FF2
竜巻によって重傷を負ったシドの言葉。
こうして、自分の大事な飛空船をフリオニールたちに託し、程なくして彼は息を引き取る。
あくまで「貸す」という形で大切にしていたものを託す辺りに彼の矜持が感じられるセリフ。
そしてそれは『帝国を倒し、生きて帰って来い』の裏返しでもある。
- 文面だけ見ると死亡フラグにしか見えないが、実は既に虫の息。
- 瀕死にも拘らず部屋の入口で仁王立ちしておりプレイヤーが話しかけるまで動かず、話しかけるとわざわざベッドに移動してこのセリフを言った直後に死ぬ。
最初からベッドに伏せていれば重症であることを想像できるかもしれないが、普通に歩いて自らベッドに向かったキャラが直後に死ぬのは唐突すぎてシュール。
ミンウの死にゼリフといい、死に際なのにそう感じさせない演出である。
オリジナル版でのメッセージは以下の通り。
シド「おれは こんなざまだが ひくうせんはむきずだ!
おれが うごけるようになるまで おまえたちに
かしてやる。いいか かすだけだぞ!!
だいじにつかえ……
ご丁寧にもポフトの町の中にはシドが生前からフリオニール達に飛空船を渡したかったと解説する人がいる。
- 原作とGBA版をひととおり確認したが、とくにそういうことを話す人物はポフトの住人に見当たらない。
いったいどのセリフのことを指しているのだろう?
ポール曰く、
ポール「あれは シドの ゆいごんだったんだよ!!
わからないのか? やつはしんじまったんだ!
しぬってきまったときから やつは ひくうせんを
おまえたちに ゆずるつもりだったんだ。
あいつは ひくうせんをこころから あいしていたんだ!
やつの きもちをわかってやってくれ!!
との事。
FFL
黄昏の章中盤にて、大戦艦から脱出する際に敗北を悟ったシドはあっさりと降参。
直後に脱出するためだけに飛空艇を貸すだけと発言する。