(質問の一覧)
- Q5_01.Microsoft Office の統合化ができません。Office 2000の場合、次のようなエラー表示が出て統合化ができません。
- Q5_02.Microsoft Office の統合化ができません。Office XPの場合、次のようなエラー表示が出て統合化ができません。
- Q5_03.Hotfix専用インストールCD作成にて、次のように表示されます。
- Q5_04.他国語版 Microsoft Office の統合化はできますか?
- Q5_05.Office統合化で作成したものをインストール後、「Office Update」をかけると、適応したはずのHotfixが表示されてしまいます。
- Q5_06.Office統合化で作成したものをインストールすると「Office Update」でアップデートができません。
- Q5_07.管理者用モードを利用しない Office統合化
- Q5_08.Office 2007 統合化
Q5_01.Microsoft Office の統合化ができません。Office 2000の場合、次のようなエラー表示が出て統合化ができません。
「エラー:管理者用モードでセットアップを開始できませんでした」
「Office 2000 管理者用モード」画面で設定する「Office 2000 のインストール先」フォルダ指定を間違えると、この現象が発生します。
詳細はヘルプの下記を参照してください。
ISOイメージ作成方法 → Office 2000 → 15.[高度な設定]の [管理者用モード(setup.exe /a)でセットアップを行う] 設定にされている場合
(参考)
Q5_02.Microsoft Office の統合化ができません。Office XPの場合、次のようなエラー表示が出て統合化ができません。
「エラー:選択された CD-ROMドライブ の中に Office XP のインストールCDが存在しません」
【既知のFAQ】 Q12 と同じ内容です。
Microsoft Office 一般個人向け製品版は、SP+メーカーで統合化が行えません。
対応策として、「Office用 HotfixインストールCD-ROM」の作成をお勧めします。
Q5_03.Hotfix専用インストールCD作成にて、次のように表示されます。
「C:\Program Files\winsppm\successful が存在しません。
SP+メーカーver64.0より、ISOイメージファイル作成時に任意のプログラムを実行した際は、
・・・
続行しますか?」
多くの場合、SP+メーカーの作業フォルダに「日本語」や "!"、"(" 等の特殊文字を使用していることが原因です。
SP+メーカーの各フォルダ指定は、半角英数字だけで指定してください。
特殊文字が入っている場合、正しい処理が出来ない時があります。
Q5_04.他国語版 Microsoft Office の統合化はできますか?
対応されています。
英語版 Microsoft Office 統合化は既に実績があります。
おそらくその他の他国語版 Microsoft Officeでも平気と思われます。
それぞれのタブで通常通りの統合化をしてください。
ただし、
利用の際には、当該他国語 Microsoft Office用のアップデートリストが必要です。
現在は、リリースされていないため自分で作成する必要があります。
作成方法は、他国語版 Windows OS の統合化でのやり方を参考にしてください。
- Microsoft ダウンロード センター Office日本語版検索
- Microsoft ダウンロード センター Office他国語版検索
日本語版検索で開いたページのURL「DisplayLang=ja」の部分を修正します。
英語版の場合、「DisplayLang=en」 となります。
なお、ダウンロードページには、【このページの内容】の部分に【言語の変更】というボタンがあるので、
これで切り替えすると簡単/確実です。
なお、
「Hotfix専用インストールCD-ROM作成」は、動作には支障が無いはずですが、他国語の表示対応がされていません。
表示を正しくさせる場合は、以下の「ロケール設定」をしてください。
Q5_05.Office統合化で作成したものをインストール後、「Office Update」をかけると、適応したはずのHotfixが表示されてしまいます。
理由がはっきりしませんが、使用しているパソコン環境によっては、この様な現象が見られる場合があるようです。
しかし、この状態から Office Update を実行しても、今度は Office Update が失敗してしまうはずです。
Office Update の失敗については、こちらを参照ください。
Q5_06.Office統合化で作成したものをインストールすると「Office Update」でアップデートができません。
Office Update のページからアップデートできないものは、アップデートのファイルをダウンロードし、ダブルクリックして実行して、適用させてください。
Office製品は、企業などのように大人数で使用する場合に向けて「Volume License版 (略称 VL版)」が用意されており、これは一般個人向けの製品エディションとは異なるものです。
VL版には、「管理者用モード」という特別な設定があり、これを利用することで企業内のOffice製品バージョンを一律管理できるようになっています。
これは逆の表現をすると、管理者によるバージョン更新はできるが、個人での更新はできなくなるということです。
現在、SP+メーカーでの Office統合化は、この「管理者用モード」を利用しています。
このため、管理者用モードで作成した 統合化済みOffice では、「個人で Office Updateを利用したアップデートができない」という制限にかかってしまいます。
本件の対応策については、現状のOffice統合化方式から考えるに、個人でOffice製品を使用するのであれば、あえて統合化をしないで次のようなインストールをした方が好ましいかもしれません。
【統合化をかけない Office製品のインストール手順】
- オリジナルCD-ROMでインストール。
- Office用 Hotfix インストールCD-ROMを作成して、アップデートする。
- 以後は、Office Update(Microsoft Update)にて更新をする。
なお、Office 2000の場合は、「高度な設定 管理者用モードセットアップ: しない」を利用して、SR-1/SP3 まではこのモードで統合化をかけて、残りのHotfixを HotfixインストールCD-ROM化することでも大丈夫のようです。
(参考)
Q5_07.管理者用モードを利用しない Office統合化
管理者用モードによる統合化を行わないで、Service Pack/Hotfixの連鎖インストールを利用した統合化の方法があります。
この方法で作成した統合化CD-ROMによるインストールでは、次の点が改善されるので、Office一般利用者の方には大変便利だと思います。
- Office 2003 に発生している、特定なHotfixを統合するとインストールができなくなるという問題を回避できる
- インストール後、Office Update による自動更新ができる
ただし、以下のような欠点があります。
- SP+メーカーがサポートしている方法とは異なる統合化なので全て手動操作による統合化処理が必要となってしまう
- Office用 HotfixインストールCD-ROMと同様に、OHotfix ユーティリティを利用したインストールとなるため、非力なパソコンではインストールに時間がかかってしまう
具体的な方法は、アップローダ [283.zip] を参照ください。
(参考)
Q5_08.Office 2007 統合化
現在 SP+メーカーでは、Office 2007 統合化をサポートしてませんので、以下が参考になると思います。
要約すると以下の手順で統合化が出来るようです。
- オリジナルCD-ROMをHDD上にコピー
- ルートにある Updates フォルダに、更新したいHotfixのパッケージを全部入れる (exeファイルを mspファイルに展開して)
- isoイメージ化をして、CD-Rに焼く
(参考)
【Office 2007用 HotfixインストールCD作成をする】
SP+メーカー ver0.91.0 から、専用のツールを必要とせず作成できるようになりました。
Office Viewer (2003/2007) 用のHotfixインストールCD-ROMも作成できます。
【Office2007 ファイル形式用 互換機能パック】
Office 2000/XP/2003 の環境上で、Office 2007 の新しいファイル形式の文書/ブック類を
開いたり/編集/保存することができるツールがリリースされてます。
導入にあたっては、有志の方が 「Office 2007 互換機能パック用アップデートリスト」 を作成されていますので、
それを利用すると Hotfixの適用もいっぺんに出来るため、とても便利だと思います。
アップローダから入手してください。
- FileFormatConverter専用アップデートリスト
SP+メーカー ver0.91.0 から、「Office Viewer」用のHotfixインストールCD-ROMを作成をする要領で行えます。
(参考)