武器/【鯨の髭】

初出はFFT。
何の間違いか槍として登場した竜の髭と一緒に登場。
あちらが槍として登場するのに対し、棒として登場して以降、棒やロッドといった魔導士系が装備する打撃武器として登場する事が多い。

FF9

ガーネットが装備するロッド。攻撃力36。
ケアルガとレイズを覚えられる。
解説文には「ハクゲイノマリョク（白鯨の魔力）」がこめられている、とある。

• 白鯨…ビスマルクか。

最強のロッドだが、入手するためには『チョコボのお宝さがし』の最難関「海」をクリアしなければならない。
さらに攻撃力はねこの手ラケットの方が高く（おまけに遠隔攻撃能力持ち）、ケアルガとレイズも既に覚えている場合が多いため、とっても悲しい存在。

• 下記にもあるが、最速で入手するときはケアルガはまだ覚えていない。

唯一の利点はチョコグラフなので早い段階で入手出来ること（それでもDisc3）だが、「海」の難易度の高さから後回しにする人も多いだろう。
せめてこれでしか覚えられないアビリティがあったり、魔力+10などのボーナスあったら話は変わっただろうに…

• 一応、Disc3の時点でガーネットがケアルガを習得できる、という点に大きな意義を見出せなくもない。
  ……エーコがもっと簡単に習得できるんだからいいじゃん、なんて言わないであげてください。
  • それ以前にこれの存在が……
• FF9で魔力+10ってボーナス値としては異常だぞ。他の装備品と比較してみ。
  • つまり異常レベルのボーナスがないと存在価値が全く見いだせないと言われているのである。
    他と比べても仕方あるまい。
  • 装備者が半分空気（戦力的に）だからそれ位あってもバチは当たらないような……

金と白の気品ある色合いと名前通り鯨の髭板を模した頭頂部がお洒落で、使い手の姫さまのイメージにぴったりの武器なのだが前述の通り入手が困難なせいでいまいち影が薄い最強武器。
手に入れることなくクリアまで進めたプレイヤーも少なくはないだろう。
その影響で派生作品ではビジュアルでも性能面でもインパクトのあるねこの手ラケットにお株を奪われがち。

関連項目：【最終武器】

FF12

両手棒の最強武器。『鯨装備』のライセンスで装備可能。攻撃力108、物理回避率25％、CT30、連撃値12。
力依存武器だが、相手の魔法防御で威力が増減する。
アクエリアス×4＋ミスリル×3＋死虫×3を売却すれば交易品「魔物の髭」として入荷。

死虫の入手時期もあって、これを交易で出すのは大灯台クリア前後になる。

両手棒とあるが、見た目はむしろ槍に近い。両手棒No.2の八角棒も同様。

FFIZJS

上位武器「鯨の髭N」が追加され、入手方法がルース魔石鉱・第6鉱区北採掘場のトレジャーに変更された。

FF12RW

『急流で敵をつらぬく海神のロッド。』
カイツ用の武器・ロッド中では最も強いものの1つ。
物理攻撃力+45・魔法攻撃力+90・攻撃速度36・水属性。さらに攻撃が貫通する。
「真説武具・碧水」のレシピと「巨大な骨」「しっとりとした欠片」「碧水のクリスタル」を揃えれば合成可能。

FFT

漆黒の棒。木でも金属でもない素材は大洋の巨大クジラの髭（ひげ）といわれている。

初出。最強の棒（攻撃力16、回避率20）。
ティアマットの密猟アイテム（レア）。
陰陽士と算術士しか装備出来ないので、自分で使うよりは高レベルの敵忍者が投げてくるのを見るほうが多いかもしれない。

• 場合によってはティアマットの密猟レアを狙うよりは忍者が投げてくるのキャッチする方が入手は楽かもしれない。

ただ、魔術師系が使う武器としては最強。
ダメージの基準がMAなので、魔術師系でもかなりのダメージを期待出来る。
射程も2あるので、カウンターも怖くはない。
…まぁ、結局、上記の通り陰陽士と算術士しか装備出来ないところに泣かされるのだが。
あえて使うのなら、ラファが天道士で装備出来るので、ラファの最終装備として使う事になるか。

• 算術に頼らないなら陰陽術も充分な実用性を持った魔法なので、棒と併用できる陰陽士は魔道士系ユニットの最終ジョブ候補になる。

FFT(PSP版)

PSP版なら天道士が強化されているので持っていて損はないだろう。
…いや、マラークも天冥士で装備出来るが。

FFTA2

表記は「クジラのヒゲ」。最強の棒であり、非売品。
エアレスが「ベルモット」を覚える。
スピード+2、回避・防御+5の装備効果がある。

FFCCEoT

今作では槍として登場。
アビシニオン×3、サハギンのひれ?×3、黒ずんだひれ?×3で作れる。

DFF

クジャの専用武器。性能はロッドに準じたタイプ。
装備可能レベルは95以上。HP+290、ATK+61、DEF+2、更に魔法ダメージ+15%、ギミックダメージカット+20%の追加効果付き。
魔法ダメージ強化はともかく、ギミックダメージカットが何とも微妙な能力。
ショップでパニッシャー、ラピスラズリ×5、浮力の結晶×3と29570ギルで交換可能。

DDFF

前作同様クジャの専用装備。性能はロッドに準じたタイプ。
装備Lv90以上。HP+287、BRV-70、ATK+63、DEF+1、EXフォース吸収量+5％。
パニッシャー、エレクトラム、死神の願い×5、158000ギルでトレードできる。

DFFOO

「鯨の髭【IX】」。BURSTの杖。
ガーネット専用BT武器かつ相性装備で、相性性能は「運命の光」。
装備時の性能(+相性)は下記。

相性性能「運命の光」によりバーストモードが使用可能になり、バーストモード終了時にフィニッシュバースト『聖なる審判』が発動する。
フィニッシュバーストの詳細は該当記事を参照。

真化させることでBT+武器「鯨の髭【IX】+」に変化する。
真化効果は「聖なる審判BRVHPヒットプラスパワーBRVアップリミットアップ」。
『聖なる審判』使用時、以下の効果が発動する。

• 「15HIT全体魔法BRV攻撃+全体HP攻撃」が「8HIT全体魔法BRV攻撃+全体HP攻撃を2回行う」に変化し、合計BRV威力も極大アップ。
• 最初のHP攻撃後、与えた合計HPダメージの50%分自身のBRVをアップさせる。
• 与えるBRVダメージ上限極大アップ。
• 所持できるBRVと与えるHPダメージ上限極大アップ。

加えて、限界突破効果により、以下のパッシブを習得できる。

• 1回目：バーストモードアクトロング
  バーストモード使用時、連続行動できる行動数+1。
• 2回目：聖なる審判＆無垢なる結審バフアップ
  • バースト効果「聖なる審判」の与えるBRVダメージアップの効果を小アップ。
  • バースト効果「無垢なる結審」に以下の効果が追加される。
    • 味方全員の所持できるBRVと与えるHPダメージ上限が99999を30%分突破可能（129998まで）
      （最大BRVの上限突破効果によってBRVが99999を超える場合のみ有効）
  • 『無垢なる結審』発動時、以下の効果が発動する。
    • 「5HIT全体魔法BRV攻撃+全体HP攻撃を3回行う」が「5HIT全体魔法BRV攻撃+全体HP攻撃を4回行う」に変化し、合計BRV威力も極大アップ。
    • 与えるBRVダメージ上限を小アップ。
    • 所持できるBRVと与えるHPダメージ上限を小アップ。
  • 金フレーム付き強化効果「無垢なる結審」の与えるBRVダメージアップの効果を小アップ。
• 3回目：聖なる審判マスタリー
  BTアビリティ『聖なる審判』装備可能。

FFL

今作では鞭として登場。
ナイト編、忍者編で販売している。

SOPFFO

棍の1つ。

PFF

カイツ専用のロッド。
水属性・飛行特効付き。
レア7で最大まで強化して力＋171、知性＋126、魔防＋90、限界突破＋1000。

PFFNE

ガーネットのレベルを6以上にすると装備するロッド。

FFRK

FF4、FF5、FF6、FF9共鳴のロッドとして登場している。

• 「鯨の髭【IV】」
  レア5。リディアのレジェンドマテリア「運命に立ち向かう力」付き。修得ボーナスは魔力+10。
• 「鯨の髭【V】」
  レア6。エクスデスの超絶必殺技「ネオグランドクロス」付き。修得ボーナスは魔力+10。
  共鳴時に闇属性強化(小)の効果を持つ。
  Lv25時のステータスは攻撃力77、魔力168、精神140、命中95。
  2017/4/3、FF5イベント「4つの心」で追加された。
• 「鯨の髭【VI】」
  レア5。ストラゴスの超必殺技「マイティガード【VI】」付き。修得ボーナスは魔力+10。
• 「鯨の髭【IX】」
  レア8。雷属性強化【小】の効果を持つ。
  ガーネットのアクセル神技「轟・神響?」付き。
  2023/12/26、「極フェス(2023～2024)」第1弾で追加された。

ラファの英雄神器「鯨の髭【FFT】」（杖）としても登場している。
固有効果は自身の残りHPの割合が低いほどダメージアップ。

FFBE

☆7のロッド。攻撃16、魔力90。
装備時「鯨波の声」発動。効果はバーストストーンによる上昇量をアップ。
FFT獅子戦争コラボイベント「ネルベスカ神殿」の高難易度クエスト「ティアマット討伐」の報酬として入手可能。

余談

実際の鯨のヒゲは繊維が板状になった器官で、濾過摂食のためのフィルターとしての役割を持っている。
非常に加工に適した素材として、古くから様々な製品の素材として用いられてきた歴史がある。
有名なところではコルセットやバイオリンの弓。
日本では、釣り竿やぜんまいばねなど。

• 文楽の人形の面にも使われてるよ。鯨って凄い。
  • 昔から鯨は捨てる所がないと言われるぐらい使い道が多い。
    油は灯りに、肉は食用に、骨はそのまま釣り道具にもなったし、砕けば肥料にもなった。
• ほどよい弾力としなりを活かして使われているのであって、本物の鯨のヒゲは武器には向かない。
  ついでにこの人の髭は何にもならない。