【踊り(状態変化)】

Last-modified: 2024-01-14 (日) 23:44:18

概要

【状態変化】の一種。主に【さそうおどり】の特殊効果を受けることで発生する。
しかし多くの作品では行動不能の状態変化は【1ターン休み】に統一されているので、踊りが個別の状態変化として登場する事自体が少ない。
 
ちなみにこの状態変化はトルネコ2にて初登場したもので、のちに本編に逆輸入されることとなった珍しい一例。
同じ類い(【不思議のダンジョン】シリーズ)から本編への逆輸入となると【ちからの指輪】【魔法の石】辺りが有名だろうか。

DQ10

DQ10では1ターン休みを発生させる【属性】が踊り状態・転び状態・おびえ状態?等に細分化されており、モンスター使用する特技に合わせて耐性装備を使い分ける必要がある。
プレイヤーキャラクターが踊り状態の効果を掛ける手段は存在しないが、モンスターはさそうおどりに加えて【ハッピーブレス】【コミックソング】等の特技で踊り状態にしようとしてくる。
なお、プレイヤーキャラクターが踊り状態の効果を受けると、かつて流行したツイストダンスの様な動きをする。
(詳細は【踊り】の項目を参照)

DQ11

DQ10と同様に【耐性】が細分化されている。仲間キャラクター(パーティ内)ではダンスに定評がある【シルビア】がこの状態を受けやすい。
【旅芸人】の血が騒ぐのだろうか。豊富な踊り系特技を覚える彼らしいと言えばらしい。
 
受けたキャラクター毎に踊りモーションが違い、盆踊りや炭鉱節の様な珍妙な踊りの【ロウ】【グレイグ】は爆笑必至。
ダサさがイカす(?)【主人公】、お子様のお遊戯か「歌のお姉さん」を髣髴とさせる【セーニャ】の両名を尻目に、残りの面々はかなりのセンス。
ムーンウォークを絡めたキレッキレの動きで踊る【カミュ】、かわいらしくラインダンスを踊る【ベロニカ】、真剣な表情でロールダンスを踊るシルビア、フラメンコかサルサを髣髴とさせる踊りを踊る【マルティナ】と、踊り方も十人十色。
【妖魔軍王ブギー】戦のように洒落にならない場合を除けば、あえて受けて全員の踊りを鑑賞するのもいいだろう。
 
今回もさそうおどり等の特技はモンスター専用で、逆にモンスターに対してのこの状態異常は存在しない。
故に全てのモンスターが踊り状態に完全耐性を持っており、さそうおどり等を使用するモンスターを【魅了】して対象に含めてみても絶対に効かない。

トルネコ2

上述の概要欄の通り、この状態異常は今作が初登場となる。
 
持続する【ターン】は9ターン。
歩いて移動する、足踏みする、ダッシュする、を飲む、巻物を読む、パンを食べる以外の行動が取れなくなる状態変化。
また未識別アイテム等に名前を付ける事ができなくなる為、踊り状態の間は【白紙の巻物】【スペルブック】に文字も書き込めなくなる。
【不思議のダンジョン】シリーズでこの状態変化が初登場した今作では、まだ【保存の壺】の中のアイテムが使用できなくなる効果は無かった。
踊り状態の間でも一部アイテムを使用できるが、発売当時の頃はその事実を知らずに「移動しかできない状態異常」だと勘違いしていたプレイヤーも多かった様だ。
 
【テンツク】系や【ダンスキャロット】【踊りのゆうわく】の特技を使用してくる他、【踊りのワナ】を踏んでもこの状態になる。
くちなし状態と同時に罹災してしまった場合、移動と足踏みとダッシュ以外は本当に何もできなくなってしまうので要注意。
踊り状態の仕様上、持続するターン数は短いが【トルネコ】がこの状況下になった場合、悪い意味でおびえ状態?の上位互換の状態になると言うべきだ。
【ラストテンツク】【ようじゅつし】が同時に出現するダンジョンの深層フロアでは上述の状態に同時に罹災する可能性も高くなるので更に注意が必要。
 
通常攻撃ができなくなるので、モンスターと交戦している間に踊り状態にされてしまうと、目前のモンスターからは逃げるか、持っているアイテムを使用して妨害するしか対抗手段が無くなる。
混乱状態とも異なり「等で対処できない」点も厄介で、特に【いかずちの杖】【ザキの杖】【モノカの杖】等が使用できないのは結構痛い。
 
モンスターが踊り状態になった場合は効果が異なり、移動はできないがランダムで周囲のキャラクターに通常攻撃をする様になる。
分かりやすく言い換えると「移動しない混乱状態の様なもの」で、その場所から動かない分混乱状態にさせるよりは戦いやすい。
【バーサーカー】等のレベルが高いモンスターを踊らせている場合は遠距離から矢を撃って、少しずつダメージを蓄積させよう。
持っている【おどり草】を投げ当てるか【戦士】の技【おどり】を使用する事で踊り状態にする事ができるが、いまいち影が薄い。
 
なお【トルネコ】の踊り状態のモーションには、どういう趣向かズボンを下げてプレイヤーに向けてケツを振る動作が含まれている。どうしてこうなった。

トルネコ3

持続する【ターン】は6ターンと短くなったのだが、
【保存の壺】の中に入っている巻物が使用できない」という理不尽な謎仕様が追加され、非常に危険な状態異常と化してしまった。
さそう踊りを使用するモンスターが出現するフロアでは【ルーラ草】【かなしばりの巻物】【まものしばりの巻物】等の緊急アイテムを壺の外に出しておかないと危険なのに、【メダパニシックル】【キラーマンティス】等の草や巻物を破壊するモンスターが同時に出現するケースも存在する理由から非常に厄介。
アイテムでは相変わらず【踊り草】以外で踊り状態にできず、今作では【踊りのワナ】は削除されたが、新たに【踊りの石像】が登場した事で、敵味方問わず踊り状態になってしまう。
【ポポロ】の場合【おどる宝石】【ラストテンツク】を仲間にして踊り状態にすれば、安全に勧誘する事が可能なので存在感は増している。
しかしポポロの【仲間モンスター】が踊り状態になった場合、ポポロに向かって攻撃をしてくる危険性もあり得るので、そちらの面でも存在感は増している。
【不思議の宝物庫】全域や【異世界の迷宮】低層で、踊りの石像の効果で仲間モンスターの同士討ちや【裏切り】を経験したプレイヤーも多い筈だ。
 
グラフィックの3D化に伴い、前作トルネコ2に使用された【トルネコ】のあのケツ振りモーションも無くなった……と思われたのだが、GBA版において何故か復活を果たした
恐らくは移植に際して新しくグラフィックを製作するコスト削減の都合だろう。しかしあれだけは流用するのをやめて欲しかった所だが。
 
モンスターが踊り状態になった場合、殆どのモンスターはその場で単にくるくる回るだけだが、【フライングデビル】系統や偽トルネコ等、一部には専用モーションが用意されている個体も存在する。
ちなみに偽トルネコは本物のトルネコと異なり何故かコサックダンスを踊る。
 
PS2版では極稀に【消えないスポットライト】バグが発生する事がある。

少年ヤンガス

編集中

ヒーローズ2

【どろにんぎょう】【パペットマン】【おどる宝石】等のさそうおどりで発生する他、【はんにゃのオーブ】を装備していると稀にこの状態になってしまう。
はんにゃのオーブは呪われている装備アイテムなので、装備するとかなり危険な状態になるので注意。
実質的な効果としては【眠り】【氷結】と大差無いが、【フェルノーク王】【モーリアス王】とのバトルでは、さそうおどりを踊り続けるパペットマン(強では【マッドレインボー】)が延々と召喚されるため非常に煩わしい。
また踊っているキャラクターに近付いた別のキャラクターも誘われて踊ってしまう。
 
踊り方はDQ10同様、ツイストダンスの様な動き。また、踊っている最中はスポットライトで照らされる。
他の行動不能系状態変化と同じく「コントローラーのレバガチャ」で回復が早まるが、その際踊りが高速化するのがちょっとシュール。
困惑する【テレシア】【マリベル】、恥ずかしがる【ミネア】【テリー】、逆にノリノリになる【マーニャ】【ハッサン】等、各人でリアクションが異なっているのが面白い。踊りだけでは無くキャラクター毎の表情もきちんと作り込まれている。
ちなみに前作に登場したキャラクター達にもしっかり踊りモーションが追加されている。