【ラーミア】

Last-modified: 2024-04-28 (日) 06:41:20

概要

DQ3に登場する鳥で、DQシリーズ初の【空飛ぶ乗り物】でもある。
モンスターズシリーズには特別なモンスターとして出演。多くの作品では味方限定である。
英語版での名前はRamia(GBC版DW3ではLamia)。
スーパーライトには強化版の「不死鳥ラーミア」、「伝説の神鳥ラーミア」がいる。
 
孔雀のようなカラフルな巨鳥のデザインが有名だが、これはDQ3のリメイクの際に新たに書き起こされたものである。
GBC版DQ3のパッケージは、勇者たちがラーミアの背に乗って飛んでいる様を描いたイラストだが、【シドー】【デスタムーア】など、パッケージに物語終盤の要素が描かれているのはDQシリーズでは割と見かけることではある。
DQ8の発売後は【レティス】のデザインがラーミアの公式イラストとなった。【ドラゴンクエスト25周年記念 ファミコン&スーパーファミコン ドラゴンクエストI・II・III】のOPアニメでは、ラーミアがまんまレティスの姿形で登場している。
見た目的には、FC版DQ3に原点回帰していると言えなくもない。
更にDQ11の裏ボス撃破後の特別映像ではDQ3の勇者たちを乗せてバラモスの城に向かうラーミアが登場しておりこの時の姿もレティスの姿形である。
 
しかし、近年ではモンスターズシリーズを筆頭に先述の孔雀のような姿として登場し、レティスとは別モンスターとして扱われることも多い(ただ配合にレティス・神鳥レティスが深くかかわる作品もある)。おそらくレティスと同時出演する時に差別化をさせる為に従来の姿が再起用されたのだろう。

DQ3

世界に散らばる6つの【オーブ】を集め、【レイアムランドのほこら】の祭壇に捧げると【おおぞらは おまえのもの】と甦る伝説の不死鳥。【ロト】の紋章は不死鳥の意匠、すなわちラーミアを象っていると言われている。
卵から孵ったばかりだというのに、僅かなインターバルもおかずあっという間に飛び立ってしまう。
 
なおこいつの卵を脇で見守っている二人の巫女は『孵る』でも『生まれる』でもなく、「――伝説の不死鳥ラーミアはよみがえりましょう。」「―――よみがえりました。」という表現を使っている。成鳥の状態で大きな卵に籠って眠りについていたということだろうか。特に親鳥などもいないようだし……。
 
初期の作品らしくグラフィックは簡素な白い鳥で、空中に浮かぶような演出もなく、見た目上は歩行しているときと同じ高さを移動する。
しかし、徒歩や船での移動と違って一度動き出すと停止できず、常に東西南北のいずれかの方向に動き続けることで、飛行している状況をうまく演出している。(この停止できない仕様は後のシリーズの【気球】【マスタードラゴン】にも踏襲されている)。
 
【バラモスの城】【ギアガの大穴】【竜の女王の城】に行けるようになるが、あまり活躍の場は長くない。
一応【ムオル】【商人の町】など、【ルーラ】登録がされない上に船で行くのは微妙に面倒な場所もあるが、これらはラーミア復活後に行く用事はほぼない。
また、1人で挑まなくてはならない【ちきゅうのへそ】の周辺には着陸できない。
そして異世界である【アレフガルド】までは飛んできてくれない。来てくれれば即座に対岸に上陸してラストダンジョンへ乗り込む事も可能だっただろうが、DQ1から続くストーリーが台無しになってしまうので仕方がない。
後の展開も考慮すると異世界へ跳躍する能力も秘めているのではないかとも思われるのだが……
 
BGMの【おおぞらをとぶ】は屈指の名曲として人気が高い。
飛び続けているとBGMが切り替わるタイミングで朝から夕方に切り替わる。
 
なお【公式ガイドブック】では長らく存在が伏せられており、Wii版でようやく紹介された。しかし4コママンガ劇場では最初期から普通に登場していたりする。

リメイク版

グラフィックが孔雀らしく派手になり、空を飛ぶ時には尾羽が煌めくようになった。
ちゃんと空中に浮く演出も追加されたが、残念ながらSFC版では簡素な演出だったFC版に比べると操作性がかなり悪くなっている。
SFC版ではDQ6のペガサスと同様の操作方法で、方向キーを押し続けると低空飛行ができ、着陸の狙いを定めやすくなる。
GBC版では地面にくっきりと影が付いて降りる地点がわかり易く、また方向キーを長押しすると高速で飛んでくれるため、非常に操作性が良くなった。
またスマホ版ではスピードアップダウンボタンで移動速度を調整できる。
しかし降りるには画面右下の「おりる」ボタンを押さなくてはならず、便利ボタンや画面タップで降りられるDQ4の気球と比べると操作性が悪い。
 
作中では心正しき者以外は乗せないとされているが、別に【性格】【らんぼうもの】【なまけもの】【むっつりスケベ】だったり、【職業】【盗賊】だったり、各地の城や町で窃盗行為を繰り返したりという理由で乗せてもらえないということはない。
あくまで心が正しいことが条件で、性格や行いの良し悪しは関係ないのだろう。
心が正しいのに性格や素行がよくないというのもシュールだが……。
 
なお、このラーミア復活と同時に、【○○○○バーク】が最終段階となり、【商人】を仲間に復帰させられるようになる。
また【ジパング】の住民のセリフも変化するようになった。

ガラケー版ではラーミア復活時にセーブするか否かを訊かれた。まあ普通はセーブするだろう。
 
ちなみに卵の色は【竜の女王】が残したものとは異なっている。

小説版

守り人である妖精の姉妹の祈りによって卵から目覚め、パーティを乗せて飛ぶ。
6つのオーブを揃えた者にしか制御することはできない。
 
【バラモス】の死後、崩れ去るバラモス城からDQ4のマスタードラゴンのごとくパーティを救出し、ギアガの大穴へ連れて行くと、どこかへと飛び去って行った。
以後登場しないが、同じ作者による小説DQ1では、【りゅうおう】を倒した主人公の前に幻影として登場し、また小説DQ2では船の名前に用いられている。

DQ8

エンディングでレティスが「私が生まれた世界ではラーミアと呼ばれていた」という告白をしている。
しかし、「おおぞらをとぶ」が流れた時点で感づいたプレイヤーもいたことだろう。

DQM2

公式大会限定で配布された。
鳥だが系統は????系。【ベホマラー】【ザオラル】【マホイミ】と回復系の特技ばかりを習得する。
その上防御やMPの伸びが凄まじく、攻撃やHPは伸び悩むという典型的なサポートタイプ。
配布限定なのでレア度は高いが、公式大会に参加するようなプレイヤーが最も重視する会心率は低いので、貰っても大して育てないまま牧場の肥やしとする人がほとんどだろう。
図鑑には載らないので、ラーミアがいなくとも図鑑を完成させることは可能(早い話がポケットモンスターシリーズにおける「ミュウ」などの「幻のポケモン」と同じ)。

DQM1・2(PS版)

テリー編でのみ【他国マスター】が連れていることがある。入手するにはこれを奪うしかない。
GB版同様にベホマラーとザオラルの両方が習得できる、回復のエキスパート。
肉を与えて仲間にすることができる唯一の????系なので、ラーミアそのものではなく、配合素材の????系としての方が利用価値があるという可哀想な存在(それでもGB版2のように牧場の肥やしにされるよりはマシ…かもしれない)。
しかもその他国マスターの出現率が妙に高いため、条件を整えれば乱獲も可能
そのうえ図鑑に載らないモンスターのせいか、普通のモンスターと違って一度捕獲済みでも仲間になる確率が下がらないときている。まさしくラーミアのバーゲンセールである。
 
成長はかなり遅く、会心率も最低。能力は相変わらずHP、攻撃力が低く、それ以外が高いというサポートタイプ。耐性は総じて高く、目立った弱点は【ルカニ】系、【ひゃくれつなめ】に弱い点と【メガンテ】が効いてしまう点。しかしテリー編はルカイル編と比べるとメガンテを受ける機会はほとんど無いためメガンテに関してはあまり気にならない(せいぜい他国マスターの【きりさきピエロ】などが放ってくる程度だが、逆に言えばそのようなケースで不意に撃たれて死亡する可能性もある)。
ちなみにこいつを血統にすると何を相手にしても「?」と表示され、モンスターじいさんも「凄いモンスターが生まれそうじゃ!」などと言う。初見では「えっ!?」と期待を膨らませるプレイヤーは多いことだろう。
…が、実際に生まれてくるのはラーミアのみと紛らわしい。【ゾーマズ・デビル】【かくれんぼう】も同様(【じげんりゅう】は仕様上、配合できない)。おそらく図鑑に載らないモンスターであるためにこのような仕様になっていると思われる。

テリワン3D

【配信限定モンスター】として登場。???系のSSランク。
【マスタードラゴン】同様、既にレティスが存在する中で元ネタの登場となった。
 
3枠モンスターで、素早さ、賢さは高いが、反面守備力は低め。
全国の【マクドナルド】の「マックでDS」で先行配信されていた他、【スライムのおへや】でも配信。
条件を満たせば自宅でも受け取れた。
この他、2012年9月に実施された「東京ゲームショウ2012」でもすれちがいデータを配信。
このすれちがいデータは「TGS2012」という名前であり、連れているモンスターは【ふくぶくろ】1体。
倒すとラーミア、【勇車スラリンガル】【キャプテン・クロウ】のいずれかを受け取れる。
2013年2月4日に、かつてすれちがいデータで配信されていたモンスターが全て一斉にノーマルプレゼント対戦に追加された為、現在では無条件で自宅で受け取れるようになっている。
地域格差を無くす為かと思われるが、これで配信系モンスターの入手には困らなくなった。
 
DQM1・2とは違って他国マスターが使ってくることはなく、図鑑にも載るので図鑑の完成には必須。
特性は【ギガボディ】【AI1~3回行動】【みかわしアップ】【れんぞく】(2回)、【光のはどう(特性)】【回復のコツ】(+25以上で追加)、【星のおくりもの】(+50以上で追加)。
レティスのモーションを流用しているため連続2回は当然として、AI1~3回行動、光のはどう、○○のコツ(レティスはデイン系、こいつ回復系)、「星の○○」とつく特性(レティスが星のまもり、こいつは星のおくりもの)を持つこと、ドルマ系が弱点、とやたら共通点が多い。一応は同一の存在だからだろうか。
 
【神鳥レティス】の代わりに【アギロゴス】【JOKER】の配合に使えるので、持っていたら使ってみよう。
スキルは固有の【ラーミア(スキル)】
回復系の特技が多めだが、【ベホマズン】を覚えない上に消費MP×2をかなり早い段階で得てしまう。
どうせ搭載するなら、本作最強の回復スキル【エグドラシル】がオススメ。
 
肝心のステータスはHPが高めで素早さに優れ、かしこさもそこそこ。
一方守備力はかなり低く、3枠ではワースト。加えて行動回数も安定しないため、使おうと思ったら結構工夫がいる。
???系のくせにイオ系を軽減できる珍しい耐性を持ち(ドルマは弱点)、自然系の両レティス(マインド半減)と違って状態異常はすべて無効という強みはあるが、いかんせん火力が微妙なのでいささか扱いにくいかもしれない。
愛着がなければ配合素材と割りきってしまおう。
 
ちなみにレティスとは鳴き声が違い、ヒュー!という「一般にイメージされる鷲や鷹の鳴き声」とでもいった感じ。

テリワンSP

すれ違い通信が無い代わりに【とこやみの扉】【黄金郷】をクリアすることで手に入るようになった。

とこやみの扉の黄金郷開放はスカウトQを全て終わらせてかつタイジュの扉の黄金郷の開放を終わらせないと王妃はジュヒョウの国に行ってくれず、さらには開放にも特定のスキルと究極配合した特定のモンスターが必要という面倒くさい行程が必要になる。

スキルに関して言えば作り方さえ知っていれば簡単に作れるしモンスターに関しても一度でも配合で作ったことがあるならめぐりあいの扉で適当に2体スカウトすれば問題なし。スカウトするときに禁断のバイブルを使って片方を両性にしておくと良いだろう。

両性でない方を適当に+99のモンスター(特定のスキルを覚えれるようにしたあくまの書系がオススメ)を配合してレベルを10にして両性のと配合すれば特定のスキルを持つ究極配合された特定のモンスターのでき上がり。+99にするときにどちらでも良いだと両性が産まれる可能性があるため雄か雌を指定しよう。

ぬしとしては2~3回行動、【てんぺんちい】【ジゴデイン】【グランドクロス】【シャイニングボウ】【ハートブレイク】【聖なる祈り】をランダムで使用する。
攻撃力1370、守備力1130、すばやさ1700、かしこさ1560。
お供には【少年レオソード】【わたぼう】【トーポ】【ティコ】【ククリ】といった神聖なマスコット系モンスターが選ばれる。
見ての通り大半が属性攻撃のため、みがメタを使えば安定して戦える。
ただし素の攻撃力は高く、ハートブレイクでメタルキングがあっさり落とされることもあり、耐えたとしても休みにより身代わりを封じてくるので安易に頼るのは危険。
全体攻撃が多めなのでデインに耐性を持ったギガボディモンスターをこまめに回復させれば勝機は見えてくる。

イルルカ

錬金カギの報酬限定。それも???系・SSランクの為、非常に多くの系統が候補になる、
「はなたれし鉄条」「せかいの鉄条」等で報酬に選ばれるまで粘らなければならない。
とは言え、配信モンスターではないので、根気よく粘ればいずれは手に入れることができる。
すれちがい通信でラーミアが報酬のカギを貰うのもあり。
夢見るタマゴから生まれることもある。
 
今回は【新生配合】【神の息吹】を習得。配合先は変わらず。
固有スキルで消費MP×2は覚えなくなったが、相変わらずベホマズンが覚えられないのが痛い。

ジョーカー3

今回は【魔獣系】に変わったが、SSランクのギガボディである点は変わらず。
 
今回でようやく配合で作成できるようになった。
以前と違ってJOKERが素材になっており、彼を神鳥レティスと配合することによって生まれる。
神鳥レティスの作成には配信限定の【キングスペーディオ】が必要なので、すれ違い環境は必須。
 
固定特性は回復のコツ。他はみかわしアップ、光のはどう、AI1~3回行動。
プラス値が+25でれんぞく×2・+50で星のおくりもの・超生配合で【神の息吹】を習得する。
さらに超ギガボディ化すると【いてつくはどう】が解禁される。
 
能力はHPが最高の2000をマークし、素早さ・賢さに優れている。
反面攻撃・防御はかなり低く、回復のコツを持っているとは言えMPも不安な数値。
期待できないレベルで物理耐久がない為、【やいばのボディ】等を持ち出してフォローしたい。
また回復役としてはかなり速い為、この点も考えたいところ。
 
【竜王】との配合で【竜神王】が、【魔王オルゴ・デミーラ】との配合で【聖竜ミラクレア】が生まれる。
 
初期スキルは変わらずラーミア。

ジョーカー3プロ

引き続き、魔獣系、SSランク、ギガボディ。
 
今回は配合方法が変更されており、神鳥レティスに【プチターク】【プオーン】【スライダーキッズ】ゾーマズデビルのどれかを配合することで生まれる。
神鳥レティスは【ライドシステム】S級ライセンス取得後に獲得でき、プチターク、プオーン、スライダーキッズ、ゾーマズデビルはいずれも【ノチョリン】(JOKER)がくれる最初のモンスター候補なので、信じられないくらい作成が容易になった。

  
前作同様竜王との配合で竜神王が、魔王オルゴ・デミーラとの配合で聖竜ミラクレアが生まれる。
 
初期スキルは変わらず。

DQM3

今回も無事に登場。
今まで関連性を疑われていた【レティス】はリストラになっている。
 
再び???系に舞い戻り、本作でも数少ないXランク。
【てんのもんばん】【しんりゅう】【ほうおう】【わたぼう】の四体配合で生まれる。
このうち3体はクリア後の【エクサ・アリーナ】【マスタードラゴン】が使役するモンスターとなっており、何気にこれがヒントになっている。残り1体がわたぼうなのは精霊だからだろうか?
 
特性は【光のはどう】・【癒しの力】(Lv20)・【星のおくりもの】(Lv40)・1~3回行動(Lサイズ)・【みかわしアップ大】(Lサイズ)・【回復のコツ】(Lサイズ・Lv60)。
ステータスは素早さが高く、これに賢さ・HPが次ぐがそれ以外は低いいつも通りのバランス。
初期スキルは【ラーミア】。
 
一言で表すと特性が弱い
Sサイズの特性は全て確率発動で安定せず、Lサイズの特性も回復のコツは良いとしてみかわしアップで埋められてしまっている。
攻め向けの特性は一切ないため、サイズを大きくして不安定な回復役にしか回せないのは地味に痛い。
 
一方、光と電撃両方を無効にできる貴重な耐性持ち。
ひたすら【ジゴスパーク】を振り回す【ひかりの番人】や、【ギガクロスブレイク】を叩きつけてくる【キラーマシン2】に強いのは嬉しい。
しかし、その代償に弱点も5個あり、しかもその中には猛威を振るう氷結や地が入ってしまっているのがつらい。
 
【デスタムーア】【竜神王】【神さま】との配合で【ダークドレアム】が生まれる。

いたストポータブル

ホイミコースの2つ目のステージとして登場している。
ステージは鳥の形をしており、けっこう広い。マークを全て集めるとなるとかなりターンを要する。
エリア名は【アリアハン】【イシス】【ジパング】など、全てDQ3の地名になっている。
ステージBGMはもちろん「おおぞらをとぶ」(DQ8バージョン)、目標金額突破時は【おおぞらに戦う】となっている。
 
ちなみに、このステージ開始時に、【マーニャ】はラーミアに対し「おいしそう」という感想を述べ、
【トロデ】は家臣扱いし、【マルチェロ】は「鳥の分際で光るとは身の程知らずだ」と散々言われてしまう。

いたスト30th

【ダウンロードコンテンツ】追加マップとして登場。
DLCマップ共通の仕様として「背景が全て同じ」「固有のBGMがない」「イージーモード未対応」がある。
そのため、マスの配置とエリア名は同じであるものの、ラーミア感は薄い。

シアトリズム

「おおぞらをとぶ」の背景で飛んでいる。

アベル伝説

不死鳥ラーミアとして知られており、ブルー・レッド・グリーン・イエローの4つの【オーブ】を集め、祭壇に捧げることで卵から復活する。なお祭壇は元々は【コナンベリー】付近にあったが、火山の島【レイアムランド】に移されている。
カンナとハンナという2人の巫女に守られており、オーブの数以外はDQ3の設定をほぼ踏襲している。
 
1話から【ティアラ】の台詞で名前が登場しており、【風の翼】はラーミアをイメージして作られたもの。
アベルの旅の中盤ではレッドオーブを受け取る際に【ミネア】によって存在が語られる。その後【ザナック】から【死せる水】の海を越える手段として教えられ、【オルテガ】からは【聖剣】のある【青き珠の島】が天空にあるためラーミアが必要であることを聞く。
そしてアベル一行が二手に分かれた後、聖剣を探すアベルチームがオーブをすべて揃え、レイアムランドでラーミアを手に入れて青き珠の島へ向かう。
 
真っ白でずんぐりむっくりとした感じの鳥となっており、大きな尻尾を持つ。
終盤におけるアベルたちの移動手段となるほか、最終決戦でも活躍。【バラモス】に撃ち落とされたりしているが不死鳥の名の通り生存し、弱点である清浄な水を口に含んでバラモス目掛けて噴射するなど戦闘補助も行っている。
 
あくまで自分の意思で行動するようであり、青き珠の島に到着する直前に【ムーア】と遭遇した際はアベルたちの命令には従わずに島に着陸することを優先したり、【アリアハン】【伝説の竜】を避難させようとする際にも、呼んでから降りてきてくれるまでに時間がかかった。
 
最終回最後のカットでは、平和になった世界を旅するアベルたちを上空から見下ろしている。

精霊ルビス伝説

【ドラゴンクエスト 精霊ルビス伝説】では、イデーンに生息する聖なる鳥として終盤に大勢登場する。
オーブの埋まっている山々で生まれ育った人々のみ乗りこなすことができ、彼らはイデーンに住みながら「ラーミア使い」以外の魔法力を持たないため(元々力がないために移住した人々だった)他の人々からは蔑まれ、彼らも山でのみ暮らしていくことを選んでいた。
イデーン崩壊に際し多くの人を乗せ異世界へと避難した(この時も避難するための箱舟に乗った人々に嫌がられた)。オーブを手にしていたルビスも最後はディアルト(ロト)を助けるためラーミアに乗り、箱舟に人々を降ろした他のラーミア達が合流していく中彼の元へと向かい戻らなかった。この時入れ替わるようにディアルトに助けられた少年が彼のラーミアに乗って最後に箱舟にたどり着いた。
そのため、レイアムランドで眠っていたのはこのとき行動を共にしていた個体ではないかと思われる。

ロトの紋章~紋章を継ぐ者達へ~

母鳥のラーミアと子ラーミアが登場。
母鳥は産卵の為にレイアムランドへ向けて飛び立っていた最中に【クインゾルマ】の封印の中に引き込まれ、そこで卵を産まされて間もなく死亡した。
 
子ラーミアは、まだ生まれてもいない卵の中でも自意識と様々な能力を持っており、クインゾルマは自分が母であると騙してその力を利用していく。
その能力の一つなのか、あるいは卵の中だからなのか、子ラーミアは人間の少年に近い姿を取っている。
「世界を見守る聖なる鳥」ということで、卵の中は世界全てを見渡せる鏡面世界となっている。
 
最初は容姿同様に精神構造も幼く、クインゾルマに言われるがまま能力を振るっていたが、【オーブ】が揃い孵化が近づくと容姿が成長し、同時に自分の行いに疑問を持つようになる。
やがて鏡面世界に引き込まれた【ヤオ】【ファン】に出会い、両者の話と母鳥の羽を手にしたことで、クインゾルマに騙されていたことに気付く。

ラーミアの復活は百年以上前の出来事である為、リー達はラーミアの存在すら知らなかった。

ライバルズ

第3弾「不死鳥と大地の鳴動」に共通レジェンドレアカードとして実装された。

2/0/1
召喚時:6つのオーブをデッキに混ぜ復活の準備に入る
自分の場にオーブが全て揃った時ラーミアは復活しこの対戦に勝利する

所謂「特殊勝利」カードとして登場した。
ユニットだが出しても卵が一旦登場してすぐ消えるため場には残らない特殊なカード。召喚以外の方法で場に出た場合は0/1効果なしの無力な卵になる。
デッキに混ざるオーブのカードは味方の地形をひとつ「オーブ」に変え、さらにカードを一枚ドローする効果がある。6つすべての地形をオーブに変えるとその場でラーミアが復活し特殊勝利になる。

特殊演出の際は一度無音になってから【おおぞらは おまえのもの】の口上が開始、BGMが【おおぞらをとぶ】に変化して口上の終了とともにオーブが集って卵が孵り、ムービーで3Dモデルのラーミアが夜空を飛び回りBGMのサビと共に飛び去っていく。そしてその画面のまま勝利ボイス+演出が入ると、非常に凝っているため必見。
ライバルズ(エース)における特殊勝利は【ケトス】とこのカードだけと非常に特徴的な立ち位置。(【りゅうおう】の相手の特殊敗北および、一応ソロモードにおけるメタル系の【にげる】も特殊勝利と言えなくもないが)

余談だが、初期はこのムービーが飛ばせなかった。数をこなす対戦において凝っている分40秒近くかかる演出を(しかも負ける側が)見るのは面倒であり、このカードが流行った時期はオーブが揃うのが半確定的になった時点で降参して終わらせるプレイヤーも多かった。オーブがデッキの底に埋まっていることに期待して待つか、逆に使う側もオーブが揃っていなくてもオーブが揃ったようなフリをして降参を狙うなど人それぞれである。
また、同じく初期はオーブのドローで受けたデッキ切れのダメージでHPが0になってしまうとこの演出の後に勝利ボイスが流れた上で敗北になってしまうという気の抜ける仕様になっていたが、こちらもアップデートで勝利するように変更された。

オーブは実装当初は2コストだったが、このカードを軸にして特殊勝利を目指すデッキが氾濫しすぎたために3にナーフされた。
登場した主なデッキとしては【はなカワセミ】【ドンガラドン】【スライム系】で回復とテンションを回し、【一喝】【ダークドレアム】の使い回しでひたすらオーブが揃うまで遅延する武闘家、同じく武闘家でダークドレアムや【クリフト】を使いまわして遅延しつつデッキを減らして【無念無想】2枚でオーブのコストを減らして一気に引き切るデッキ、【どんぐりベビー】を大量に復活させながら【冥界の霧】を絡めた回復でドローと除去を進める僧侶、【魔性の道化師ドルマゲス】【ピオラ】でラーミアと特技をコスト0にして1ターンで引き切る魔法使いなどがあった。
全カードが使用可能なマスターズルールにおいても豊富な遅延やドローカードが解禁されるため対策必須のデッキタイプとして君臨し続けた。
オーブ地形が上書き、破壊で消されることはないが、【ワルぼう】や手札の持ちすぎによってオーブカードが一枚でも破棄された場合、その時点でラーミアの復活は不可能になる。

ライバルズエース

真2弾カードパック「そして伝説は高らかに」にて「不死鳥ラーミア」名義で実装。今度は占い師専用のレジェンドレア。

9/5/10
死亡時:不死鳥ラーミア1枚を手札に加える
選択:・自分の手札にあるカードのコスト-2
   ・この対戦中味方のヒーロースキルのコスト-5

不死鳥というだけあって何度でも手札に復活するが、コストが重いので複数回の使用は難しいだろう。
重い分効果は強力。前者は言うまでもなく強力で0コストにしたカードを複数発動すればテンポロスも補えるし、後者はコスト15の低減が求められる伝説の勇者のスキル「そして伝説へ・・・」の発動にも貢献できる。
その使い方の場合、やはり間接的に特殊勝利カードとなる。

また、前述した「そして伝説へ・・・」の演出でも、伝説の勇者やその仲間を背に乗せて登場する。

一方1枚目の方もやはりマスターズで大暴れしていた他、ソロモードでも大活躍。
敵がインフレしており、こちらも初期MPの増加やレジェンドカードの複数編成により安定して高速でオーブを揃えられるため、敵と殴り合うよりも特殊勝利した方が楽ということでラーミアを飛ばしまくってレベル上げするユーザーが多かった。ボスに対しては初期のもの以外は対策されて特殊勝利無効がついているため残念ながら無力である。

DQMSL

【???系】のAランク。
Ⅲコラボクエスト「冒険の旅」にて手に入る各色のオーブを素材とした転生先。
ベースは【シルバーオーブ】なので注意。
特性は【じどうMPかいふく】【みかわしアップ】。リーダー特性は「全系統MP+10%」。
特技はデイン系中位息「ひかりのブレス」のみ。
 
【神鳥のたまご】を用いて更に転生させることで、Sランクの「不死鳥ラーミア」になる。
特性と特技は下位と同じだが、リーダー特性のみ「全系統MP+15%」になる。
新生させることで【まれにリザオラル】特性と【ギガデイン】を覚える。
実装当時は貴重な???系ヒーラーではあったが、現在では【モンスター牧場】で飼われるただのニワトリに等しい。
正直、作る価値はあまり無いだろう。

伝説の神鳥ラーミア

2019年5月31日に実装。期間限定ふくびき「伝説フェス」で引ける。
リーダー特性は自然系HP18%、防御力15%アップ。
特性はバトル開始時、自然系に聖なる防壁を張り一度だけ1ターンダメージ無効状態で復活する「不死のたましい」。
単体を確実に蘇生させたうえで防御力を上げる「神鳥の蘇生」、敵全員をランダムで複数回???系に大ダメージのデイン攻撃「聖なる息吹」、
味方が受けるダメージを軽減し行動停止を防ぎ更に自然系のデイン耐性を上げる「大空の守り」。

タクト

2022年7月16日開催の2周年イベント「真・ドラゴンクエストIIIイベント」にてイベント限定配布モンスターとして登場。
???系Sランク、ほじょタイプ。
リーダー特性「息消費MP-10%」基本特性「不死鳥のはばたき」
とくぎは「サクション」/「天雷球」/「不死鳥の息吹」
覚醒スキル10Pで「息のコツ」100P(3凸)で「不死のたましい」400(完凸)で「不滅のつばさ」等を習得できる。