・西風
進行内容
アルタナ四国のエージェントとして
皇国の内情を探る役目を担った。
ライファルにも報告しよう。
- 茶屋シャララトでイベント。
Gessho : [Your Name]殿、
御主が「あるざび」に戻るのを、
待っていたでござる。
Gessho : 実は拙者、不本意ながら、
御主と同様「さらひん・せんちなる」に
仕える足軽の身となり申した……。
Gessho : 以後、よしなにお頼み申す。
Gessho : ところで、でござる。
Gessho : ライファルの書状は無事、
「はるばあ殿」に渡していただけたでござるか?
はい
いいえ
Gessho : 然様か。
それは、かたじけない。
Gessho : なんと、誠でござるか?
あの足軽「らいふある」は
すでに国へ帰っていった。問題ないかもしれん。
Gessho : 約束が果たせず、
無念でござるが……。
Gessho : それは過日がこと。
「らいふある」の故国、
さんどりあ王国から使いが参ってな……
(回想)
Gessho : ……東の諸国と
あとるがん皇国は、かれこれ十年以上にも
わたり、断続的に戦闘を続けているのだ……。
Raillefal : ……それは長い。
それでは両国とも疲弊しておろう。
まして、それを支える民はどうなる?
Gessho : 困窮しているでござる。
殊に東の国には、他にも大事が起きておる故。
Raillefal : この国とて同じだろう。
広大な国土と膨大な兵力を抱えていたはずの
軍事大国が、今では皇都の防衛に、
傭兵の力まで借りねばならないのだからな。
Gessho : 今は、両国の間に横たわる戦場に
両軍が幾重にも塁壁を張り巡らせた結果、
戦線は、膠着状態に陥っているようでござる。
Raillefal : 塹壕戦か……。
私が聖皇ならば、巨大な突破力を備えた
兵器か、魔法を使用するか……
Raillefal : あるいは、敵後方の都市や
幹線道路に工作兵を送り込み、補給線を
破壊する方法を採るだろうな。
Raillefal : どちらも、
その手段があればだが……。
Gessho : …………。
Raillefal : ……どうした?
おかしなことを言ったか?
Gessho : いや、御主は、騎士くずれの
ただの傭兵ではないのか? ずいぶん
戦略的な見地からのもの言いだが……。
Raillefal : お……おお。
そうであった。いかんいかん。
Raillefal : そう言うお前こそ、ミンダルシアの
ヤグードにしては、東国の情勢にまで明るいとは
たいした国際人ぶりではないか?
Gessho : ……いやはや、これは耳学問でござるよ。
それより……ん?
Raillefal : どうした?
ゲッショー?
Gessho : しっ……曲者にござる!
そこに潜みし者よ、出て参れっ!
Raillefal : トラビアルスではないかっ!?
Gessho : なんだ、御家来でござるか?
(暗転)
Raillefal : !!!
Raillefal : ピエージェのやつめ。
出すぎた真似をしおって!
Raillefal : ……まさか、ハルヴァーが
このことに気づいたりしているのでは
なかろうな…………ええぃっ!
Gessho : ……いかがした?
Raillefal : ゲッショーよ……。
話の途中で中座する非礼を許してくれ。
すぐにでも、国元に帰らねばならなくなった。
Gessho : ほう。
それはまた急でござるな。
Gessho : ……国元でなんぞあったか?
Raillefal : !!
Gessho : ふっ。
Raillefal : お前には関係なかろう?
Gessho : すまぬ……。
立ち入ったことを聞いたな。
Raillefal : ……いや、
私こそ言い過ぎた。
Raillefal : そうだ。
この者は我が国の従騎士……
Travialce : トラビアルスと申します。
先ほどの非礼、御許しください……。
Gessho : ほう。さっきの身ごなし。
東方の忍びの技であろう?
Travialce : はい。
よくご存知で。
Raillefal : この者を、しばらくここに滞在させる故
もし、火急の用あらば伝えてほしい。
Gessho : 承知した。
Gessho : 立場は違えど、互いに憂国の士。
いずれまた、この街で相まみえることもあろう。
Gessho : 今日のつづきは、
そのときにでも話すとしよう。
Raillefal : ああ、……そうだな。
Gessho : ……急ぐのであろう?
早う行け。
Raillefal : いろいろ世話になった。
……さらばだ。
(暗転、船へ迎え入れられるライファル)
Gessho : ……かような次第で、
「らいふある」は国元へと帰った。
Gessho : そろそろ、
「まうら」に着いておる頃であろうか。
Gessho : それにしても、あの背中
まるで王の如き威厳であった……。
(回想ここまで)
Gessho : おお、そうだ。これはその後
「とらびあるす」より御主に、と預かったものだ。
Gessho : では、[Your Name]。
拙者、そろそろ失礼いたす。
Gessho : 我らが社長は、
阿修羅の化身でござれば、道草がばれたら
首がいくつあっても足らぬのでな。
(暗転、アトルガン皇国・皇民街区)
??? : ……ナ四国の要人が、ジュノに参集。
臨時四国会談が、開かれたよしにございます。
??? : そこに、わらわの
傭兵も参加していたのは確かか……?
??? : 御意。
??? : ……大儀であった……。
……下がって休むがよいぞ……。
??? : よし、下がれ。
??? : ははっ。
??? : ……やつを、泳がせておいて正解でしたな。
??? : 計画どおり、
食いついてまいりました……。
??? : ……丞相。
??? : ……冒険者をあなどるでない。
われらも次なる手、打たねばならぬ……。
だいじなもの:ライファルの書置きを手にいれた!
アトルガン白銀貨を手にいれた!・ライファルの書置き
たっぴつな字で、「国に帰る。」 ……と書かれた、羊皮紙。 かろうじて、読めた。
- アトルガン白門・サラヒム・センチネルのNaja Salaheemに話しかける。
あの麗しのお花畑の騎士サマは、
どうしたんだい?
Naja Salaheem : あんた……
まさかとは思うけど、ファルズンみたいに、
1人でのこのこと戻ってきたんじゃないだろうネェ?
(暗転)
Naja Salaheem : なぁ~んだって!?
あたいの聞き間違いだと信じたいネェ。
Naja Salaheem : ……もう一度言ってごらん?
国に帰りました
王子様でした
Naja Salaheem : …………。
Naja Salaheem : ………………フフン。
Naja Salaheem : どこの世の中に、
あんなに非礼で、無謀で、迷子になるは
ものをなくすは……
Naja Salaheem : おまけに、字まで下手っくそな
王子様が、いらっしゃるっていうんだい!?
Naja Salaheem : あの「でくのぼう」が
物語の騎士サマよろしく白鳥に乗って現れ、
求愛されたって、あたいは願いさげだよ!
Naja Salaheem : あのバカ騎士っ、
あたいに挨拶のひとつもせずに、国に
帰ってったっていうのかい!?
Naja Salaheem : あたいのカオに
泥ぬるたぁ、いい度胸してるじゃないか!
Naja Salaheem : あんたもあんただよ。
なんですぐさま、あいつを
追いかけなかったんだい!?
Naja Salaheem : ま、さ、か。
傭兵は自由な身だとでも思って、あたいに
使いを頼まれてるのも忘れて、アルザビを
離れてたりはしなかっただろうネェ?
Naja Salaheem : ライファルもあんたも、
あたいと「傭兵契約」を結んだんだ。
……忘れたとは言わせないよ?
Naja Salaheem : 傭兵契約がある限り……
Naja Salaheem : ずーっと!
Naja Salaheem : 一生!
Naja Salaheem : 死んでもっ!!
Naja Salaheem : あんたたちは、
このあたいのモチゴマなの。
Naja Salaheem : 勝手に、
あたいの目の届かないとこへ、
長い間、行ってるような暇があるんだったら、
皇国の仕事の、3つや、4つや、5つ!
Naja Salaheem : ……6つや、7つ!!
的確、迅速、そして無難にこなして、
「サラヒム・センチネル」のために貢献すること!
Naja Salaheem : それが愛社精神ってもんだろ?
Naja Salaheem : 今からでも遅くはないよ。
ライファルを、地の果てまで追いかけといでっ!
Naja Salaheem : ……というのは、冗談さ。
Naja Salaheem : せっかく、あの「でくのぼう」が
このアルザビの街から、消えてくれたんだ。
Naja Salaheem : わざわざ追いかける趣味なんて
あたいは、持ち合わせていないよ。
Naja Salaheem : そういえば、
中の国から来たって、ほざいてたっけネェ……。
Naja Salaheem : あれだけ、この地に居座ろうと
してた奴が、なんで急に戻る気になったのか
見当もつかないけど……
Naja Salaheem : うれしいったらありゃしない♪
Naja Salaheem : 心のツカエが
すーっと溶けて、とっても気分がいいよ。
Naja Salaheem : やっぱり、あんたが
「運」を運んできてるのかもしれないネェ?
Naja Salaheem : これは、臨時ボーナスだよっ。
とっときな!
Naja Salaheem : あんた、
ウチに入社して、ほんっとによかったネェ。
ほら、泣いたっていいんだ。
Naja Salaheem : その感動を、胸に深ぁく刻んで
忘れるんじゃないよ。
Naja Salaheem : 今度、ウチの入社案内に、
あんたの「感謝の声」を掲載するんだからネェ。
アトルガン白銀貨を手にいれた!
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