【暗黒のすごろく場】

DQ5（リメイク版）

リメイクにあたり追加された【魔界】にある施設で、【エビルマウンテン】から南に行ったところにある【すごろく場】。
周りの雰囲気は牢獄のようになっていて、全体的に陰惨かつ不気味さ漂う場所。
それもそのはず、ここはかつて魔界の刑務所として使われていた建物である。牢獄のような、どころか牢獄そのものだったのだ。
中に入っても、流れるBGMはこれまでのすごろく場で聞かれた陽気な【カジノ都市】ではなく不気味さに定評のあるダンジョン用の【死の塔】。入口で「ここはすごろく場」と言われても上に上がって実際に盤を見るまではとても信じられないだろう。
すごろくを始めればいつもの【ローリング・ダイス】が流れてくれるが、周囲の背景とのミスマッチ具合が凄まじい。
ちなみに、実際にすごろくの置かれている2～3階へ上がる階段は建物の奥にあり入口からかなり距離があるが、その手前まで自動で運んでくれる【すべる床】が設置されている。便利であると共に、この後のエビルマウンテンでのギミックのチュートリアルにもなっている。
　
場内にはモンスターもうろついているが、話しかけても襲ってこない。
恐らくはすごろく場の常連客と思われるが、モンスターといえども娯楽のための場所で戦うのはやはり無粋だと思っているのだろうか。
　
彼らからは【エスターク】のことや【隠しダンジョン】である【謎の洞窟】の行き方のヒントなどを聞くことができる。
また、1F奥の墓場にいる【くさったしたい】が、【ミルドラース】がかつて人間であったという話をしてくれる。
なお、ホール中央にはDQ6の【牢獄の町】を彷彿とさせる【ギロチン】が鎮座している。
発売前のスクリーンショットでは【塔】の外観をしており、製品版でもビアンカの「ぶきみな塔」の発言がある。
実際の製品版での外観は石かコンクリートっぽい材質の建屋になっている。「(元)牢獄」という設定を反映したか。
　
サイコロを振れるのは25回。
よろず屋では【いのちのいし】が売られている。
クリア前に店売りで入手できるのはここだけなので、金に余裕があるなら買っておくといい。
また、【もろはのつるぎ】と【はめつのたて】というデメリット装備が堂々と陳列されているあたり、実に暗黒世界の遊技場らしい。
諸刃の剣は役に立たないが、破滅の盾は【やいばのよろい】と組み合わせることで【メタル狩り】に利用できる。
【メガンテのうでわ】はなんとカジノ（コイン5000枚=100000G）の200分の1の値段で売られている。
草原/森/山のマスを調べた時に手に入るアイテムは場所柄を反映してか【ドレイのふく】や【ステテコパンツ】ばかりだが、稀に【じごくのサーベル】や【まじんのかなづち】が手に入ることもある。
　
ゴール時の景品は、回数無制限ですごろくを遊べる【セレブリティパス】と豪華。
難易度が高い【謎のすごろく場】の前には是非クリアしたいし、このすごろくのお宝をコンプリートする場合もまずはクリアを優先させたい。
またDS版以降では、PS2版で削除されていた【ときのすな】も手に入る。
【メタルキング】狩りの前には必ず手に入れておきたい。
　
なお、前述の通りこのすごろく場はエビルマウンテン、つまりは魔王ミルドラースのお膝元にあり、訪れることのできる時期も母【マーサ】をこれから救い出そうというタイミングで、ストーリーも最終盤ながらかなりのシリアスブレイカーな施設だともいえる。
自分の制止を振り切ってまで魔界にやってきた子や孫がボードゲームに熱中している姿を見た時のマーサの心境や如何に。

宝箱、壺、タンスのマスの中身

• マスによっては空っぽのものもある。

宝物庫の宝箱から手に入る物

よろず屋の品揃え

ゴール景品