【紙一重の指輪】

Last-modified: 2024-02-11 (日) 19:26:25

トルネコ3

指輪の一種。装備すると直接攻撃の【回避率】が上がる。
同じく回避率上昇の効果を持つ指輪に【見切りの指輪】があるが、あちらは常時鈍足になるというとんでもないデメリットがある。
こちらは鈍足になるデメリットは存在せず、見切りの指輪よりはるかに使いやすい。
前作トルネコ2での【見切りの盾】の効果が強かったからか、見切りの指輪共々大幅な弱体化を受けている。
 
しかし、名前の通り「紙で作られている」ので、炎や爆発の攻撃を受けると【ふつうの指輪】に変化してしまう。
普通の紙なら燃やせば灰になるが、結果は上記の通り。ふつうの指輪を紙で包んだものなのだろうか。
呪われていても炎攻撃でふつうの指輪に変化してしまうが、【封印のワナ】特殊能力が封印されている場合や【うけながしの指輪】の効果が発動した場合は罷免できる。
 
炎や爆発の攻撃に該当するものは

火炎の石像や大砲の弾はともかく、ようがんまじんの攻撃でも変化するってどうなんだろう?
細かな所にまで説得力があると言えばある仕様だが…。
 
印を重ねがけすることで回避率がよりUPするが、例え別の指輪をベースに合成したとしても、炎の攻撃を一度でも受ければ丸ごと印が消滅する。
ふつうの指輪に変化するのは紙一重の指輪がベースになっていた場合のみ。
 
【不思議の宝物庫】40Fの【宝物部屋】でしか入手できないレアアイテムなので、勿体無くてそう簡単には使えない。
常時鈍足になる【見切りの指輪】と比べればまともに使える方だが、コレクターアイテムの域を出ない。
デメリットがある指輪ゆえか、何気に印数が4つと多い。しかし、【ふつうの指輪】は印数が5もあるので、やっぱり立場が回って来ない。
印数が多いふつうの指輪を【カギ】1つで入手できるのなら悪くない……と思うかもしれないが、ふつうの指輪は【マダム・グラコスのバザー】【道具屋】で購入できるので、ふつうの指輪目的で貴重なカギを使わない方が良い。
 
地雷のワナを踏んだだけでも変化するので、正直使いどころが難しい。
【ドラゴン】【ようがんまじん】などの炎攻撃モンスターが登場しない階層で、地雷を踏まないようにワナチェックすれば、めったに燃やすことなく運用できる。
敵の攻撃力がインフレする【不思議の宝物庫】51F以降で、盾の守備力に不安がある状態なら有効かも。
それでも、他の有力な指輪を差し置いて合成する価値があるかは微妙なところだが。

余談

初出は『風来のシレン2』に登場した「紙一重の腕輪」。
上記の紙一重の指輪とほぼ同じ能力(攻撃をよけやすくなるが、炎系の攻撃で燃える)だが、シレンでは別の腕輪に変化することなく、炎を受けると紙一重の腕輪ごと即座に焼失する仕様だった。
他にも「地雷や大砲の弾では燃えない」「レアアイテムだが一部の持ち込み不可ダンジョンでも入手可能」と言った違いがある。
 
次回作である『風来のシレンGB2 砂漠の魔城』にも、この指輪と同様の効果を持つ印が存在する。
救助のご褒美限定の印でありレアだが、武器と盾の共鳴効果の一つ「腕輪が絶対に壊れなくなる」と同時に使用しないと意味がない、という点でベテラン風来人泣かせの印であった。