魅了は耐性がないと100%食らう上に見てからの回避は難しく、複数人が魅了されるととても危険なので、少なくとも【ぐるぐるメガネ】はつけておきたいところ。

パーティ構成の遍歴

実装当初は魅了やネクロゴンドの対策法が限られており危険視されていたため、野良においては距離を置いて戦える魔法構成が主流となっていた。
前衛は特技封印でほぼ無力化してしまう上、実装当初の前衛のMPではバラモスの30500ものHPを削るのが難しかったというのもその理由の一つであろう。
 
魔法構成においてはパラディンが壁となり、バラモスの攻撃が届かない場所から魔法使いが攻撃するのが基本だが、当初は拮抗で精一杯なパラディンがほとんどであったため、僧侶2人で、うち1人が回復専念、もう1人がキラポン兼バラモスの補助壁をして後衛との距離を調整していた。
そのうち1人でもバラモスを押せるようになったパラディンが増えたため僧侶1人でも攻略できるようになり、代わりに賢者が入って回復補助と攻撃を担当するようになった。
 
更には鎧や盾が重くなったおかげでスティック装備のパラディンで押せる者まで登場。パラディンがバラモスと相撲しつつ自分でキラポンできるようになったため、回復役を賢者として僧侶無しの攻略も可能となった。
また、パラディンは【マスカレイドスーツセット】+ぐるぐるメガネ理論値を持っていれば魅了ガード100%に出来るようになったが、ハイドラベルト分のおもさが減ることは考慮しておきたい。
ちなみにDQ9では弱点だった氷と光には強耐性をもっているので、魔法使いは【ヒャド系】【イオ系】は使わないようにしよう。チャージがたまったらついつい【マヒャデドス】やイオグランテを撃ちたくなるところだが、撃った所でメラゾーマ以下のダメージしかでない。
メラゾーマ、メラガイアーの二点押しで十分だ。
 
サポ攻略はネクロゴンドの波動が鬼門となるためかなり難易度が高くなっていたが、サポート仲間が距離をとるようになったり、【ホップスティック】の追加等により若干難易度は下がった。それでも魅了や特技封印などもあるのでそれらの耐性を持つサポを厳選する必要があるため一筋縄ではいかないことに変わりない。
達人クエストで出された場合は使用特技の影響で死者がでやすく、時間制限が付く場合も2分と短く、どっちの条件でも引っかかって失敗しやすい。全滅とまではいかなくても1回も死なずにクリアするのは至難の業なので、確実性を期すなら避けた方が無難。
 
バージョンを重ねるにつれ物理構成のハードルも下がっており、構成によっては【カードテロ】されても討伐できるレベルになってきている。
【幻惑】(耐性は多少ある)や【まもりのきり】が使えるレンジャーとの相性が比較的良い。

プチ

能力値がほとんど下げられているほか、イオグランデがイオナズンに、煉獄火炎がはげしいほのおにグレードダウン。
ネクロゴンドの波動は「現HPの99%ダメージ+転び」に変更されている。
つまり一撃死するような行動がほとんどないため、状態異常にさえ気をつければサポートのみのパーティでも十分勝てる強さとなっている。
ただ、魅了の舞いによる同士討ちや暗黒の舞いによる特技封印はそのままなので壊滅や遅延に注意。

【バラモスブロス】強と同時に出現。今までの複数体出現のコインボスとは異なり、最初から2体同時に動き出す。
新たな技として【ネクロゴンド大波動】を使う以外は通常と同じ。相変わらずはらわたをえぐるは即死級。
大波動は割合ダメージなため即死はしないものの、もう1発通常攻撃を受けるとまず死んでしまうためなるべく避けたい。
それ以外では、バラモスブロスの【ブラザーダンス】を受けるとテンションが2段階上がる。
テンションの乗った攻撃はまず即死であるため、早めにロストアタック等でテンションを下げておきたい。
 
バラモス強、バラモスブロス強共に一撃死のネクロゴンドの波動を使うため、油断していると波動に気付かず一気に崩れることが多い。
片方に集中しすぎてもう片方の波動を受けないよう、常に2体に気を配って立ち回る必要がある。
 
サポ攻略の場合、安定して戦いたいなら自分を含めた僧侶を3人入れると言う荒業がある。聖女の守りをサポと強力して張り続けてネクロゴンドを凌ぐという作戦である。実装当時はなかった【ホップスティック】も増えたので、習得してるサポは厳選したい。いてつくはどう→ネクロゴンドのコンボをかまされたりとか、どうしようもない事もあるので運も絡み、攻撃役が一人になるので非常に時間もかかるがそれなりに安定はする。攻撃役は自己強化が可能なバトマス辺りで行く事になる。

余談

倒すと【竜頭魔王バスター】の称号が貰える。…が、竜頭…?
大トカゲの魔物のはずなのにカバだとか竜頭だとか、バラモスの扱いが…
もっとも、DQではトカゲがドラゴン扱いされるのはあまり珍しくは無いが。
 
討伐報酬は【魔王のネックレス】。攻撃魔力が25上がる。前衛にとっては全く意味を成さない代物である。
さらにこれ無しで【メラミ】のダメージ上限に到達可能であったため、肝心の魔法使い勢からも評価はあまり良くなかった。
しかしのちに【メラゾーマ】【ドルモーア】が実戦レベルに調整されたことから、魔法使いや賢者の装備としては後衛のバトルチョーカーのような存在となる。
ただ、【金のロザリオ】登場以降はパラ魔構成等で絶対攻撃を受けない状況でもない限りそちらが使った方がいい場面も増えてきてしまった。
 
実装からしばらくすると需要が低い状態が続き、バラモスコインは実装後しばらくドラゴンガイアコインと同じぐらいの値段となっていたものの、Ver.2.1頃には店売りのコインより低い値段に落ちていた。Ver.2.3前期の途中から店売りとなった。

使用呪文・特技

分類プチバラモス通常バラモス強備考
【イオナズン】呪文××
【イオグランデ】呪文×
【はげしいほのお】ブレス××
【しゃくねつのほのお】ブレス
【煉獄火炎】ブレス×
【いてつくはどう】-
【はらわたをえぐる】物理怒り時は使用頻度アップ
【ネクロゴンドの波動】足元攻撃×怒り時は使用しない。通常とプチで性質が異なる
【ネクロゴンド大波動】足元攻撃××
【暗黒のきり】ブレス
【暗黒の舞い】-
【奈落の舞い】-
【魅了の舞い】-ターンエンドでも使用。プチはターンエンドのみ使用

討伐報酬

すごろく

ダークドレアムを除いて最も強いボス。
完全2回行動でHPは1100程度。
煉獄火炎やイオグランデによる全体攻撃の威力が高く、凍てつく波動も使う。さらに奈落の舞を使われると厄介で守備力が下がると受けるダメージが1.5倍になるため、これを食らうとアッサリ死んだり回復が間に合わなくなって死亡してしまうケースが多い。賢者無しのパーティではちゃんとレベルを上げていないと倒すのは難しいだろう。

関連項目