エバンの世界

Last-modified: 2013-02-15 (金) 18:47:20

I 神話以前

 この世界「エバン」はかつて太古の神々が遊ぶ楽園だったと伝説は語る。
 あまたのものに「古(いにしえ)の力」=オウラと呼ばれるエネルギーが宿り、輝く光が地上を満たし、神と生き物たちが穏やかに共存していたという。

II テルミラ神話

 あるとき、創造の女神テルミラが自らの姿に似せて人類の祖先アストラ人を創り出し、古き「サンドア」に住まわせた。
 そして、選ばれし11人の神々にアストラ人たちを守護させたという。エバンに伝わる人類創世の神話である。

III アストラの栄華

 女神テルミラと11人の神々を信仰するアストラ人は、サンドア大陸を支配し栄華のうちに、海を隔てたゾーマ大陸へ進出した。
 ゾーマ大陸の先住民族ゴーラ人はアストラ人の侵略に反抗を強めていく。

IV 破壊神ゾン神話

 やがてゴーラの暗黒魔術師達が新たな神話を流布し始める。
『破壊の神ゾンが降臨し、女神テルミラと11人の神々を滅ぼしアストラ人の栄華に週末が訪れるだろう…。』
 13人目の神・ゾンの神話は、瞬く間にゾーマ大陸に広まった。
 ゴーラの民はゾン神話を信じ、ゾンの信託と称して暗黒魔術によって世界を造り替えようとした。あらゆる生き物を怪物に変え、アストラ人はもとより見方のゴーラ人までも獣人に買えてアストラ人を殺戮させた。

V 悲劇の聖戦

 11人の神に守護されたサンドア各国の戦士たちと、テルミラ聖典の魔法を操る白魔術師たちからなるアストラ軍は、ゴーラ軍と怪物たちとの死闘を繰り広げた。
 神と、異なる神話を信じる人間達と、怪物たちによる長く厳しい戦いは、後に悲劇の聖戦と呼ばれた。
 暗黒魔術はゾーマとサンドアの大地を汚し、二つの大陸の間に横たわる海を汚し、救いなき聖戦はいきとし生けるもののおよそ半分を滅ぼして終わりを迎えた。
 暗黒魔術に支配されたゴーラ人は自ら滅び、壊滅したゾーマ大陸は奇怪な植物と怪物たちが蠢く魔の大地と化した。しかしからくも生き残ったサンドア大陸のアストラ人たちも多くのものを失い、深い痛手を負った。

VI 復興

 傷ついたエバンの大地。
 戦いの果てに訪れた平和の時。
 アストラ人の子孫である生き残った人間たちは、サンドア大陸に集い聖戦の過ちを繰り返さぬこと、平和を愛することを誓い、正しき魔法と産業によって各国がさまざまに復興を遂げた。

VII 冒険の世紀へ

 しかし、聖戦の残党の怪物たちがいまだに人間たちを脅かすなか聖戦を忘れ、新たにゾン神話を信じるネオゾン教徒たちが各国で暗黒魔術を信仰し始めた。
 美しきサンドア大陸の国々に忍び寄る不安の影 サンドア大陸は再び戦火に包まれるのか?
 エバンに真の平和をもたらすのは
 神話の神か?
 破壊の神か?
 誰も知らない新たなる勇者か?
 世界を救う鍵は国境を越え海を渡り旅を続ける若き冒険者たちが握っている!!