【動かない石像】

Last-modified: 2024-03-15 (金) 19:17:14

概要

トルネコ1、トルネコ2(PS版)に登場するオブジェの一種。
【うごくせきぞう】にそっくりなだけで、本当にただの【石像】である。単に「せきぞう」では無い所も特徴的。
何とも当たり前な名称だが、そっくりで見分けが付かないので動くものが擬態している場合もある。
 
なお、DQ3の【ゾーマの城】の石像は、リメイク版でうごくせきぞうに似た腕を上げたデザインに変更されており、トルネコシリーズの動かない石像に近いコンセプトのオブジェクトとなった。

不思議のダンジョンシリーズ

フロア内に1体しか存在せず、部屋の入り口や迷路内には設置されない。もちろん自然発生もしない。
モンスターのうごくせきぞうはこの石像に擬態しているので、
動かない石像だと思ってうっかり近付くと殴られる場合もあるので注意。

トルネコ1

DQ3等の経験者であれば「こんな序盤にうごくせきぞうが!?」と驚く事だろう。
恐る恐る近づいたプレイヤーを「なんだ、ただの石像か」と一旦安心させておいて、少し進んだ下の階層では本物のうごくせきぞうが現れるという、なんとも嫌らしく凝った仕掛けである。
 
なお、動く石像が正体を現すまでは本物と擬態を外見で見分けるのは不可能。
「うごくせきぞうよりも色合いがほんのわずかだけ薄く黄色っぽい」などと言われることもあるがデマ(背景色の違いによる目の錯覚)である。
【ミミック】とは違って擬態の方は遠隔攻撃が当たるので、【矢】を撃ったり不要なアイテムを投げつけてそれで判別することができる。
また、上記の通り1階層に1体までしか配置されないので、1つ本物の石像を見つければあとは同じ階層のものは全部動く石像の擬態と判断できる。同じ部屋に2体並んでいれば、どちらかあるいは両方が擬態ということになる。
うごくせきぞうの出現する13~21階では、【トルネコ】のレベルやHPが少ない場合はあまり近付かない様にしよう。
これを間に挟んで【リリパット】【木の矢】を無駄撃ちさせて矢を稼ぐのは冒険の基本。
 
ちなみにこの石像、本作のみ【地雷】【爆弾岩】の爆風で消滅してしまうのだが、その際一瞬だけうごくせきぞうのやられモーションが作動してしまう。
単にやる気がないだけでコイツも実際は「動く石像」の方なんだろうか?
 
【不思議のダンジョン】クリア後に完成するトルネコの店の新店舗の前にトルネコ像と一緒に祭られているが、実は1体だけうごくせきぞうが紛れている…ことが【温泉】完成後にわかる。

トルネコ2(PS版)

【うごくせきぞう】とは違って腕を下げているため容易に判別できるようになった。
おかげで擬態もへったくれもなくなり、動く石像はトラップモンスターとして機能していない。
また、【リリパット】系のモンスターが間に石像を挟んでる場合に矢を撃たなくなったため、矢稼ぎに利用することができなくなった(それ以前に矢を外しても落とさなくなった)。
 
一応補足すると、GBA版はうごくせきぞうだけが登場し、こちら(動かない石像)は登場しない。

ビルダーズ2

【オッカムル島】の地下神殿攻略のキーアイテム。表記は「うごかないせきぞう」。
見た目は【うごくせきぞう】そのまんまのオブジェ。
 
地下神殿中央に石像を乗せる台座が6つ陳列された部屋があり、最初はそのうちの4つにしか石像が置かれていない。
神殿内を攻略すると動かない石像を2つ入手できるので、これを神殿中央の台座に乗せる事で、【宝箱】【カギ】が開く仕組みになっている。
但し、仕掛けを解いた直後に6つの石像全部が【うごくせきぞう】となって襲い掛かってくる。とんだ動かない詐欺である。この時のドロップアイテムは【石材】、バラバラに破壊された様だ。
 
【ヒエヒエ島】に生息するうごくせきぞうを倒すと、仲間にならなかった場合にドロップする。
これを手に入れれば、【からっぽ島】等でオブジェとして飾る事も可能。
開拓地にこれを置いておくと、その開拓地に住民登録されているうごくせきぞうか【だいまじん】が、像の隣で何故か像のポーズの真似をする。
見ている分には面白いが、反面【染料ダル】での染料作成のアシストはあまりやってくれなくなるので注意。