概要
初代・戦闘曲。
構成=Intro:2小節、A:10小節、B:16小節
調=ヘ短調(Fm)
BPM=125(SFC版)
拍子=4/4
演奏順序は「A→A→B→A」である。
後の作品のようなポップス的、ジャズ的要素、ノリの良さといったものはこの曲には感じられず、
終始咆哮と緊張感が漂い、音は濁り、グロテスクな曲である。血で血を洗うかのような生々しい楽曲だ。
イントロからおどろおどろしいホルンのグリッサンド。
1回目のAの部分では、雄叫びを表現するかのようにホルンのリップ・グリッサンドによる咆哮が幾度となく繰り返される。
2回目のAは、雄叫びをあげるホルンはそのままにトランペットも加わり、木管楽器も下降音形で吼える。シンバルや大太鼓も無駄なくらいにバンバン叩かれ、様々な楽器が入り乱れる。
Bの部分では一転して静かになり、相対する敵との緊張感を演出する。
3回目のAは、静かなままAの旋律が再現され、SFC版では1回目のAに、オーケストラ版では2回目のAに戻る。
DQ1
戦闘時にかかる曲。FC版では1回目のAの部分のみ。
戦闘画面がうずまき状に出現するが、その出現に合わせてイントロが展開される。この描写が見事にシンクロしていて、寂しさや暗さが付き纏う旅の音楽を、一気に緊迫した空気に変える。
FC版での2トラックしか使えなかった制限を感じさせない出来である。
SFC版以降では、オーケストラ版に準拠する。
DQ10オンライン
ドラゴンクエスト誕生30周年記念イベント【竜王城の決戦】で、一般モンスターとの戦闘時にオーケストラ版が流れた。
Ver.5.0からはコインボスの【ドラゴン】戦で流れる。
詳しくはこちらを参照。
DQ11(3DS版)・DQ11S
【時渡りの迷宮】(3DS版のみ)の8階層と9階層での戦闘時にシンセサイザー版が流れる他、【冒険の書の世界】の「始まりの祭壇」内での戦闘時にFC音源で流れる。
いたストSP、ポータブル
SPでは【アレフガルド】、ポータブルでは【ラダトーム】のステージで目標金額を突破すると流れる。
この曲から【竜王】へと繋がるメドレーとなっている。
使用されているのはオーケストラ版であり、とても豪華。
ヒーローズ1
ドラゴンや【キングヒドラ】戦で流れる。
ビルダーズ1
【竜王軍バトル】や中ボス戦で流れる。竜王軍バトル開始時は戦闘画面がうずまき状に出現する演出が再現されている。DQ1の世界であることを反映し、ボス戦以外は全てこれである。
ビルダーズ2
発売日発表会のデモプレイ時点ではプロローグの船が浸水するシーンで流れていたが、製品版では【戦闘~生か死か~】に差し替えられた。
シアトリズム
難易度 | ふつう | 難しい | 激ムズ |
総トリガー | 76 | 129 | 237 |
最初からプレイできるBMS。
背景は平原・砂漠・森・塔内部などがランダムで登場する。
ダイの大冒険(アニメ)
主に戦闘シーンで使われているが、コメディシーンに使うバージョンもある。
アベル伝説
主に緊迫した雰囲気の戦闘シーンで使われた。
【戦闘のテーマ】がゲーム版のメロディをほぼそのまま使っていた激しめの曲であったのに対し、こちらはイントロや伴奏が無いなどゲームや楽団版とはかなり異なるイメージになっていた。