ジョブ/【天道士】

FFT

ラファの専用ジョブ。ジョブコマンドは「真言」。
その効果は「範囲内のランダムな場所に１～６回連続攻撃」というもの。
相手の魔法回避を無視して確実にHITし、また双方のFaithに関係なく常にラファ本人のMAでダメージが決定される。
対になる「裏真言」と違い、当たりさえすればダメージは完全に固定のため兄よりは格段に使いやすいが、
HIT数がランダムな上、範囲内のどこにダメージが発生するかもランダムなのでやはり使いづらい。
（高低差を利用して範囲を絞り込むというテクニックはあるが、それでも発生回数はランダムである）

ダメージの計算式は一律で「D＝[（n＋MA）/2]×MA」となっており、nの値が技ごとに違う。
最終奥義ともいえる天魔鬼神はこの値が20とズバ抜けて高く、MAが20もあれば一発当てただけで400ダメージ。
6発当たれば2400ダメージとなり、アルテマ様も余裕で葬れる。実にロマンシング。
兄と一緒くたにしてダメ兄妹という扱いを受けることが多いが、ちゃんと鍛えればちゃんと強い。
（もっとも、ちゃんと鍛えれば雷神様やコメカミのほうが強いのだけど…）

• 鍛えればなどという枕言葉をつけるなら兄貴だってそう変わらないが……。
  • MA依存の固有アビリティをもつ以上、高Faithと相性のいいこのジョブと、相性の悪い兄貴のジョブとでは汎用性に雲泥の差がある。
    これはドーピングやMove値の違いではカバーできない、決定的な差となっている。
• ちなみに細かいことを言うとアルテマは聖天使と聖大天使どちらも浮遊状態なので天魔鬼神は当たらない。
  真言の最大火力の高さは天魔鬼神に限った話ではないので他の真言を使えばいいだけの話ではあるが。

ジョブ自体の性能は微妙。
Speedは高いがそれ以外の補正率・成長率が平凡で、移動力もMOVE3と天冥士より低く設定されている。
万能選手型のステータスは風水士に見劣りし、装備武器(杖と棒)は魔法AT依存のため陰陽士より低威力。
真言を使わせるなら黒魔道士など他のジョブにするのが定番だろう。

• Speed補正がシーフや白魔よりほんのちょっとだけ高い。レベル差によってはチームで真っ先に移動できる可能性があり、地味に使いやすい。まあやはり一番役立つのはさかさか進んで埋もれた財宝を掘る役だが。

実はゲスト時と正式加入時では、内部的に別ジョブ扱いの模様。
固有技の真言を、ゲスト時には天鼓雷音と阿修羅までしか習得できない。

FFT(PSP版)

PSP版「獅子戦争」では兄ともどもバランス修正が行われ、真言が最大10発発動するようになり、
さらに中央に当たりやすいようになり、元のダメージもアップ。
最大10発HITの上、ダメージ計算式も上方修正しているので、使いようと星の巡りによっては最強の技ともなりうる。

• PS版に比べると凄まじいまでの強化である。それでもランダム性が高いため使いやすいとまではいかないが。
  ただし密集状態の敵に使ったり、目的の敵に過半数ヒットした場合は結構シャレにならないダメージになるため、
  仲間の枠が広がった事もあり即除名と言う事はなくなったのではないかと思われる。
  それでもやっぱり剣技全般の方が使いやすいが…

真言が効果範囲の中央に50%、それ以外のマスに各12.5%の確率で命中するようになった（侵入不可のマスに当たった場合は再抽選）。
また発動回数も1～10回になり、期待値としては5.5回。
これらの事から、効果範囲の中央に1体だけ敵ユニットがいる場合でも2.75hit、つまり約3hitは期待できる計算になる。
もちろんランダム要素が関わってくるため決してこの通りにはいかないが、PS版で同条件での期待値は0.7hitであることを考えると、劇的に改善されたことがわかるだろう。
ちなみにラファの魔法ATの初期値が結構高いため、3hitもすれば大概の敵は瀕死か即死である。
もし10hitでもしようものなら聖大天使も蒸発します。なにそれこわい。
　
相変わらず使い勝手は運に左右されるという欠点はあるが、ある程度安定して剣聖やドラグナーを上回るダメージを叩き出せるようになったのは（PS版の頃を考えれば）凄いことである。

• 残念ながらドラグナーもPSP版で真言と同等のダメージを出せるようになってしまった。（但し威力の微上昇は無い）
  • ドラグナーのアビリティ「ドラゴン」で使える攻撃技は冷・雷・炎・聖属性（このうち複数回攻撃なのは聖のみ）。
    それに対して真言は雷・炎・風・水・地・無属性となっており、決してレーゼがラファの上位互換というわけではないことに注意。
    聖属性以外が必要な場面なら、ラファの方が強い場合が多い。
    一方のレーゼはホーリーブレスの他、素手二刀流やドラゴン系へのサポートに優れるなど特色がそれぞれ違うので、適材適所を心掛けよう。
• そもそも、レーゼはリメイク前から最強の一角だったことを忘れてはならない。
  かつて散々性能を酷評されたラファがそれに追い付き、場合によっては追い越す可能性を見せたことはやはり評価するべきだろう。
  • ショートチャージの存在も考慮すると、どちらが上かは一概には判断できない。
    というかどちらの技も（ある程度運が絡むが）ルカヴィですら1ターンで殲滅しかねない破壊力を持つことには変わりないので、ぶっちゃけ誤差の範囲。
    敵に叩き込む分には好きな方を使っていればいいだろう。
    二人同時に出撃させればもはやチリ一つ残らない。イジメか。

公式コンプリートガイドで「Heaven Knight」という英名が表記されている。
直訳したら天騎士になってしまうじゃないか。

• 騎士…ではないだろ、この2人は…
• FINAL FANTASY WIKIによると海外版におけるジョブ名はSkyseerである模様。
  同ページにはalso known as Heaven Knight(またの名を天騎士)と書いてあるが、これが公式なのかどうか…。
• 海外版のジョブ名は天道士が「Heaven Knight」、天冥士が「Hell Knight」。ちなみに天騎士は「Heavenly Knight」となっており、一応差別化は出来ている。

FFRK

ラファのジョブ。