アトルガンの秘宝/西風~回想

Last-modified: 2017-07-21 (金) 02:12:02

・西風

進行内容
 アルタナ四国のエージェントとして
 皇国の内情を探る役目を担った。
 ライファルにも報告しよう。


黄金の騎士を進行する際に黄金の騎士~回想を見た場合。

  1. 茶屋シャララトでイベント。
     
    Gessho : ……御免!
    Gessho : [Your Name]殿、
     御主が「あるざび」に戻るのを、
     待っていたでござる。
    Gessho : 実は拙者、不本意ながら、
     御主と同様「さらひん・せんちなる」に
     仕える足軽の身となり申した……。
    Gessho : 以後、よしなにお頼み申す。
    Gessho : ところで、でござる。
    Gessho : ライファルの書状は無事、
     「はるばあ殿」に渡していただけたでござるか?
     
    ライファルの書状を「はるばあ殿」に渡しましたか?
     はい
     いいえ
     
    「はい」
    Gessho : 然様か。
     それは、かたじけない。
     
    「いいえ」
    Gessho : なんと、誠でござるか?
     
    Gessho : ……されど、もうよい。
     あの足軽「らいふある」は
     すでに国へ帰っていった。問題ないかもしれん。
    Gessho : 約束が果たせず、
     無念でござるが……。
    Gessho : それは過日がこと。
     「らいふある」の故国、
     さんどりあ王国から使いが参ってな……
    (回想)
    Gessho : ……東の諸国と
     あとるがん皇国は、かれこれ十年以上にも
     わたり、断続的に戦闘を続けているのだ……。
    Raillefal : ……それは長い。
     それでは両国とも疲弊しておろう。
     まして、それを支える民はどうなる?
    Gessho : 困窮しているでござる。
     殊に東の国には、他にも大事が起きておる故。
    Raillefal : この国とて同じだろう。
     広大な国土と膨大な兵力を抱えていたはずの
     軍事大国が、今では皇都の防衛に、
     傭兵の力まで借りねばならないのだからな。
    Gessho : 今は、両国の間に横たわる戦場に
     両軍が幾重にも塁壁を張り巡らせた結果、
     戦線は、膠着状態に陥っているようでござる。
    Raillefal : 塹壕戦か……。
     私が聖皇ならば、巨大な突破力を備えた
     兵器か、魔法を使用するか……
    Raillefal : あるいは、敵後方の都市や
     幹線道路に工作兵を送り込み、補給線を
     破壊する方法を採るだろうな。
    Raillefal : どちらも、
     その手段があればだが……。
    Gessho : …………。
    Raillefal : ……どうした?
     おかしなことを言ったか?
    Gessho : いや、御主は、騎士くずれの
     ただの傭兵ではないのか? ずいぶん
     戦略的な見地からのもの言いだが……。
    Raillefal : お……おお。
     そうであった。いかんいかん。
    Raillefal : そう言うお前こそ、ミンダルシアの
     ヤグードにしては、東国の情勢にまで明るいとは
     たいした国際人ぶりではないか?
    Gessho : ……いやはや、これは耳学問でござるよ。
     それより……ん?
    Raillefal : どうした?
     ゲッショー?
    Gessho : しっ……曲者にござる!
     そこに潜みし者よ、出て参れっ!
    Raillefal : トラビアルスではないかっ!?
    Gessho : なんだ、御家来でござるか?
    (暗転)
    Raillefal : !!!
    Raillefal : ピエージェのやつめ。
     出すぎた真似をしおって!
    Raillefal : ……まさか、ハルヴァーが
     このことに気づいたりしているのでは
     なかろうな…………ええぃっ!
    Gessho : ……いかがした?
    Raillefal : ゲッショーよ……。
     話の途中で中座する非礼を許してくれ。
     すぐにでも、国元に帰らねばならなくなった。
    Gessho : ほう。
     それはまた急でござるな。
    Gessho : ……国元でなんぞあったか?
    Raillefal : !!
    Gessho : ふっ。
    Raillefal : お前には関係なかろう?
    Gessho : すまぬ……。
     立ち入ったことを聞いたな。
    Raillefal : ……いや、
     私こそ言い過ぎた。
    Raillefal : そうだ。
     この者は我が国の従騎士……
    Travialce : トラビアルスと申します。
     先ほどの非礼、御許しください……。
    Gessho : ほう。さっきの身ごなし。
     東方の忍びの技であろう?
    Travialce : はい。
     よくご存知で。
    Raillefal : この者を、しばらくここに滞在させる故
     もし、火急の用あらば伝えてほしい。
    Gessho : 承知した。
    Gessho : 立場は違えど、互いに憂国の士。
     いずれまた、この街で相まみえることもあろう。
    Gessho : 今日のつづきは、
     そのときにでも話すとしよう。
    Raillefal : ああ、……そうだな。
    Gessho : ……急ぐのであろう?
     早う行け。
    Raillefal : いろいろ世話になった。
     ……さらばだ。
    (暗転、船へ迎え入れられるライファル)
    Gessho : ……かような次第で、
     「らいふある」は国元へと帰った。
    Gessho : そろそろ、
     「まうら」に着いておる頃であろうか。
    Gessho : それにしても、あの背中
     まるで王の如き威厳であった……。
    (回想ここまで)
    Gessho : おお、そうだ。これはその後
     「とらびあるす」より御主に、と預かったものだ。
    Gessho : では、[Your Name]。
     拙者、そろそろ失礼いたす。
    Gessho : 我らが社長は、
     阿修羅の化身でござれば、道草がばれたら
     首がいくつあっても足らぬのでな。
      
    (暗転、アトルガン皇国・皇民街区)
    ??? : ……ナ四国の要人が、ジュノに参集。
     臨時四国会談が、開かれたよしにございます。
    ??? : そこに、わらわの
     傭兵も参加していたのは確かか……?
    ??? : 御意。
    ??? : ……大儀であった……。
     ……下がって休むがよいぞ……。
    ??? : よし、下がれ。
    ??? : ははっ。
    ??? : ……やつを、泳がせておいて正解でしたな。
    ??? : 計画どおり、
     食いついてまいりました……。
    ??? : ……丞相。
    ??? : ……冒険者をあなどるでない。
     われらも次なる手、打たねばならぬ……。
    だいじなもの:ライファルの書置きを手にいれた!
    アトルガン白銀貨を手にいれた!
    ・ライファルの書置き
たっぴつな字で、「国に帰る。」
……と書かれた、羊皮紙。
かろうじて、読めた。
 
  1. アトルガン白門・サラヒム・センチネルのNaja Salaheemに話しかける。
     
    Naja Salaheem : おや、[Your Name]。
     あの麗しのお花畑の騎士サマは、
     どうしたんだい?
    Naja Salaheem : あんた……
     まさかとは思うけど、ファルズンみたいに、
     1人でのこのこと戻ってきたんじゃないだろうネェ?
    (暗転)
    Naja Salaheem : なぁ~んだって!?
     あたいの聞き間違いだと信じたいネェ。
    Naja Salaheem : ……もう一度言ってごらん?
     
    ライファルは……
     国に帰りました
     王子様でした
     
    「王子様でした」
    Naja Salaheem : …………。
    Naja Salaheem : ………………フフン。
    Naja Salaheem : どこの世の中に、
     あんなに非礼で、無謀で、迷子になるは
     ものをなくすは……
    Naja Salaheem : おまけに、字まで下手っくそな
     王子様が、いらっしゃるっていうんだい!?
    Naja Salaheem : あの「でくのぼう」が
     物語の騎士サマよろしく白鳥に乗って現れ、
     求愛されたって、あたいは願いさげだよ!
     
    「国に帰りました」
    Naja Salaheem : あのバカ騎士っ、
     あたいに挨拶のひとつもせずに、国に
     帰ってったっていうのかい!?
    Naja Salaheem : あたいのカオに
     泥ぬるたぁ、いい度胸してるじゃないか!
    Naja Salaheem : あんたもあんただよ。
     なんですぐさま、あいつを
     追いかけなかったんだい!?
    Naja Salaheem : ま、さ、か。
     傭兵は自由な身だとでも思って、あたいに
     使いを頼まれてるのも忘れて、アルザビを
     離れてたりはしなかっただろうネェ?
    Naja Salaheem : ライファルもあんたも、
     あたいと「傭兵契約」を結んだんだ。
     ……忘れたとは言わせないよ?
    Naja Salaheem : 傭兵契約がある限り……
    Naja Salaheem : ずーっと!
    Naja Salaheem : 一生!
    Naja Salaheem : 死んでもっ!!
    Naja Salaheem : あんたたちは、
     このあたいのモチゴマなの。
    Naja Salaheem : 勝手に、
     あたいの目の届かないとこへ、
     長い間、行ってるような暇があるんだったら、
     皇国の仕事の、3つや、4つや、5つ!
    Naja Salaheem : ……6つや、7つ!!
     的確、迅速、そして無難にこなして、
     「サラヒム・センチネル」のために貢献すること!
    Naja Salaheem : それが愛社精神ってもんだろ?
    Naja Salaheem : 今からでも遅くはないよ。
     ライファルを、地の果てまで追いかけといでっ!
      
    Naja Salaheem : ……というのは、冗談さ。
    Naja Salaheem : せっかく、あの「でくのぼう」が
     このアルザビの街から、消えてくれたんだ。
    Naja Salaheem : わざわざ追いかける趣味なんて
     あたいは、持ち合わせていないよ。
    Naja Salaheem : そういえば、
     中の国から来たって、ほざいてたっけネェ……。
    Naja Salaheem : あれだけ、この地に居座ろうと
     してた奴が、なんで急に戻る気になったのか
     見当もつかないけど……
    Naja Salaheem : うれしいったらありゃしない♪
    Naja Salaheem : 心のツカエが
     すーっと溶けて、とっても気分がいいよ。
    Naja Salaheem : やっぱり、あんたが
     「運」を運んできてるのかもしれないネェ?
    Naja Salaheem : これは、臨時ボーナスだよっ。
     とっときな!
    Naja Salaheem : あんた、
     ウチに入社して、ほんっとによかったネェ。
     ほら、泣いたっていいんだ。
    Naja Salaheem : その感動を、胸に深ぁく刻んで
     忘れるんじゃないよ。
    Naja Salaheem : 今度、ウチの入社案内に、
     あんたの「感謝の声」を掲載するんだからネェ。
    アトルガン白銀貨を手にいれた!

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