キャラクター/【シドに化けたグレバドス教信者】

Last-modified: 2019-11-22 (金) 14:02:56

FFT

教会が用意したオルランドゥ伯の替え玉。
本物のシドに比べて柔和な顔つきをしている。
「はい、すべては聖アジョラのお導きのままに…。」

  • ある意味、ディリータが畏国を二分する黒獅子陣営の盟主に成り上がらさせた人物である。

ディリータゴルターナ公を暗殺した場面に登場。
「彼」をディリータが殺すことで「更迭されたオルランドゥ伯が謀叛してゴルターナ公と相討ちになった」という状況を作り出した。
これは単純に考えると、ゴルターナ陣営を乗っ取るために公を排除すると同時にその濡れ衣をオルランドゥに着せるという卑劣な作戦……に見えるのだが、同時にオルランドゥの死を装うことでラムザの許にいる本物のオルランドゥが動きやすくなるという点にも着目したい。
 
流れとしては、

  1. ラムザとディリータがゼルテニアで再会して情報交換。この後ラムザはオルランドゥに会いにベスラ要塞へ向かう
  2. 途中のベッド砂漠でラムザとバルクがバッタリ遭遇。後にバルクが毒を撒いた混乱に乗じてラーグ公が暗殺される
    (犯人はこちらも教会と繋がりのあるダイスダーグつまり両公の暗殺が同時期なのは偶然ではない
    ↑この時点でダイスダーグと教会の繋がりは無い。オヴェリア暗殺を阻止されたり、休戦協定の申し込みを拒否したり、バルバネス暗殺の鎌を掛けられたりなどむしろ対立している。
    元々教会は両陣営のトップの暗殺を画策していたので予想外に実行犯が変わってしまった形になる。
  3. ラムザがベスラ要塞の水門を開けて両軍の激突を阻止
  4. その混乱に乗じて本物のオルランドゥがラムザ一行に加入
  5. ゴルターナ公がディリータによって暗殺される

 
注目すべきはバルクとディリータは同じ陣営に所属しているということ。
つまりディリータはバルクがベッド砂漠で毒を撒いていることを知っている可能性が高く、ラムザがベスラ要塞に向かう途中でバルクと交戦したのは偶然ではなくディリータの思惑(=神殿騎士団の戦力を削ぐためにバルクを排除)によるものという推測が成り立つ。
またオルランドゥ伯ならば真実を知ればラムザに同行するであろうことは彼の性格を知っていれば容易に想像がつく。
この替え玉による暗殺がディリータ自身の野望のためだけでなく、ラムザとオルランドゥのためのものでもあるとしたら、この一連の流れ自体がすべてディリータの掌の上ということになる。

  • 教会(教皇)の計画では北天騎士団と南天騎士団の両陣営のトップを同時期に殺害し、その周囲の要人も暗殺、そこに調停役として名乗り出て、最終的にイヴァリースを支配するのが目的。
    計画上で暗殺予定のオルランドゥの影武者を用意したのはディリータの独断と推測できる。
    殺される直前の会話でディリータに「お前の死は無駄にしない」と言われたが、ディリータは教会に従う気なんて更々無い。オルランドゥの死を偽装したのはラムザに同行させて戦力増強させるのと、オーランを利用するため。
    コイツは教会のためにと思って死んだが、ディリータの野望のための駒でしかなかった。
    • ディリータが英雄王となるための布石となったのでディリータ視点では無駄にはしてない。本人の遺志とは無関係だけど。