音楽/【死界】

FF6

FF6のフィールドBGMのひとつ。
崩壊直後～ファルコン入手まで流れる。
世界は滅びて仲間はバラバラという状況を反映して、とんでもなく陰鬱な雰囲気を漂わせてくれる。
その分人気の高い『仲間を求めて』が引き立つということもあり、重要な曲。
なお、ファルコン入手後でもナルシェで聴くことができるので安心。

• ついでに言うとヴァリガルマンダ戦もこのBGMである。

孤島～ファルコン号入手までのワールドマップで流れて、結構長く感じるが
このルート、速攻で行こうと思えばジェフのイベントをクリアして
ダリルの墓でデュラハンを倒すだけ。
長いと思うのはサブイベントが3つぐらいあるからだろうか。

• ツェン～（モブリズ～）ニケアまでの道のりは、チョコボでエンカウントなしで走破出来る。
  その間のBGMはテクノdeチョコボなので、このフィールドBGMもその分短くなる。

バックに寒そうな風の音が流れるこの曲は、
崩壊後の殺風景なフィールド上で聞くと抜群の破壊力(?)がある。

• 最初に聴いた時は「え？、…何これ？」と驚くぐらい、「鬱」な曲。
  上記のごとく「陰鬱」、…いやまさしく曲名の通り「死界」の曲。
• 最初は風の音だけが流れるから、崩壊前のナルシェと同じBGMかと思いきや…
• 仲間達は消息不明となり、生き残った人達も次々と身投げし、モンスターすらも劣悪な環境に耐え切れずに野垂れ死に、
  場合によっては世話をしてくれたシドも病気で死んでしまう。
  そしてこのBGM。まさに「絶望」の一言。

物悲しい雰囲気がするのはロ短調だからなのだろうか。
短調の曲は全体的に悲しいからね。

陰鬱さばかりが強調されているが、オルガンが使われていることもあり、荘厳な美しさのある曲でもあると思うのだが。

この曲に収録されている風音は、
クロノトリガー等、SFC末期のスクウェア作品で幅広く使用されている。
クロノトリガーの未来にもこんな感じのBGMがあったな。

実は迷いの森の終盤にピアノのメロディの後半部分のフレーズが用いられている。