概要
DQ5に使われる楽曲の1つ。建物系ダンジョンのBGM。
構成=Intro:2小節、A:12小節、B:9小節、C:8小節
調=ニ短調(Dm)
BPM=92(NHK交響楽団)
拍子=3/4
DQ5
歴代の作品に登場する【塔】で流れるBGMの中でも一際不気味な曲調。ストリングスによるうねうね感が特徴的で、禍々しさを孕み、聴く者の恐怖心と緊張感をこれでもかと煽ってくる。
だが、恐怖の中に哀愁や神秘さも漂わせており、プレイヤーの様々な感情を掻き立てるだろう。不気味さを演出する濁った和音の中に美しさを感じさせたりと、今までになかった曲調である。
曲名通り【神の塔】、【デモンズタワー】、【天空への塔】、【見はらしの塔】、【ボブルの塔】で流れるほか、【レヌール城】と【大神殿】(いずれも攻略時)でも使用されている。
リメイク版では【暗黒のすごろく場】、PS2版のみ【氷の館】でもこの曲が流れる。
いずれも、物語の山場(あるいは物語を進める鍵となる物を得る場所)ばかりである。
PS2版ではオーケストラを使用しており、聴き応えは抜群。
もっとも、SFC版の音質とどちらが好みかは人それぞれ。
この曲が初めて流れるのはレヌール城だが、レヌール城全体を覆い尽くす不気味な雰囲気にこの曲が組み合わさったことによる相乗効果で、レヌール城が怖過ぎた、というプレイヤーもいるだろう。
それぐらい、この曲の不気味さは秀逸なのである。
見はらしの塔は通常は敵が一切出てこない場所であるが、塔の中に入るとこの曲が流れ出すことで、「ここでは何か重大な出来事に出くわすんだろうな」と察知したプレイヤーもいることだろう。
SFC版では神の塔で敵と遭遇した場合、戦闘楽曲に音響がかかる。
DQ10オンライン
Ver.5.0から登場した【万魔の塔】のエリアBGMとして使用されている。
詳しくはこちら。
イルルカ
【宿り木の塔】で使用される。
後の【邪悪なるもの】と合わせ、ナンバリングからの直接の楽曲引用に驚いた人も多いはず。