【マキナ】

Last-modified: 2024-01-12 (金) 17:18:37

DQ9

【サンマロウ】で一番の屋敷に1人で住んでいるお嬢様で、大富豪であった両親はすでに他界している。
名前の元ネタはそのままラテン語で「機械」を意味するマキナであろう。
英語版での名前はMarion。
 
かつては外で遊ぶことすらできないほどに病弱であったが、ある時金色の果実を食べたことで奇跡的に健康になった。
しかし性格までも変わってしまったのか、些細なことで使用人たちを追い出してしまったり、やたらに友達を作りたがり、友達になった人には自分の持っているものを何でもプレゼントしたり(このせいで彼女の財産目当ての「お友達候補」が大勢詰めかけるようになってしまった)……と、度を越えた世間知らずとしか思えないような異常な言動が多い。
 
……実はマキナ自身は召し使いが持ってきた女神の果実を食べることなく病死している。
本人は病に冒されて死期が近いことを自覚しており、「お友達」として大事にしていた人形【マウリヤ】に「自分の代わりとして生き、幸せになるように」と告げて息を引き取った。
つまりこのマキナの正体はマウリヤ。
密かにマキナを埋葬した後、彼女が望んだ「友達をたくさん作る」という願いをただひたすらに遂行していたのだ。
 
しかし外観こそ瓜二つなものの、元々ただの人形に過ぎないマウリヤには人間の感覚や感情が無く、その奇行で町を騒がせてしまう。
そのことに心を傷めたマキナの幽霊はマウリヤを元の人形に戻そうと協力を依頼、最終的にその想いを告げて昇天していった。
 
なお、誤解する人も多いが、上述の通りマキナは女神の果実を食べておらず、女神の果実は人形のマウリヤの中に宿っている。
その証拠としてマキナが昇天した時点では女神の果実は手に入らず、マウリヤが人形に戻った段階で果実が手に入る。
 
……さて、DQ9の登場人物にはやたらと「キャラクターが死ぬ」イベントや「すでに他界している」人物が多いように感じるプレイヤーもいるだろう。
たとえば病死者はイベントに絡む名前ありのキャラクターだけでもマキナと【リベルト】、物語中に死亡した【エリザ】とあわせて3人。
そのことから【せつなき思い】のBGMは病気で死ぬイメージが強い印象にある。
だが他のナンバリング作品でも初期の作品からキャラクターの死は例示するとキリがないほど頻繁に描かれている。
しかしDQ9主人公は【天使】であるため幽霊と会話できるという設定があり、その分死者がクローズアップされやすいという事情を覚えておこう。