地名・地形/【ロリカ同盟】

Last-modified: 2017-04-09 (日) 00:27:02

FF零式

オリエンスに存在する4国家の内の一つで、国民は玄武クリスタルの力を直接体内に取り込み己が力としている。
ロリカ同盟では国民=兵士という考え方をしており、クリスタルの力を直接得ているその体は、魔法や兵器にも耐えうる強靭さを秘めている。


物語序盤に、ミリテス皇国アルテマ弾投下によって首都が壊滅。事実上のロリカ同盟崩壊となった。

  • 発売前情報に何故か玄武のキャラがほぼ出てこないと思ったらまさかの開始一時間弱でのアルテマ弾。
    • 「四つのペリシティリウムを築く」とか言いつつ実際ゲームではほぼ三ヵ国しかないことに不満の声もちらほら。

ロリ同盟では決してない。


火山と砂漠に囲まれた不毛な地。点々と森があるだけである。
民が強靭な体を持つに至ったのは仕方ない事かもしれない。

  • 皇国がロリカをアルテマ弾で吹き飛ばしたのも、ロリカは不毛の地であることが理由。
    征服した所で食い扶持が増える割には食糧が増えるわけでもなし。
    …倫理的な側面は抜きとすれば、まあ仕方ない判断といえる。
  • しかし不毛な地でありながら、ロリカが食糧確保のために他国侵略した記録は特に残っていない。
    小説版でも書かれていたが、玄武クリスタルによる肉体強化を受けた民は、多少飲まず食わずでも生き永らえることが可能であるらしい。
    戦略的意味では他国のクリスタルと比べて派手さのない玄武クリスタルだが、国家を維持するという目的ではかなり意義がありそうな恩恵である。

ストーリー途中で立ち寄る廃屋しか、蘇生場所がない。
火山や砂漠地域は移動している間、HPが減り続けるが立ち止まるとすぐに回復する


鴎歴28年に、古来より存在する陥没穴の底で玄武クリスタルが発見され、
「剣神」と呼ばれた騎士であったルシ・ウルシャナビが都市国家ロリカと地下拝殿ペリシティリウムを設立したのが同盟の始まり。
民が強靭な体を持つに至ったのは、邪神を崇めた暴君を討つべくルシ・シャムハトが4人の屈強な戦士を送り出した事に由来。
「国家の危機には民の力を持って対応し、時として王をも追放する」という国家の基本姿勢が見てとれる。
そして、近隣のベリト砂漠にあり天災で弱体化していた都市国家ベリトを破り、141年にロリカ同盟を結成した。
当時からミリテス皇国とは戦争が絶えなかったようで、魔導アーマーに対抗すべくクリスタルを用いた武具の開発も進められたが、
王のもの一揃いを作成した段階でクリスタルの弱体化が顕著になったため頓挫した。

  • ちなみに量産品はそれ以前から開発しており、魔導アーマーが無かった頃のミリテスを圧倒したらしい。剣と鎧だけでなく弓矢などもあるそうだ。

ゲーム内での描写が少ないのでなんとも言えないが、ギルガメッシュやエンキドゥの苗字から見て、古代メソポタミア文明の要素を取り入れた国家設定なのかもしれない。今作におけるギルガメッシュの立場を見ると、原点である古代メソポタミアのギルガメシュ王に寄せているようにも思える。
現実におけるメソポタミアは中東の位置にあるが、広義の東洋(オリエント)には含まれるらしく、一応他国のように東洋にある国をモチーフにしていると言える。

  • 「都市国家」という区分も古代オリエントらしいと言える。
  • ルシを始めとした人物たちの名前についてよく見てみると、古代メソポタミアの神々や地名、人物名から取られている事が分かる。(上記されているウルシャナビやシャムハトもその一つ)

実はデザイン段階において玄武人の女性は描かれておらず、出ているのは男性のみ。
担当したデザイナーもいつか描いてみたいと言っている。


表舞台に出る幕もなく退場させられたので、どんな街や文化があったのかよくわからない。 
首都名も不明なままだが、ムービーの世界地図を解読した限りでは首都は【Motech】。モテス?モテト?

  • 他の地名表記などから判断するに首都の名称は【Molech】。読みはおそらく「モレク」と思われる。
    古代の中東で崇拝された神「モレク」が存在するため、ここから取られたのだろう。

軍隊は各都市国家毎に騎士団を形成し、各騎士団には最低でも20人の騎士が在籍している。
最も大きい騎士団は都市国家ロリカの騎士団で2万人を擁しており、玄武全体では20万ほどの兵力を誇る。
が、これらはミリテス皇国の進撃により、全て壊滅に追い込まれている。

  • ほかの3国と比べると非近代的(というより中世的)な軍制である。
  • コンコルディアも似たような軍制だと思うが。
    • コンコルディアの場合は現実の軍隊と呼称や組織の細部が違うだけで諸隊の定数や、階級、指揮系統が一応定められている。(諸隊=独立混成旅団だと考えればわかりやすい。)
      ロリカの場合は都市ごとに兵力が違っており、中世ヨーロッパの軍事制度に結構近い。

ファイナルファンタジー アギト チェンジ・ザ・ワールド~青い影~

本作においてロリカ同盟はアルテマ弾により消滅しなかった世界線の話のため、ガッツリと話に絡んでくる。
騎士道精神を重んじる国家であり、他国との条約も破っていいものではないという認識が存在する。
よしんば王が国の為に条約を破ったとしても、そのような破廉恥な王に付き従う騎士達はいないとされる。
その為、約定を結べば裏切る心配はほぼないが、約定まで持っていくのが非常に困難な国家である。


朱雀の特攻部隊がシドとクンミを討ち取っている間に玄武軍本隊が帝都を制圧。
その際に朱雀軍から白虎民を護った為、白虎民から好意的に迎えられて白虎を飲み込んだ玄武VS朱雀・蒼龍という勢力図となる。


トオノ曰く、この巡まで玄武がアルテマ弾で滅びなかった世界はなかったという。

  • この作品では玄武が最初から皇国への侵攻を企図していたことが判明し、それを察知した皇国が「後背の危険を排除すべく」と先手を打ったのという玄武にアルテマ弾を落とした理由となっている。