【サンマリーノ】

Last-modified: 2022-07-20 (水) 15:11:22

DQ6

【現実の世界】に存在する【町】
【ダーマ神殿】の跡地(廃墟)から西に位置する港町で、【ハッサン】の生まれ故郷。
SFC版の【公式ガイドブック】によると、英語では「San Marino」という綴りである。したがって、厳密には「サン・マリーノ」と表記したほうがいいのかもしれない。
名前の由来は、おそらくイタリア半島の小国サンマリノ共和国だと思われる。というか綴りも全く同じである。現実世界を模したDQ3にありそうな地名である。
DS版以降の英語版での地名はPort Haven。
 
町の真ん中には宿屋を含めた大きな建物が鎮座しており、そのせいで町が北部、東部、西部に分断されている。
そのため、初プレイかつ初訪問の際はかなり迷いやすい。リメイク版では構造が若干簡略されており、SFC版よりはわかりやすい。 また教会前の男性、宿屋前の兵士、カジノのある倉庫内の船乗りと利便性の高い施設や経路に邪魔者が配置されている特徴がある。
 
港町だけありこの町と下【レイドック】(正確には東の【船着き場】)の【定期船】がある。
 
初めて訪れた時点では主人公たちは実体化していないので、街の人と話すことはできない。
【トルッカ】のときと同じく、主人公たちはこの町の名前を知る手段はないはずなのだが、トルッカと違って初訪問時からルーラ登録されるので町の名前を知ることができる。
なお、まだ実体化していない時期に話しかけた男性が建物の隅に落ちている50Gを拾うというイベントがあるが、主人公たちが先んじてその場所を調べても拾えない。よほど目ざといのだろうか…。
 
またここでは透明化が解除される前から宿屋や教会も利用可能。
宿屋は店主が接客の練習をしているという設定だが、練習なのに返事(主人公による「はい」「いいえ」)が返ってくることに疑問を持たないほど没頭しているのだろうか?また、宿泊するとしっかりお金は取られる。主人公はトルッカでは無断宿泊したのに、ここでは律儀にお金を払う理由は謎。
教会では神父が見えない主人公たちの存在を感じ取り、名前も呼んで対応してくれる。ここの神父は透明人間に全く気付かなかったトルッカの神父よりも優れた力を持っているようだ。
 
シナリオ上は【ミレーユ】と初めて出会う街でもある。
しかし彼女と出会うためには【アマンダ】による【町長】の飼い犬【ペロ】毒殺未遂事件を全編見届けなければいけない。火曜サスペンス劇場かよ。
この飼い犬毒殺関係イベントのベースは、後にDQ7、DQ8でも使いまわされることになる。
 
ミレーユと初めて話した後、外に出るまでの間はなぜかルーラ不可になっているため、町の西の端の船乗り場から東側にある入口まで結構な距離を無意味に歩かされるのでとても面倒くさい。
これは、町を出た直後のフィールド上で【マーズの館】までの強制移動イベントが設定されているため、ルーラで別の場所に飛んでバグが誘発されることを防ぐ目的と思われる。だとしても町の西側(の南出口とか)からも出られるような構造にできなかったのだろうか。
 
【カジノ】もあり、姿が認識されるようになった後には利用できるようになる。さすが港町。
ここで【プラチナメイル】【ドラゴンシールド】を貰っておけば、一気にこの後の冒険が楽になる。同時にゲームバランスも崩壊するが。
ただし、1コインスロットで5枚掛けして777を当てても1500コインが当たるのが限度であり、上記の景品2つを入手するのは現実的にはかなり厳しい。
基本的にはポーカーのダブルアップで粘るのが最も効率的だが、かなりの時間を使ってセーブ&リセットを繰り返さないと必要コイン数には届かない。
なお、リメイク版では5列の100コインスロットも新たに設置されたので、運が良ければ序盤から一気に大量のコインを稼げる。
 
【ルイーダの酒場】もあるが当初は営業していない。ルイーダ曰く現実のダーマが滅ぶ前はこの町も活気溢れていたという。
この台詞を受けてか、真の【ムドー】を倒して夢の世界のダーマ神殿が復活すると利用できるようになる。
 
村の入り口近くに教会があり、ルーラ登録順も1ページ目の上から2番目なので急いでセーブしたい場合は便利である。
また、船を多用するDQ6ではルーラ後にすぐに船に乗りやすく場所も世界地図でわかりやすいためこの街を拠点にする場合も多い。
 
ハッサンの実家は北側にあり、行ってみるとちょっとしたイベントが起こる。
しかし結構わかりにくい場所にあり、町の構造の複雑さも相まって気づかずにクリアしてしまった人もいると思われる。
なお、街中のややわかりにくい出口から出た先の狭いスペースにある樽には【てつのツメ】が入っている。ハッサンの【こんぼう】に代わる武器として役立つので忘れずに取っておこう。
 
リメイク版ではルイーダの酒場の隣の本棚に【青年テノリオの悩み】という本があり、主人公が3人の女性の中から結婚相手を選ぶという内容だが、女性の特徴からDS版DQ5の結婚イベントがモチーフと思われる。