【3DS版無限キャラ作成金策問題】

Last-modified: 2023-07-14 (金) 09:09:08

概要

Ver.5.0において、【シナリオスキップ】が実装されたことで明らかになった問題。下記の方法から「キャラデリ金策」とも呼ばれる。*1
 
【ニンテンドー3DS版】で新規にアカウントとキャラを作成し、「バージョン5からはじめる」を選ぶと、【しぐさ書・ねる】を手に入れるだけで【バトル・ルネッサンス】が解放できる。
そこで本垢となる別ハードによる3人討伐で死闘のグロリア50個を集め、【黄金の花びら】10個すなわち100万ゴールドを本キャラに送付する。
とことんやりこめば数時間で数千万、一億Gを稼ぐことも可能である。
しかもキャラ同士でのやり取りでのゴールドの流通ではなく、「システムから金を引き出す」ためにアストルティア内に存在するゴールドの総量は爆発的に増えることになる。
 
シナリオスキップの第一発表の時点でもこの機能を利用した金策について不安視する声も少なからずあった。確かに複数キャラでやれば相当な金策になるが、これまでは実行までの所要時間、アカウントにかかるリアルマネー等を考慮すれば決して有用とは言い難いものだった。
しかし、今回以下のような点が明るみになり、一気に問題視されることとなった。

  • 3DS版は3時間まで無料でプレイできる。当時【無料体験版】のような制約はなかった。
  • シナリオスキップをすれば、ちいさなメダルを解禁するだけでバトル・ルネッサンスに挑める。
  • さらにシナリオスキップの結果イベントをこなす必要が一切なく、【娯楽島ラッカラン】【キラキラ大風車塔】、偽【グランゼドーラ王国】なども「行ったことがある」扱いであるため、本キャラの【メガルーラストーン】を借りれば移動の不自由もない。
  • バトル・ルネッサンスのVer.1のボスが追加された結果、作ったばかりのキャラは完全放置でグロリアが転がり込んでくる。ちなみに「強い」で上から倒していくと、17体目【暴君バサグランデ】の時点で目標達成となる。
  • 一か月に新規作成できるキャラは5人までという制限があり、さらにニンテンドー3DSはニンテンドーネットワークID(以下NNID)と本体が結びついているため、新規のアカウント・キャラ作成を繰り返すことは容易でないとみられていたが、NNID自体を削除すれば新規アカウントにてDQ10のダウンロードを繰り返すことができる

ゲーム内の不正行為ではないにしろ、ゴールドの価値を著しく脅かすものであるため、【提案広場】などで騒ぎとなった結果、2019年10月31日即日に青山Pがコメントを発表し、キャラの削除で行為を繰り返すことは想定内だったが、NNIDの作成・削除を繰り返すことで制限を抜けることは想定外だったとして、今後の仕様変更を検討している旨を明らかにした。
2019年11月1日午後より、暫定対応としてバトル・ルネッサンスの参加に一時的な制限がかけられた。Ver.4.5後期以降にバトル・ルネッサンスをプレイしていないキャラは参加できなくなり、さらに参加できるキャラも含めて報酬の交換ができなくなった。

その後の対応

2019年11月11日に新たな暫定処置として、「キャラ作成後総プレイ時間が24時間以上のキャラでのみ挑戦可能」と仕様変更が成され、バトル・ルネッサンスが再開された。
今回の騒動でアストルティアへの経済に影響を与えるほどのゴールドは排出されてはいないものの、【業者】の利用が確認されたことも報告された。そして上記の行為を特に多く繰り返しているアカウントのみ一部ゴールドの返却をお願いすること、規約違反を犯している者には処分を下す方針が発表された。
 
また、その後もこの問題に関連する対応が続いており、おでかけツールでの【ふくびき券】交換サービス(プレイ時間24時間以上のキャラのみに変更)、【冒険の書】を消すことができる回数(月5回まで→月1回までに変更)も制限を強化する形で仕様が変更されている。
さらに同年12月12日以降、クラウド系では無料期間中の金品のやりとりやチャット等の情報発信について「制限モード」として無料体験版とほぼ同じ制限がかけられることとなった。



*1 キャラをデリート(削除)することから