【クルテマッカVII世】

Last-modified: 2023-11-06 (月) 18:15:36

ダイの大冒険

【ドラゴンクエスト ダイの大冒険】に登場するキャラクターで、【ベンガーナ王国】の国王。42歳。声優は廣田行生。
家族構成は妻(王妃)と息子、娘が一人ずつ。
国名が大阪弁の「でんがな」が由来なら彼の名前は「狂ってまっか」が由来だろうか。

先代から資産を受け継いだ大富豪であるが、彼自身その富をさらに大きくしてきたという。
治めるベンガーナ王国も経済的に豊かで強力な軍隊を保有し、魔王軍の侵攻にも善戦しており「一番安全な国」と言われるほどだった。
大国の主で大富豪でもあるためその性格は豪胆、自分の治世とベンガーナの国力には傲慢とも言える自信を持っており、自国軍ならば魔王軍を倒せると豪語していた。
防衛力は【レオナ】も評価するところではあるが、実際のところ戦線が優勢なのはベンガーナ侵略を担当した敵が耐久力に劣る妖魔軍団で、しかも軍団長の【ザボエラ】は侵攻よりも同僚、上司への取り入り介入を優先していた事が大きな要因と思われ、超竜軍団の攻撃を受けたベンガーナの町は抵抗むなしく短時間で大きな被害を受けている。
 
にもかかわらず王国サミットに集った際も、自分の軍隊で魔王軍を倒すための会議だと思っていたと言い放ち、ベンガーナの国力や兵器があれば大丈夫だと宣い、魔王軍の猛威を警戒する他国の王たちの中、一人声高に魔王軍を侮る発言を繰り返していた。
だが、その直後に【鬼岩城】が襲来。自慢の軍艦や戦車隊をことごとく退けられ、見通しの甘さを痛感させられる。
自軍が壊滅し追い詰められてなおプライドから逃げることを良しとせず踏み留まったため脱出の機会を逃した上に、影に【シャドー】が潜んで居た事もあり発見されてしまう。
この時は世界中の要人を巻き添えにした事を強く反省するものの、周囲の王たちに逆に激励されている。
 
迫り来る鬼岩城を前に諦めかけたその時、【ダイ】が駆けつけた事で命拾いし、鬼岩城を両断したその活躍を「子供の頃初めて馬に乗れた時以来の興奮」と歓喜し絶賛。その後はダイを全面的に信用し対魔王軍戦線の積極的な協力者となる。
彼の支援で【サババ】の街に設けた前線基地や大戦艦は【ハドラー親衛騎団】に壊滅させられてしまい結局戦力的な手助けにはならなかったが、経済力のある国の後ろ盾は補給や人材などの多方面で大きな支えになっただろう。
 
自信過剰な見通しの甘さがあったとはいえ、緊急事態にも動じず落ち着いた振る舞いを見せられるのは指導者の資質の一つであり、考えの甘さを悔いる自省の姿勢もあって、部下である【アキーム】からは非常に強い忠誠を示され、鬼岩城撃退後は周囲の国王からも信頼を得ていた。
勇者ダイへの信頼感も強く、【バーン】が全世界に攻撃を仕掛け脅迫文を発した際にも一切動じず、狼狽える臣下を前に泰然と「賭けに勝つコツは最後の瞬間まで勝利を疑わないこと」「世界を勇者に賭けた」と大富豪らしい発言を放ってみせ、ただダイの勝利を信じぬいた。【ゴメちゃん】の力で全世界の人々の心が繋がった時も、最後の最後まで頑張れと送っている。

それぞれの道

第5章 レオナの休日の終盤、パプニカ三賢者が予定よりも早く帰国し、次の日にまた出発する予定だと語った。