概要
【イビルビースト】、【サイレス】、【エビルホーク】、【ゲルバトロス】の色違い。
DQ8名物の真っ黒モンスターで、同作のボスの【妖魔ゲモン】と見た目はほぼ変わらないが、若干サイズは小さく角が無い。
真っ黒な見た目が災いして他のナンバリング作品には2度と登場しないかと思いきや、同僚の【スケアフレイル】と共にDQ11にまさかの再登場を果たした。
名前だけ聞けばウルトラマンシリーズの怪獣ジャミラを思い起こさせるが、容姿からしてネーミングは【ジャミラス】閣下をイメージしていることは間違いないだろう。
強化打撃のわしづかみや炎ブレスの攻撃が得意なのも共通している。
ちなみに妖魔ゲモンとジャミラスは姿が似ているからか、DQMJ2では親子として共演した。
DQ8
異変後のフィールドに出現する。
具体的には【リーザス地方】(西部の平地[夜間])、【アスカンタ国領】(海岸部)、【パルミド地方】(海岸部)、サザンビーク国領(東部の平地[夜間]、海岸部南)、聖地ゴルド周辺[夜間]、【名もなき小島】(マイエラ周辺の2つの小島)に分布。
どこも出現率が高いが、サザンビーク国領の海岸部南を除けば、夜間の方が活動が盛んに(出現率が高く)なる。
戦闘ではわしづかみ、【マホトーン】、激しい炎を使う、同系統のおさらいのようなモンスター。ただし【バシルーラ】は使わない。
「炎の中から誕生した闇の火の鳥」という設定の通り炎系の攻撃は効かない上、その他にも全体的に高い耐性を持っている。
ただこちらのマホトーンも効くし、意外と【ザキ】も効く。また【バギ系】は無耐性なのでよく通り、ククールの出番である。
ジャミラスの色違いだけにプライドが高いのか、2匹以上のグループを作らない。結果、単体やそこらのザコを従えて出ることが多く、大抵は袋だたきにされる。
これは【シャドウパンサー】も同じ……というか終盤のフィールドの強いモンスターはほとんどこんなモンである。
落とすアイテムは通常枠が【うさぎのしっぽ】(1/32)、レア枠が【聖者の灰】(1/256)。
なんだか仏教のウサギの話を思わせるが、ウサギでもおいしくいただいたのか。ん?まさかリーザスから【ポルトリンク】間に居た【ウサギ】が終盤で激減したのはこいつが…?
ちなみにデブ化したラプソーンの周囲を飛び回っている個体は色が薄く角があるので、こちらではなくゲモンのグラフィックを使用していると思われる。
3DS版
通常枠のドロップアイテムが【鉄のツメ】(確率は同じ)に変更された。
終盤でこれが手に入って嬉しいかはともかく、ウサギの尻尾よりはよほど納得のいくアイテムだろう。
DQ11
過ぎ去りし時を求めた後の【バンデルフォン地方】、【ユグノア地方】、【壁画世界】、【トロデーン城】(3DS版・DQ11S)に出現。
【悪夢の吐息】、【暗黒のきり】、【やみのほのお】を吐く他、【れんけい技】で【とこやみのブレス】を使う。
ドロップアイテムは、通常が【せいじゃのはい】でレアが【冥獣のツメ】。
今作では「伝説の魔鳥にあやかって名付けられた」とあり、ジャミラスが登場できない中で名前だけでも出そうとした様子が見られる。