【ランド】

Last-modified: 2023-09-10 (日) 16:34:48

概要

DQ2とDQ6に登場する名前、実在する人名だが
もしかしたら由来はスターウォーズでハン・ソロの「友達」として出てきたランドかもしれない。

DQ2

【サマルトリアの王子】の名前のひとつ。

DQ6

【ライフコッド】の酒場の息子。17才。CDシアターでの声優は細井治。
ちなみにSFC版においては彼のグラフィックは「イケメンだが露出度の高い体格のいい青年」という姿で、【フォーン王】と同じ。
英語版での名前はBuddy。「相棒」といった意味。

【夢の世界】のランド

【ターニア】にゾッコンの隣人。【主人公】のことをアニキと呼んで慕っている。
ゲーム開始直後は、このデレっぷりがターニアと結婚した際に義兄になるであろう男と仲良くなっておきたいというゴマすりに見えることだろう。
【ドラゴンクエスト4コママンガ劇場】でも、妹を狙うランドと兄としてそれを許さない主人公のネタがよく見かけられた。
【ジュディ】にアプローチを受けているもフッているようだ。
 
腕っ節には自信があるらしく、【山肌の道】を大した魔物がいないから休憩に最適と言い切っている。
確かに出現モンスター自体は最弱クラスだが、出現数が多いため低レベルだとタコ殴りにされる危険がある。
そんな環境を休憩に最適と言い切るので、それなりの実力はあるようだ。
ある意味後述の超人説の伏線とも言える。
 
また父親の後を継いで狩人になるのが不満らしく、母親または姉だと思われる女性(グラフィックは若い女性だが話し方からはどちらともとれる)の酒場のバーテンや山肌の道の護衛(本人曰くガイド)と様々な仕事に挑戦している。
ちなみにこの女性、村祭りの最中になんと主人公を【ぱふぱふ】に誘ってくる。
もちろん「はい」を選んでも「意外とエッチなんだから」だとはぐらかすのだが、村人がみんな外で楽しんでる時に、自身は店内で若い男と二人きり…と考えると洒落にならない
 
現実ライフコッド襲撃後は主人公が本当にターニアの兄なのかをいぶかしむような台詞が出てくる。

【現実の世界】のランド

田舎の気質か、よそ者の主人公にかなり冷たく当たっている。
主人公がターニアの優しさに付け込んで図々しく居候している(ように見える)のが面白くないらしく、「おまえが転がり込んでターニアは迷惑しているに違いない」と決めつけ、ほかに行く場所がないと言い訳する主人公に対して「そんなのオレの知ったこっちゃないね」「なんなら力づくで追い出してやる」と罵倒しだす。
夢の方と違って弱い立場にいる人(それがよりによって主人公の片割れ)をいじる性格の悪さが目立ち、多くのプレイヤーは彼に悪印象を抱くことだろう。
だが罵倒の後に「なんだよ?そのうらめしそうな目は?言いたいことがあるなら言ってみなよ!男だろ」と言っており、主人公が「いくじのないヤロー」、つまり男として張り合いがないのが不満なのである。
決して片思いしている女(ターニア)の家に別の男(主人公)が居候しているから嫉妬しているわけではない。
 
むかついたプレイヤー(夢の主人公)が酒場の2階に戻ったランドに話しかけ、「オレとやりあおうってのか?」という問いに「はい」を選択しても、現実の弱い主人公と勘違いされたまま「はっはっは!おまえみたいな弱虫とだれがケンカなんてするかよ。オレは弱い者イジメはキライなんでな」と言って相手にされない。
目の前の主人公は魔王すら倒す実力を持っているのに…(いつもの主人公と雰囲気が違うとは感じていたようだが)。
 
現実ライフコッドが【まおうのつかい】たちに襲われたときには、終盤に出てくるモンスターと互角に戦っている。それも他の村人と同じく1対2で。
ライフコッド村民の超人説は彼とて例外ではないようだ。
この時の彼に話しかけると「オレに かまうな!はやく ターニアを!」と叫び、助太刀した後だと「ハアハア……。オレは だいじょうぶだ……。それより ターニアを。 ハアハア。」と言う。
ターニアを守るのは主人公の役目だと暗に伝えているようだ。
  
まおうのつかいたちを退治した後はライフコッド襲撃の際の主人公の勇敢さを目の当たりにして和解する。
ターニアに主人公が必要だということは理解しており、ターニアを置いて旅に出る主人公を責めたりもした。
夢のランド以上の理解の示しようである。さっきまで出ていけと言っていたくせに…。
 
襲撃前後での反応の違いを鑑みると、和解前から夢の世界で「ア・ニ・キ」と慕っていたのは、
実は現実世界の情けない主人公を尊敬出来るようになりたいという彼なりの願望であったという可能性が垣間見えてくる。
一種のツンデレだったのかもしれない。
 
【はざまの世界】から戻ってきた後でターニア宅へ向かうと、ターニアとランドとのちょっとした会話(以下全文)が見られる。
主人公が不在だと開始しない。

ランド「〇〇〇〇!
ランド「どうしてさ! なんで
  旅に出たり するのさ!!
ランド「ターニアのこと どうでも
  いいって いうのか?

ここで「はい」を選んだ場合、

ランド「ハン! やっぱり お前
   変わっちまったんだな。

と言われて終了。「いいえ」を選んだ場合、

ランド「だったら なんで……
ターニア「やめて ランド!
ランド「ターニア……
ターニア「〇〇〇〇にいちゃんを
   せめないで……。
ランド「……。
ランド「わるかったな 〇〇〇〇。
  ターニアのことになると オレ
  つい ムキになっちゃって。
ランド「〇〇〇〇にも 〇〇〇〇の
  じじょうが あるんだろうし…
ランド「ターニアのことは オレに
  どーんと まかせて おけよ。

と、夢の世界のランドを連想させる。
 
現実での彼の仕事は描写されていない。
 
小説版では現実のライフコッドを発つ融合後の主人公(イザ)に、「恋愛抜きで」ターニアを託されるが、その際は剣をチラつかされて渋々承知するという有様であった。
まあこちらの場合は軽くではあるが主人公(の片割れ)に手を出すような事もあったから仕方ない。
 
EDにて現実の【レイドック】では主人公の正体が王子だったことについては驚きつつも、たとえ王子だろうとターニアのことで遠慮をする気はないと言い切っている。
現実のライフコッド住人達とは王子である事が分かって以降若干の壁ができてしまった主人公にとって、彼とターニアの反応は大きな救いとなった事だろう。

漫画版

漫画版では夢の世界でも主人公(ボッツ)をアニキと呼んで慕っておらず、ライバルのような関係。
現実の世界のランドに近く、喧嘩をするほど仲がいいと言う関係である。
父親は木こりであり、ガタイのいい大男としてランドをよく叱りつけていた。
ターニアに好意はあるが本命はジュディの方で、村での公認のカップルとなっている。
村から出ていき冒険へと向かうボッツに叱咤して、見送っている。
また、ランドの父は山の木を切り、露出した山肌で「ガンバレ」という文字を描きボッツを無言で励ましてくれた。
この「ガンバレ」が日本語の片仮名であることにツッコんではいけない。
 
その一方で、現実世界のランドは1年間も居候するボッツに対して嫌悪感を抱いていた。
何気にゲーム本編よりも半年間居候の期間が増えている。そしてさり気なく【バーバラ】をかわいこちゃん呼ばわりしていた。