【石田和明】

Last-modified: 2019-05-19 (日) 05:40:38

概要

【ドラゴンクエスト4コママンガ劇場】黎明期~中期を支えた漫画家の1人。
人気の高さゆえに巻頭カラーページはほぼレギュラーで描いている。投稿者募集コーナーでも挿絵を担当。
自画像は【くさったしたい】で、異名は「くさったいしだ」。
キャッチコピーは「動く石像 働く石田!」・「かっとびメタルライダー」。
 
やや無愛想ながらも取っ付きやすくコミカルな絵柄が特徴的で、イラストよりもマンガ向きの画風。
中でも【ぬいぐるみ】【バラモス】の可愛さはピカイチ。
かと思いきや、お色気ネタも意外とあったりする。
バラモスを「カバ」呼ばわりした第一人者で、作中キャラは微妙に口が悪く総じてツッコミ体質。
DQ3と4ネタを主に描き、特にDQ3では勇(男)・戦(女)・武(女)・魔(女)パーティで描く事が多い。
たまに男キャラも加わるが、決まって女キャラの尻に敷かれている。
もし5(DS版)にも参加していたなら、まず間違いなく【デボラ】を嫁に選んでいたことだろう。
 
バイク好きとしても有名で、「楽屋裏」ではバイクの右折事故で自らはほぼ無傷だったものの、単車を失ったエピソードを描いている。
また、年賀状を出さなかった事を【柴田亜美】に根に持たれたこともある。
(住所がわからなかったので出せなかったらしい)
 
ウィザードリィフリークとしても知られており、みのり書房から刊行されたゲーム系マンガ誌「ゲームプレイヤーコミックス」では「ウィザードリィ」のコミック『迷宮へようこそ!』を描いていた。
(最下層探索中の時点で「ゲームプレイヤーコミックス」の休刊により打ち切り。しかし宝島社刊の「ウィザードリィ友の会3」で(当時連載していたウィザードリィ系コミック共々)続きが描かれている)
 
4コママンガ以外では、ギャグ王で『レニフィルの冒険』を連載。
オリジナルのファンタジー作品としては凡庸で地味だが、生活や文化を徹底的に掘り下げた独自の作風で人気を得た。
なお、主人公レニフィルは『迷宮へようこそ!』の自作キャラがモチーフのもよう。
(ただし共通点は「エルフ」ということくらいで、職業は魔術師→弓使いと変化させている)
 
上述の『迷宮へようこそ!』といい連載・単行本化の機会には妙に恵まれない作家であり、単行本化されたのは『レニフィルの冒険』全4巻のみ。
(ただし雑誌休刊のため「第1部完」的な消化不良気味の終わり方。現在は「マンガ図書館Z」にて無料公開中)
フレッシュガンガンで数回掲載された『ジョーンズ教授の華麗なる冒険』に至っては、何故か海外でのみ単行本化されているという謎仕様。
 
現在はマンガ家の妻『路みちる』のアシスタント業がメイン。
作家業の方は開店休業状態で、たまに趣味でイラストを描く程度で目立った活動はしていないもよう。
(個人サイトは放置の末に消滅、ピクシブも基本放置。また同人活動の形跡なども特に見られない)
そのイラストも4コマ時代とは大分変わってしまっているので注意。
 
ちなみに妻の路みちるもDQシリーズの4コマに携わっており、トルネコ1にて活躍していた。
彼女はゲーム作品に先駆けて【はぐれメタル】【はずれメタル】をかけたダジャレを考案しており、トルネコ1の4コマの2巻には「自分の武器をよく見たら【はぐれメタルの剣】ならぬ『はずれメタルの剣』だった」という内容のネタが載っている。