【AND ACT BY…】

Last-modified: 2022-10-15 (土) 19:37:32

DQ3(リメイク版)

【エンディング】のスタッフロールの最後に登場するメッセージで、「…」の部分にはプレイヤーのフルネームがローマ字表記で入る。 直訳すると「そして、操作は…による」となる。
このお陰でプレイヤーはより「勇者ロト=自分」と認識することができるという、なんともニクい演出である。
 
種明かしをすると、ゲーム開始時の【性格診断】での「あなたの本当の名前を教えてください」という質問の際に入力したものが、訓令式ローマ字に置き換えられて表示される、というカラクリになっている。
冒険が始まる前に多くのプレイヤーは本名を既に入力しており、そしてそれが忘れた頃に出てくるのである。
そのため、ふざけて「ああああああ」と入力したりした場合は、「ACT BY AAAAAA」などといった風に表示されてしまう。
真に伝説を楽しみたいなら、素直に自分の本名を登録しておこう。
性格診断やスタッフロールの画像・動画をネットに公開するのでもない限りは、個人情報が漏れる恐れなどはないはずだ。
 
また、先にも述べた通り、この際に行われる変換は「訓令式」。
しかし他のスタッフ名は「KOICHI NAKAMURA」など「ヘボン式」の表記になっている。
例えば、「なかむらこういち」と冒頭で入力した場合、上記のものとは異なり「NAKAMURAKOUITI」と表示されるのである。
このようにローマ字自体の表記の違いも「CHI」と「TI」に現れてしまううえ、苗字と名前の間に自動的にスペース(空白)は入らないので違和感がぬぐえないという欠点がある。
 
この現象を回避するには、

  • 訓令式とヘボン式のどちらでも同じ綴りになる字を選ぶ(本名の入力は諦める)
  • 「名前→スペース→苗字」の順で入力する

などといった工夫を凝らせば、ローマ字表記を他のスタッフたちと統一し、違和感を消すことができる。
2回目以降のプレイでこのことを知っているプレイヤーは、こういった方法を試すこともあるようだ。
 
スマホ版以降ではスタッフロールが日本語になったが、この部分だけは英語表記のままである。
もし日本語表記でそのまま出せば

プレイヤー
    やまだ たろう    

のようになったであろう(漢字変換は搭載するのに手間がかかると思われるので、かなでそのまま表示される可能性が高い)。
なお"空白(スペース)が入れられなくなっている"ため、
ニックネームを入力するなど姓名のような空白を使わずに済むような名前を入れることでしかスタッフロールに自然に溶け込むことはできなくなってしまった