DQ7
【グランエスタード】の王女で、【キーファ】王子の妹。フルネームは「リーサ・グラン」。
英語版での名前はPS版ではLeesa、3DS版ではLisette。
中世ヨーロッパのエナン帽のような被り物が特徴。
明朗快活な兄とは正反対の、体が弱く内向的な性格であり、いつも自室で過ごしている。
幼い頃に母親を亡くし、父である【バーンズ王】も激務に追われている為、兄であるキーファが親代わりになって面倒を見ていたようだ。
その為だろうか、DQ歴代シリーズ中、DQ6の【ターニア】、リメイク版DQ5の【タバサ】と並ぶ、屈指のブラコンキャラである。
【ホンダラ】やバーンズ王とは違い、ストーリー的には彼女に一度も話し掛けなくても問題は無いのだが、グランエスタードに帰る度に彼女に話し掛けるという妹萌えのお兄さん達が続出したようだ。
ちなみに、彼女はキーファ離脱直後に「またお兄さまに会えるよね?」というような事を聞いてくるのだが、これに『いいえ』を選んだ場合、
なんでそんなこと言うの? ひどいわよ アルス! お兄さまは… お兄さまは… 私にさよならも言わずに いなくなったりしないもの! そんなこと 絶対 しないもの!!
……といったメッセージが表示されるのだ。
前記した通り彼女は結構なブラコンであり、兄を失って強い悲しみを感じているのは分かるのだが、普段は大人しい彼女が、ここまで激昂する様はある意味必見である。
対して、これに『はい』と答えた場合は、
そうだよね。 お兄さまは私にさよならも言わずに いなくなったりしないもの。 突然 いなくなったりしないもの……。
……と、兄が大好きだった彼女が強いショックを受けている事が痛いほど分かるメッセージが表示され、こちらまで辛くなってしまう。
実際に精神的ダメージが深刻だったようで、城の者に話を聞くと、普段は食事を残さずきれいに食べていたのに、ほとんど手をつけなくなったらしい。
他にも「いつも泣いていて夜もほとんどお休みにならない」という話が聞け、実際に会いに行くと、マリベルが「あんなにやつれてしまうなんて…!!」と驚くほど衰弱しており、キーファを止めなかったことに責任を感じるまでに。
そしてリーサを心配してか、食事などでバーンズ王が一緒にいてくれる時間が増えたようだ。
その後もメルビンが加入した後に会いに行くと、
そちらの方は…… 新しく旅に 同行なさる方… なのかしら…… (中略) そう… そうなの……。 ………………。
初対面なので丁寧な挨拶をしたのに、そっけない態度をされたメルビンは憤慨するが、
今は すなおに 喜べないの… ごめんなさい……。 だって… ○○たちが いつか お兄さまのことを 忘れちゃうんじゃないかって…。 新しい仲間が ふえたら お兄さまのことなんて どうでも よくなっちゃうんじゃないかって。
もはや心の闇と言っても過言でない状態になっている。
以上のように、心に深い傷を負い病み気味であった彼女だが、兄の子孫である【アイラ】を連れていくと、何かを感じとったのか、
お… お兄さまっ!? ア…アルス……。 お兄さまが… お兄さまが一緒なのね!?
と聞いてくるのだが、この時『いいえ』と答えると、
そんなのウソ! お兄さまの気配がする……。 お兄さま そばにいるんでしょ!?
などと言う。ここまでくるとちょっと怖い。
しかし、その後は兄の子孫であるアイラと不思議なシンパシーを感じたのか、親密な関係になった様子である。
また、PS版の時点ではキーファ離脱後は彼女が王位を継承することになるのではないかと言われていたが、リメイク版でアイラがキーファの子孫とハッキリと判明したため、王位を継承するのは彼女ではなくアイラになる可能性も出てきた。
余談だが、彼女の帽子はその特徴的な形状から、「他者への攻撃に使用される」「殺傷能力がある」などと四コマではさんざんネタにされている。
キャラバンハート
オープニングと1回目エンディング後のグランエスタード城の王の間に登場する。
幼いためか、キーファの事は「お兄ちゃん」と呼んでいる。