造語・用語/治安維持組織エンバデー

Last-modified: 2017-05-13 (土) 13:53:21

読み:ちあんいじそしきえんばでー


全般

初出はスリファ編。
I.C.S. およびXが、世界に与える影響を最小限に抑えよう、という趣旨で活動する非営利組織。なお政府とは癒着している。


大雑把には、超能力者の活動が世間に悪影響をおよぼさないよう監視したり、超能力を用いて悪事をはたらいた者を罰したり、場合によっては処分したり、といった活動が主である。
対超能力専門の警察、に近い位置づけである。
所属者の大半がXであり、通常の職に就けなくなった者の雇用口としての役割も果たしている模様。


世界中に支部があり、スリファ編でメインに登場するのは日本支部である。
日本人は妄想力が逞しいのか、人口に対する発症者数の割合が多いため、エンバデーの活動も活発である。
日本在住のXは、エンバデー所属か、さもなくば野良(≒犯罪者)か、と大別できる程度には、エンバデーの勢力は強い。


エンデバー(Endeavour)ではなくエンバデー(Embody)である。

組織図


主な所属者

スリファ・アラピカ
蘇芳
トーカ(仮所属)

エンバデーの功罪

Xが「悪魔憑き」として蔑視されてきた時代を、不完全ながら変えることに成功。
Xのための仕事を用意したり、Xと健常者との無益な衝突を避けたり、といった功績を残している。
しかし一方で、エンバデー自身がXを弾圧する状況を生み出していることも、また事実である。
エンバデーが目指す理想はいわゆる管理社会であり、Xが健常者に害を与えないこと、つまりXの能力を制限することに重きを置いている。
Xの生活を健常者と同等のものに整えようとすることで、Xの自由を奪っているとの見方もある。
こうしたエンバデーの思想に反抗する者が点在しており、そのひとつが地下組織リトリートである。