【ロンダ特攻】

Last-modified: 2018-06-11 (月) 00:07:42

概要

ベータ時代、冒険者たちが【ロンダの氷穴】に集い特攻をしたという、ただそれだけの無謀極まりない、ユーザー主導の祭りの俗称。

β 1.0~1.2

当時のレベル制限は10。総ユーザー数も500人程度から始まった。
【戦士】は辛うじて【かえん斬り】を取得し【僧侶】【ザオ】を取得できた程度のLv帯である。
無論鍛冶や錬金などでの強力な装備品を手に入れる手段もなく店売りの青銅のよろいや、いやしの服などが最強装備で全てのユーザーは一様に同じ格好をしていた。

そんな中、ユーザーのコミュニティであった【目覚めし冒険者の広場】ではある動きが起こっていた。
「ロンダの氷穴の奥には何があるのか」
そんな冒険心に踊らされたベータ版ユーザーは誰ともなく集い、パーティを組み、ロンダの氷穴の奥地へと特攻していたのである。
しかしそこにいるモンスターは【がいこつ】【ドロヌーバ】など禄にスキルも持たないレベル10のユーザーでは勝ち目のない敵ばかりであった。

最初は勝利など不可能なことは見越して「パーティを組んで突貫していき、運良く生き残ったユーザーが奥地を見てくる」という趣旨であったがユーザー数が多く、【ラグ】が酷いこともあり、モンスターの猛反撃を喰らって全滅。
その際「【死体のまま移動できてしまうバグ】?」の存在も発覚したことによりドラクエユーザーの冒険心は一時、露と消えた。

しかし次第に流れは「レベル制限解除までにがいこつを討ち果たす」という方向へと運ばれていき以前程ではないにせよ、多くのユーザーが再びロンダへと集うこととなる。
結果として多くのユーザーの【おうえん】のもと、がいこつをスキルなしのレベル10パーティが打倒することに成功。
ベータの広場はそれをもって大いに盛り上がり、開発側も「想定していなかった」ことへの成功を驚いていた。

今や未知なるものの消え去ったアストルティアの大地においてかつての沸き上がったユーザーたちは、再びその冒険心を沸き立たせる新たな戦場を今なお求めている…のかもしれない。

余談

ちなみにメインストーリーでは、Ver.4.2で【ギルガラン王子】が実際に【悪鬼ゾンガロン】を討ち果たすため、ロンダの氷穴(当時は【太古の氷穴】)に単身特攻を掛けている。血気盛んな若者が強敵に挑み、外部の応援を受けて勝利を収めるという意味では、ロンダ特攻の再現と言える。