【ローシュ】

Last-modified: 2024-02-28 (水) 22:22:42

DQ11

大昔の人物で、先代の【勇者】【主人公】は彼の生まれ変わりとされる。
姿は回想内と銅像でしか見られないが、穏やかな顔立ちと尖った黒髪はどことなく【主人公(DQ3)】に似ていると同時に、目つきは本作の【主人公】と近い。
自ら作った【勇者のつるぎ】を手に【邪神ニズゼルファ】と戦い討伐寸前まで追い詰めるも、直後に仲間に裏切られ無念の死を遂げる。
ローシュの装備はロトの装備同様、【勇者のつるぎ・真】【勇者の盾】【勇者のかぶと】【勇者のころも】として後世に伝わっている。
【四大国会議】で「ローシュ戦記」という単語が出ている通り、偉大な人物として語り継がれているものの、邪神との戦いやその顛末は伝わっていない。仲間たちが彼の死後、民に不安を与えないため伝えなかったと思われるが、詳細は不明。
 
旅の仲間は賢者【セニカ】・魔法使い【ウラノス】・戦士【ネルセン】。このうちローシュのみ、作中で会うことはできず、その人物像を推し量ることはできない。
ドラゴンクエストでは非業の死を遂げた人物はほぼ何かしら魂とかになって会話することができるのだが、主人公の前世という立場上ゆえか、作中で確認できる台詞もウラノスに裏切られてから死亡するまでの一言のみで明確なキャラ付けはなされていない。
作中の描写を見る限りでは表情豊かで朗らかな好青年であることが微かに伺える。
ウラノスとは【ドゥルダ郷】での修行中に出会う。最初は張り合っていたものの、切磋琢磨する良き友人となる。
セニカとは恋人同士であり、当時を知る神の民によるとラブラブだったようだ。真EDではセニカと再会を果たす。
ネルセンとはどこで知り合ったか、仲間以外にどのような関係性があったかは明かされていない。
 
前作の【アルヴァン】に引き続き「先代勇者」は非業の死を遂げている。何の因果だろうか。
 
名前の由来はヘブライ語で頭という意味の「ローシュ」と思われるが、同時に「ロト」を意識したダブルミーニングでもあるだろう。海外版の名前もErdwinと、ロトの昔からの海外名のErdrickに合わせている。

ユグノア王国

【ユグノア王国】はローシュの子孫たちが治める国である、つまり彼には子孫がいたはずなのだが、前述の通り彼は若くして無念の死を遂げている。
恋人関係にあったセニカは彼の死後あの状態なため、彼との間に子供がいたとは考え難い。
DQ5主人公と嫁よろしく旅先で致して子どもが生まれ、それから邪神に挑んだ可能性はあるが、元ユグノア国王でユグノアの歴史に詳しいはずの【ロウ】もローシュが祖先であるとは語りつつ、【セニカ】もまた自分たちの祖先であると言及したことは一度もないので、その可能性も低いだろう。
 
ローシュが旅先で現地妻でも作っていたのか、そもそもユグノアの血統が傍流なのか、実は兄弟姉妹がいたなど様々な可能性が考えられる。
なお、全く同じ状況が前述のDQ10オンラインに登場する先代勇者のアルヴァンにも生じているのだが、そちらは後に「病弱な妹が夭折するまでに頑張って血筋を繋いだ」ということが明かされている。
現実的に考えれば、DQ11でも傍系の子孫である可能性が一番高いだろうか。
もっとも、歴史的な真実(邪神は討伐されておらず、勇者は志半ばで仲間に殺されたこと)は作中の現代では全く伝わっていない状態なので、「ユグノア王家は勇者の血筋」という言説自体が全く真実でない可能性もある。
 
真エンディングに基づいた解釈をするなら「エンディング後にセニカが過去に戻ったことでローシュが生存し、ユグノア王国が成立した」ということになるだろう。
これはこれでタイムパラドックスが生じるが、考えるだけ矛盾が出続けるので気にしない方がよさそうである。

DQ11S

CVは檜山修之。しかし台詞は非常に少ない。
彼はスマブラSPに登場するDQ3の勇者のボイスも担当している。両者はデザインの基本が同じため、それを意識しての人選だろう。

ライバルズエース

真1弾カードパックの拡張カードとして実装。戦士専用のレジェンドレア。CVは11Sと同様、檜山修之。
イラストは賢者セニカと背中合わせになっている(これはセニカも同じ)。

4/4/4 冒険者
貫通 味方リーダーが攻撃した後、自分のデッキから冒険者カードを1枚引く
れんけい:自分のデッキと場と手札の他の冒険者全てを+1/+1

れんけい効果では竜の紋章を輝かせ、冒険者を強化する。
冒険者を集めて強化するその能力は正に勇者にふさわしい。

が、そのれんけい効果が奇しくも同じ11出身の【ハッスルじじい】とほぼ同じであるため、発表当初はじじい呼ばわりされた。伝説の勇者なのに・・・
また、スタッツも当初はセニカと対照的になっていたのだが(セニカは5/4/5)、上方修正されたことでそれが崩れてしまった。
このことを嘆くプレイヤーも多かったが、結果として使い勝手は向上した。