【グリーンワーム】

Last-modified: 2023-05-11 (木) 21:52:42

概要

アゲハチョウの幼虫によく似た、というよりほぼそのままの見た目のモンスター。上位種に【ラーバキング】がいる。
幼虫系のモンスターは【キャタピラー】系統が代表格として活躍している事情もあって、現在のところこの系統は外伝作品も含めてDQ5にしか登場していない。
かと言ってそこまでマイナーということもなく、その妙にリアルな見た目とSFC版DQ5の開始直後の強制戦闘のメンバーに入っていることもあってそれなりの知名度を誇る。
かのマイナーモンスタースレにも名前が挙がっていない。
 
ドラクエの幼虫系(芋虫、アオムシ)モンスターは【オニムカデ】【かえんムカデ】となぜかムカデのモンスターも混ざっているのだがこの系統にはいない。さすがにこの外見でムカデを名乗るのは無理があったか。
しかし、芋虫やアオムシは英語でcaterpillarであって、ワーム(worm)だとミミズなどの蠕虫を意味するので、この名前も厳密には間違いなのだが。

DQ5

【バブルスライム】程度の強さで、通常攻撃しか行わない。
【アルカパ】到着直後の主人公と【ビアンカ】でも十分倒せる程度の強さである。
少しでも戦闘経験がある者にとっては敵ではないが、それだけに得られる報酬も少ない。
 
出現エリアは幼年時代の【アルカパ】周辺~【レヌール城】周辺、もしくは青年時代後半の【ボブルの塔】周辺のみ。
レヌール城周辺よりもアルカパ周辺の方が出現率が高い。
リメイク版では、低レベルのキャラクターが遊ぶ時のすごろく場でも出現する。
 
SFC版では【サンタローズ】へ向かう途中にこいつを含めた固定戦闘が1回ある。
この時点では【主人公】はレベル1だが、【パパス】が1人で片付けてくれるので、逃げだしさえしなければ主人公はサンタローズに着く前にLv2に上がり、【たけのやり】を買う程度のお金も必ず手に入る。
ちなみに、このエリアには本来グリーンワームは出ない。
PS2版では固定エンカウントはあるものの、サンタローズ周辺エリアの中からランダムに敵が選ばれるようになり、DS版以降は固定戦闘はあるものの、やはりこいつは出現しなくなった。
 
落とすアイテムは【かしこさのたね】
実は幼年時代では賢さの種は【氷の館】で1個手に入る以外に入手手段がない。
【ベビーパンサー】は自力では賢さ20以上にならないので最低でも1個以上は使う必要があり、氷の館の分を取り損ねたか低レベルから言うことを聞かせたい場合は、グリーンワームを狩り続けるしかない。
ちなみに、レヌール城クリア以降の出現エリアにはこいつは出てこないのだが、ラインハット北西の岩山付近のごく一部にレヌール城周辺の出現エリアがはみ出しているので、一応、ここで狩ることができる。
なおドロップ率は128分の1。100回戦って1回落とすかどうかという程度。
 
PS2版では芋虫感が大幅にパワーアップし、目がとてもかわいくなった。
しかし、見た目や動きがやたらリアルなので気持ち悪いと言われることも。そんな、ひどい…。
倒れるときにぐにゃりと曲がるのは、木から落ちて動かない芋虫を彷彿とさせる。
 
ちなみにPS2版の公式ガイドブックでは「あるモンスターの幼虫」と説明されているが、DQ5には虫モチーフのモンスターがこの系統以外に【せみもぐら】系統くらいしか存在しないため、結局のところ彼らがどのモンスターの幼虫なのかは一切不明である(一応、没モンスターには虫モチーフのものが2種類いる)。まぁ、モンスターなので幼虫型だからといって成体も虫の姿をしているとは限らないのだが。