概要
【モンスター】が出現して【戦闘】が発生する判定の事。略して「エンカ」。
FC版では、【階段】を上り下りした瞬間にエンカウントする事もあるほか、更にDQ2とDQ3では【フィールド】に出た瞬間に発生する場合もある。
DQ5までは、【ダンジョン】の暗転部分で画面が切り替った瞬間にエンカウント率が一気に跳ね上がる。
DQでは主に
- 【ランダムエンカウント】(DQ1~DQ5、リメイク版DQ1・2、3DS版DQ11の2Dモード)
- 【歩数エンカウント】(DQ6~DQ8、リメイク版DQ3~DQ5)
- 【シンボルエンカウント】(DQ9~DQ11、3DS版DQ7・DQ8)
が採用されている。詳細は当該項目にて。
ちなみに「エンカウント」とは和製英語であり、encount などという英単語は存在しない。
英語で「encounter=遭遇」の意味があり、厳密にはエンカウンター(エンカウンタ)と言うのが正しい。
モンスターと遭遇する確率を表す「エンカウント率」という言葉もあるが、文字数が同じなら「エンカウンタ率」と呼ぶほうが良さそうな感じではある。
エンカウント時の画面切り替え効果
作品によって移動画面から戦闘画面への切り替わり方が異なる。
一部作品を除き、戦闘BGMのイントロと画面切り替わりがシンクロしている。
DQ1
- FC版:画面中央から螺旋状に戦闘ウィンドウが出現する。
- SFC版・スマホ版:1回フラッシュし、画面中央から戦闘ウィンドウが広がる。フラッシュと同時に移動BGMが鳴り止み、ウィンドウ出現と同時に戦闘BGMが始まる。
- GBC版:やや長い独特の効果音が鳴り、それと同時に直線状の渦巻きが外側から中央へ形成され、画面が暗転した後に戦闘画面になって戦闘BGMが始まる。
DQ2
- FC版:2回フラッシュし、中央から黒い四角形が広がる。BGMはフラッシュが終わってから切り替わる。
- SFC版・スマホ版:1回フラッシュし、戦闘ウィンドウが縦方向に広がる(SFC版DQ5と同じ)。
- GBC版:DQ1と同じ。
DQ3
- FC版:3回フラッシュし、風車が回るような形で黒い画面に切り替わる。BGMはフラッシュが終わってから切り替わる。
- SFC版:フラッシュはせず、画面が左右に引き裂かれるように暗転する。切り替え時には「シューンシューン」という専用の効果音が鳴り、戦闘BGMは画面が完全に切り替わってから始まる。
- スマホ版:1回フラッシュし、戦闘ウィンドウが縦方向に広がる(SFC版DQ5と同じ)。
- GBC版:効果音はI.IIと同様だが、画面の切り替わり方のパターンが複数存在する。
DQ4
- FC版:FC版DQ3と似ているが、風車のような形が曲線になった。またフラッシュが始まると同時に戦闘BGMが始まる。
- PS版:画面がゆっくり回転しながら中央部分にズームインする。
- DS版:上下画面同時に、画面が上から崩れ落ちるような形で暗転する。
- スマホ版:画面が上からモザイク状になって崩れ落ちるような形で暗転する。
DQ5
- SFC版:1回フラッシュし、戦闘ウィンドウが縦方向に広がる。通常時はフラッシュと同時に移動BGMが鳴り止み、ウィンドウ出現と同時に戦闘BGMが始まるが、固定イベント戦闘の場合はメッセージウィンドウが左右に引き裂かれていく演出があり、それと同時に戦闘BGMが始まる。
- PS2版:画面が粒状になって上下方向に引き裂かれる。
- DS版:DS版DQ4と同じ。
- スマホ版:スマホ版DQ4と同じ。
DQ6
- SFC版:中央から黒い四角形が回転しながら迫ってくる。切り替わり時には「ピロロロ…」という専用の効果音が流れ、切り替わりが完了してから戦闘BGMが始まる。前作までのようなフラッシュは削除された。
- DS版:DS版DQ4と同じ。
- スマホ版:スマホ版DQ4と同じ。
DQ7
- PS版:画面が無数の三角形に分割されて飛び散るような形で暗転する。
- 3DS版:画面が半周ほどゆっくり回転しながら中央部分にズームインする。
DQ8
- PS2版:画面中央にズームインして戦闘画面に切り替わる。演出が発生した瞬間から音楽が戦闘中のものに切り替わる。【スカウトモンスター】の時のみ、ゆっくり回転しながらズームインする。
- スマホ版:PS2版とほぼ同じだが、画面切り替えの際に画面が一旦真っ白になる。
- 3DS版:画面が回転しながら中央部分にズームインする。演出が発生した時には風切り音のような専用のSE(ボスの場合はまた別の、物が壊れたようなSE)が鳴る。戦闘画面に切り替わってから初めて戦闘中の音楽に切り替わる。
DQ9
- 画面が半周ほど高速で回転したのち暗転する。