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Last-modified: 2007-06-14 (木) 22:27:07

エフラム 「さて、早く帰ってトレーニングでもするかな・・・・・ん?」

学校帰りに以前花見をした公園を横切ろうとしたら知っている顔を見つけて傍へと近寄り

エフラム 「ミルラ、どうしたんだ?木なんか見上げて」
ミルラ 「ぁ・・・・・おかえりですか?お兄ちゃん・・・・・・・桜・・・散りました」
エフラム 「そうだな、まだ帰る途中だが。春が過ぎるのも早い物だな・・・前に集めた花びらはどうしたんだ?」
ミルラ 「押し花に・・・してもらいました。大事に・・・とってます」

エフラム 「そうか・・・俺は花の事には疎いがエイリーク辺りに聞けば色々教えてくれるだろう。一緒に帰るか?」

ミルラ 「はい・・・・・一つお願いがあります」
エフラム 「これまた唐突だな、どんなお願いなんだ?」

公園の一画で肩車をしている親子を見ながら一言

ミルラ 「その・・・肩車・・・して欲しいです」

視線の先を見て微笑と苦笑を混ぜあわせるように笑うエフラム

ミルラ 「ダメですか?ダメならいいです・・・諦めます・・・・・・わっ・・・」
エフラム 「よっ・・・・・軽いな。落ちない様にしっかりつかまっておくんだぞ」

夕日をバックに帰路に向かう二人・・・・・そんな中

エフラム (兄というか父性があるんじゃないか?俺・・・)
そう自問自答するエフラム

そんな姿を後日、近所のオバサン達の口から他兄弟に知られる事になるのもまた別のお話
便乗ネタ1-380