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Last-modified: 2007-06-14 (木) 22:17:46

エイリーク「しだれ桜が儚くて綺麗ですね」
セリス「そうだね。本来ならば慎ましく愛でるべきなんだろうけど」
エイリーク「…………」
セリス「どうにもうちの兄弟はお祭り遺伝子が強いようだ」

シグルド「みんな、今日はせっかくの花見日和だ!無礼講にいこうぞ!」
マルス「イヤッホウwwwwww」
ロイ「マルス兄さんテンション高っ!ていうか我が家に遠慮なんて言葉普段から無いような……」
リン「ブツブツ言ってないであんたも飲みなさい!ハイハイハイハイハイ!」
マルス「ロイくんのイッキが見た~い!」
リン「見たい!」
ロイ「僕まだみせいn……」
リン「なかなかやるわね、私も負けてられないわ!」
マルス「いよっその調子!」
シグルド「ははっ楽しそうだな」
アイク「肴は何がある?」
シグルド「なかなか高いやつを惣菜屋で買ってきた。大家族だからな、兄さん奮発しちゃったぞー!」
アイク「……つまらん」
シグルド「えっ?」
アイク「全然足りん。肉だ、もっと肉を要求する」
シグルド「いやほら、ここに手羽肉があるじゃ……」
アイク「もういい、俺が適当に狩ってくる」
シグルド「買ってくるじゃなくて狩ってくるの!?」
アイク「ああ、すぐに帰る」
シグルド「ワイルドだなあ」
ヘクトル「……おい、アイクの兄貴がどっか行っちまったぞ」
エリウッド「はいはいアイクアイク。破天荒はいつもの事ですよ。もう放置に限るね」
ヘクトル「どうしたんだ、優等生が荒れてるじゃねーか」
エリウッド「僕は疲れたんだよ」
ヘクトル「らしくねえなあ」
エリウッド「あのね、僕は常にみんなの尻拭いしてるんだよ。ね?わかる?」
ヘクトル「わかるわかる」
エリウッド「バーロー分かってねーだろ!お前ら無鉄砲三馬鹿のせいだよ!」
ヘクトル「落ち着けって……酒癖悪いな」
エリウッド「ヘクト~ル、君に言われたくないよ」
ヘクトル「痛飲はやめとけ。明日大変な事になるぞ、ただでさえ胃弱だろうが」
エリウッド「ウヒヒヒヒ」
エフラム「なんかエリウッドがうるさいな」
リーフ「そういう日もあるよ。そしてそれが今日なんだろうね」
エフラム「ところでリーフよ、お前最近どうだ?」
リーフ「どうって事無いよ。兄さん達と違って僕はどうせ凡夫なんだ。起伏無いつまらない人生さ」
エフラム「馬鹿野郎!」
リーフ「っ……!殴ったね!?」
エフラム「ああ殴った。お前の悪い癖だ。そうやってすぐウジウジする」
リーフ「だって事実だよ。僕は自分だけの特別な武器も無い、能力もよろしくないそこらへんのガキその3じゃないか」
エフラム「自分を卑下して正当化するな。専用武器の有無がなんだ、能力数値がなんだ」
リーフ「兄さんは強いからそんな勝手に言えるんだよ」
エフラム「ええいこっちこい!」
リーフ「何するんだよ!」

エイリーク「兄上の様子が変です」
セリス「エフラム兄さんだけじゃないよ。酒が回ってみんなやばい」
エイリーク「いいえ、それ以上に兄上が危険です」
セリス「……制御人のエリウッド兄さんが今日は駄目みたいだね」
エイリーク「行きましょう!」

エフラム「見ろこの桜を!」
リーフ「…………」
エフラム「この桜は全ての花が下を向いて、なよなよしている様に見える」
リーフ「別に」
エフラム「だが幹は太く、根が強く張っている」
リーフ「何が言いたい」
エフラム「お前もこのような男になるんだ」
リーフ「意味わからん」
エフラム「早速力試しだ。これを使われよ」
リーフ「……斧?どうしてまた」
エフラム「斧が一番木を伐りやすいだろ」
リーフ「木を伐るの?」
エフラム「そうだ。斧でこの桜をバッサリと」
リーフ「何言ってんの?伐っちゃ駄目でしょ。ていうかさっきこの桜の様な男になれって言ったよね?それを伐っちゃうわけ?」
エフラム「とある国では太い幹の木を伐るのは男の証なんだとか」
リーフ「へー……」
エイリーク「兄上!何をやってるのです!」
エフラム「止めるなエイリーク」
リーフ「うんそうだ、僕はこれぐらい真っ二つにできなくてどうする」
セリス「いやいやいや普通に駄目でしょ」
リーフ「よしっやるぞ!」
エフラム「おもいっきりGO」
セリス「やーめーろー!」

ヘクトル「うわっ……リーフの奴が公共の桜を伐ってるぜ」
エリウッド「知らん。好きにしろ。もっとやれ」
ヘクトル「いいのかよ。おい兄貴止めなくてい……」
シグルド「グスッグスッ……ディアドラなして行ってもうたん?」
ヘクトル「駄目だこりゃ」

数十分後
アイク「馬をつかまえてきた。食うぞ」
リン「やだー生臭い」
マルス「馬wwww兄さん冗句っすかwwwwwうはwww桜肉wwwwww」
ロイ「もうだめだ、吐きそう……」
アイク「今吐いたら許さんからな。それにしてもここはこんなに殺風景だったか?」

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