スタッフ/【直良有祐】

Last-modified: 2022-02-10 (木) 23:43:23

「なおら ゆうすけ」と読む。


FF6のフィールドグラフィックやFF7,8,10のアートグラフィック、
FF7ACのタイトルロゴデザインを手がけている。
クロノトリガーのフィールドグラフィックも担当。


FF6のゾゾのグラフィックは当時入ったばかりの新人であった氏によるもの。(マップの設計や組み立ては毛塚英俊氏)
全体的に暗く青い独特の色使いや感性は、後のFF7や8などの退廃的な世界観に見事マッチし才能を知らしめた。
北瀬氏も「ゾゾを見て直良はヒットしないだろうなと思っていたけどFF7以降で評価を改めた」と攻略本などで度々語っている。


FF6開発当時、クオリティアップや更なる作り込みのため三か月ほど発売を延期した際、
更なる修羅場へ向けて一旦リフレッシュのために江の島へ江ノ電で出かけたものの、
子供がゲーム雑誌を広げて母親へ「FF6が来月出るんだ!」と熱心に語りかけている様子を目撃してしまい、
全く気が休まらなかった悲しいエピソードがある。
(『FF』の生みの親・坂口博信氏が『FFVI』をクリアーする放送 第5夜 より本人談)


フロントミッション4やアンリミテッド・サガからキャラクターデザインも手がけるようになった。
ロマンシングサガ・ミンストレルソングでもキャラデザを担当することになったが、
リメイク前作品から一部キャラの風貌が変わりすぎていたため物議を醸した。
(羽根を生やした、ツノを生やした、ハゲにした等々)

  • のちの書籍ではミンストレルソングに関しては「成功半分、失敗半分」とコメントしている。
  • 現在は、同社から発売されている戦国IXAのイラストがメインで
    そのツテでインサガの家臣として登場したこともある。

かなり叩かれていたミンサガのキャラデザについては
「スタッフ内でデザイン案を出し、決定したものを直良が清書した」という事だったらしい。
後に同じサガチームが開発したラストレムナントにも関わっている。
4本腕種族やらカエル種族やら亜人が多い世界観だが、これにはあまり悪い評判はついていない。
キャラの頭身が普通、リメイクでない新規タイトルというポイントもあったのだろうが。


ここ数年は『ラストレムナント』『エストポリス』『ケイオスリングス』とFF外の仕事が多かったが
FF零式で久々にアートディレクションを担当している。


FF7シリーズに登場する神羅カンパニーのロゴの「神羅」や、
FF零式のタイトルロゴの「零式」はこの方の直筆なんだとか。


15の本来の発売日であった2016年9月30日をもって、スクウェアエニックスを退社したことが発表された。
スクエニ退社後は故郷の島根県出雲市にてIZM designworksを設立し代表を務めるほか、元後輩の塩川洋介氏が所属するディライトワークスのセクションであるディライトアートワークスおよびディライトグラフィックワークスのクリエイティブオフィサーを兼任している。