・それぞれの未来へ (サンドリア連続クエスト12)
依頼者 Bostillette
依頼内容
ゾッグボッグの企みにより
現代へと飛ばされた、エグセニミルたち。
そんな彼らの前に現れた
鉄羊工兵隊に所属するという
ボスティエットと名乗る女性から
とある計画への協力を求められた。
一先ず、彼女らの隊が駐留しているらしい
ジャグナー森林へ向かってみよう。
- バタリア丘陵からジャグナー森林へエリアチェンジする
Excenmille : なあ、[Your Name]。
Excenmille : 歴史を変えたいって
思ったことあるか?
「ある」
「ない」
Excenmille : ふーん、じゃあオレと同じだな。
Excenmille : あ、いや。さっき
ゾッグボッグの野郎が、時代を行き来するとか
変なこと言うからさ。オレ、あのときのことを
ちょっと思い出しちまって。
Excenmille : あれは王都が
禿鷲軍団に包囲されるしばらく前……
Excenmille : また遠征に行くのか?
Alphonimile : ああ……。
明日からまたしばらく王都に戻らん。
Excenmille : そんな……。
来週の母上の誕生日には、家族みんなで
過ごすって約束したのに……。
Alphonimile : エグセニミル、
これを受け取れ。
Alphonimile : 私が王都に戻るまで、
お前がガレッタを守るんだ。
Excenmille : 親父……。
Excenmille : そのあとだ……
王都がドッグヴデッグ率いる
禿鷲軍団に包囲されたのは……
Excenmille : オークたちが
城壁を破壊して街に侵入してきて……
みんな次々と襲われていった……。
王都はまるで地獄みたいな光景だった。
Excenmille : は、母上ッ!
Excenmille : く、来るならこい。
親父と……約束したんだ。
母上は、オ……オレが守るんだ……!
Excenmille : 母上……
Excenmille : 母上ーーーーッ!!
親父との約束を守れなかった。
Excenmille : でも、オレ……
それを棚に上げて、真っ先に
親父に怒りをぶつけちまってた……
Excenmille : いつも、大事なときに
オレや母上の側にいてくれなかった
親父のせいだって……。
Excenmille : オレ、卑怯だったな……
Excenmille : だから、もし
歴史を変えられるなら、
母上を守りたいな……。親父との約束を
果たしたい……。
??? : さっきから聞いてりゃ
うだうだうだうだ……
??? : お前みたいな弱っちい奴が
何度歴史をやり直したって、何も
変えられやしねぇよ。
Excenmille : ……なんだと!?
誰だ! 出てきやがれ!
Excenmille : ……な!? 親父……!?
マ、マネキンはさっき倒したはず……
Excenmille : いや待て、
さっきの奴と似ているが違う!
お前は誰だ! 正体を明かせ!
??? : おいおい。
いきなり決闘の申し込みか?
ったく、最近のガキは血の気が多くて
感心なこった。
Excenmille : ……お前、
さっきオレを弱いって言いやがったな?
??? : ああ、言ったさ。その構え……
悪くないが剣先がブレてる。
まだまだ、迷いがある証拠だ。
Excenmille : ……!?
??? : わかったか坊主。
お前の構えには、覚悟が足りねぇんだ。
??? : おーい、大きいエグセ……じゃなくって
マクシミル大将~!
Maxcimille : ……ん、ボスティエットか。
Maxcimille : ったく、いつまで待たすつもりだ。
で、作戦の協力者は見つかったのか?
Bostillette : ええ。ほら
そこのお二人がそうですよ。
Maxcimille : なに、こいつらが?
Bostillette : そうですよ~。
Bostillette : では、作戦の概要を
説明しますから、駐留地へ移動しましょう。
Maxcimille : ボスティエット、ちょっと待て。
Maxcimille : おい、坊主!
Maxcimille : オレがお前に剣を教えてやる。
基礎から応用から……心構えから、
とにかく全部だ。
Excenmille : はぁっ!?
Excenmille : か、勝手に決めんな!
そもそもオレの剣のどこが……
Maxcimille : つべこべ言うな!
犬死にしたくなければ、
黙って付いてこい!
Excenmille : ……お、親父……?
Maxcimille : ボスティエット!
後で鉄羊工兵隊の駐留地で合流だ!
Bostillette : ふふふ。さて、
私たちは一足先に駐留地へ向かいましょう。
付いてきてください。
Bostillette : あれ……あれれ。
ここってさっきの場所?
Bostillette : ……おかしいですね。
地図によれば、道はこっちで
間違いないはずなのに。
Bostillette : え?
「道に迷ったのか」ですって!?
Bostillette : し、失礼な!
ちょっと考え事があって、道を
間違えただけです!
Bostillette : もう! 文句言うなら、
[Your Name]さんが
先行してください!
Bostillette : もちろん、
地図は持ってるんでしょう?
駐留地は(G-9)付近ですから! - (G-9)テンキー4(丘の木のそば)にある Metallic Hodgepodge を調べる
Bostillette : あっ、到着しましたよ!
[Your Name]さん。
Bostillette : おーい! みんなー!
??? : あっ、ボスティエット隊長!
お帰りなさいませ!
??? : そちらの方が
隊長の探してた協力者ですか?
Bostillette : ええ。そうですよ。
Pignoit : はじめまして。
私、ボスティエット隊長の部下の
ピニョワと申します。
Fransont : 同じく、
フランソンと申します。
Fransont : 隊長、先程ゲルスバに
潜入中の諜報部の協力者から連絡が入りました。
Fransont : オーク軍の軍師、
ゾッグボッグが現れたそうです。
Bostillette : ついに現れましたね。
大戦時の軍師にして、今魔像開発の主導者。
ファングモンガー・ゾッグボッグ。
Bostillette : では、計画内容をお話します。
我々鉄羊工兵隊の目的は、
「魔像」を破壊すること。
Bostillette : 先程、ゲルスバの奥地で
魔像が発見されました。魔像とは
オーク軍の戦争兵器。強大な破壊力を持つ、
最強最悪の代物です。
Bostillette : 調査によると、魔像は
ゲルスバの地下道で、オーク工兵たちの
手によって20年もの間、秘密裏に
開発されてきたらしいのです……。
Bostillette : 開発の首謀者である
ゾッグボッグは、この兵器を用いて我々人間に
大戦時の復讐を果たそうとしています。
Bostillette : 王立騎士団長の提案で、
我々の計画は、奴らの不意を突く為に、
極秘に進められてきました。
Bostillette : その甲斐もあって、奴らには
我々の動きは一切悟られていません。
Pignoit : ですが、隊長。
いくら極秘だからって、何も関係者全員の
名前を偽名にするのはやりすぎじゃありませんか?
Pignoit : 今でも偽名に慣れなくて、
名前呼ばれても混乱しちゃうんですけど。
Bostillette : 念には念を、ですよ。
大戦時には、サンドリア領内にオーク側の内通者が
いて暗殺事件が起きたこともあるんですから。
Pignoit : こ、こわー。
さすが隊長、大戦時を生き抜いただけありますね。
とっても勉強になります。
Bostillette : ふふふ。
さて、そろそろですね。
Bostillette : あれ?
そういえば大将は来てませんでしたか?
Fransont : ああ。大将なら
ガキ連れて先にゲルスバへ向かいましたよ。
Fransont : だけど、大将に
あんな可愛い隠し子がいたとはなぁ……。
Pignoit : お揃いの剣担いで、
とっても仲がよさそうでしたよね。
Bostillette : やっぱり似たもの同士、
いえ同じもの同士は気が
あうみたいですね。
Bostillette : さて、[Your Name]さん。
先にゲルスバへ向かって彼らと
合流していてください。
Bostillette : 現地で諜報部の協力者と
落ち合うことになっていますから、
彼から情報を聞いておいてくださいね。
Bostillette : 私も準備を済ませて
すぐ後を追います。では、宜しくです。 - ゲルスバ野営陣にエリアチェンジする
Excenmille : うおおおおおおおおお!
Excenmille : ……はぁ……はぁ。
Maxcimille : ダメだ。
お前の剣にはまだ迷いがある!
Excenmille : はぁ……はぁ……
迷いだって……? いったいオレが
いつ迷ったってんだ……
Maxcimille : やはりわかってないな。
お前は自分の迷いを、持ち前の無謀さで
隠してるだけだ。
Maxcimille : いいか、クソガキ。人生は
やり直しなんてできねぇんだ。
Maxcimille : 強くなりたきゃ、
成功も失敗も全部背負って
覚悟して、前に進むしかねえんだよ。
Maxcimille : ……そうだ。
お前に、いい言葉を教えてやろう。
Maxcimille : 「勝利の美酒を味わう者は、
敗北の苦杯を糧とする者。」
Maxcimille : オレがかつて師に教わった言葉だ。
Excenmille : ……ショーリノビシュ?
ハイボクノ……? えっと、どういう意味だ?
Maxcimille : いずれわかる。
さあ、次だ次!! どんどん敵を蹴散らせ!
Maxcimille : ん、お前はさっきの……
Maxcimille : ……いや、昔
世話になった奴に雰囲気が似てる気がしてな。
まさかな……
Excenmille : はぁはぁ……次は……
Orcish Fodder : ……あ。
Excenmille : うおおおおおおおおお!
Orcish Fodder : あわわわわわ!
ストップ! ストップ!
Maxcimille : あ……。
Orcish Fodder : うぼぁ!
Excenmille : ……オークじゃない? 人間?
Orcish Fodder : ひ……酷いであります。
Maxcimille : その声。
お前、まさか……?
Maxcimille : 大丈夫か!
Lharant : ……大将、お久しぶりです。
諜報部所属、ゲルスバ担当の
ロ……コードネーム・ラランであります……。
Maxcimille : 久しぶりだな。
ボスティエットが諜報部に調査を
依頼したってのはお前だったのか。
Lharant : ……はぁはぁ。
ええ、ずっとゲルスバで
魔像について潜入調査をしていたであります。
Lharant : 我輩が調べた情報を
みんなに伝えてくれとボスティエットどのから
言われてるので聞いてくださいであります。
Zogbog : 『す、素晴らしい!
素晴らしいぞ! これが20年という
歳月の成果か!』
Rivetpounder Mekglok : 『ああっ!
ゾッグボッグさまでねぇべが!?
久しぶりだべ!』
Zogbog : 『おお、メックグロック! 老けたな!
より芸術家らしい風格が漂ってるぞ。
グフフフ!』
Zogbog : 『長い間ご苦労だった。
お前にあの石と絵図を渡して正解だったぞ。』
Rivetpounder Mekglok : 『あれからもう
20年たったべが~。
像こさえるのさ夢中になって
あっという間だったべ。』
Zogbog : 『ふふふ、
そいつは頼もしいな。ところで、
これはもう動くのか?』
Rivetpounder Mekglok : 『今は石さ魔力を
たっぷり注ぎ込んでるところでさぁ。
完成はもうじきだ。』
Rivetpounder Mekglok : 『あ、んだ。
ゾッグボッグさまに、
もうひとつ見せたいものあっただ。
こっちもご覧くだせえ。』
Zogbog : 『こ、こいつは……!!』
Zogbog : 『ま、まさか……これらも動くのか?』
Rivetpounder Mekglok : 『もちろんでさあ。
こいつらには魔力も注ぎ終わって、
いつでも動かせる状態ですだ。』
Zogbog : 『か、完璧だ。
これらを過去世界へ送り込めば、
間違いなく歴史が覆えせる!』
Zogbog : グフ……グフフフフ……
Zogbog : グハハハハハハハ!
Excenmille : ちょっと待て!
さっき、エルヴァーンの子供が
捕虜として捕まってたって言ってたな?
Excenmille : そいつ、どんな容姿だった?
Lharant : え、ええと……すいません。
物影にいて、本人はよく見えなかったのですが
傍らに剣が転がっていました。
Lharant : 刃が赤い高価そうな剣で……
ひょっとして、どこかの貴族の
ご子息かもしれません。
Lharant : あ、もしかして、
お友達でありますか? すまんであります。
助けようにも、見張りが多くて……
Excenmille : [Your Name]!
間違いない、あいつがオレの代わりに
人質にされたんだ! 助けにいかないと!
Maxcimille : 待て、小僧!
まだ実践訓練は終わっちゃねぇぞ!
Maxcimille : チッ! あいつ一人じゃ無理だ……
おい、ララン。ボスティエットに伝えろ。オレたちは
先に敵地に潜入、魔像をぶっ壊しに行くってな!
Lharant : えぇぇぇええぇぇ!?
あの魔像相手にこの人数では
いくらなんでも無茶であります!
Maxcimille : 無茶でもあのガキをほっとけるかよ。
頼むぞ、ララン!
Lharant : では、これをお持ちください。
このオークの着ぐるみを使って
オークに成りすませば、奴らに気付かれず洞窟内に
潜入できるであります。
Lharant : 一度きりの使い捨てなので、
なくなったら鉄羊工兵隊との連絡用の箱から
ご自由にお持ちください。
Lharant : どうか、お気をつけて!
我輩、猛ダッシュでボスティエットどのに
伝えてくるであります!
エルヴァーンのガキが暴れてるだと?』
Zogbog : 『……エグセニミルだな。』
Zogbog : 『おい、メックグロック。
魔像を動かす準備をしろ。』
Rivetpounder Mekglok : 『はい。
アレのほうならいつでも……』
Zogbog : 『違う!』
Zogbog : 『こいつも一緒に動かせ。』
Rivetpounder Mekglok : 『え、ええ~ッ?
で、ですがこれは魔力充填に時間がかかるべ。
それに動作試験もまだ……』
Zogbog : 『構わん。相手はガキ一匹……
いや、経験上、おそらくあと数匹は
虫けらがやってくる。』
Zogbog : 『動かせるものはすべて動かせ。
過去に持っていく前に
奴らで魔像の動作試験をしてやろう!』
Rivetpounder Mekglok : 『ん、んだげども……』
Zogbog : 『ええい! つべこべ言わずやれ!』
Rivetpounder Mekglok : 『わ、わがっただ~!』
Zogbog : 『グフフ、勝負だ。エグセニミル。』
Zogbog : 『グフフ、今度こそ引導を渡してやるぞ。
エグセニミル……』
だいじなもの:オークの着ぐるみ*1を手にいれた! - ユグホトの岩屋:下層の(G-9)テンキー3にある Scrape Mark を調べる
Excenmille : ゾッグボッグ、出てこい!!
ラーアルを返してもらうぞ!
Zogbog : 待っていたぞ。
エグセニミル・M・オルシャー……。
Excenmille : 珍しく正々堂々としてるじゃねえか。
ついに観念したか?
Zogbog : フン。馬鹿言え。
逃げる必要がなくなったのだ。
オレサマは力を手に入れたのだから……。
Zogbog : 見よ。
我が僕たちの威風堂々たる風貌を!!
Excenmille : な、なんだこいつらは!?
Zogbog : 魔像軍団。
オレサマ、最後の切り札だ。
Zogbog : こいつらを過去に送り込み、
人間と闇の血族の双方が弱ったところを、
一網打尽にする。
Zogbog : すべてを滅ぼし、
次に狙うはオーク帝国の皇帝の座だ。
オレサマは新生オーク帝国の王となる!!
Zogbog : どうだ、エグセニミル。
互いに仇討ちなどやめて、オレサマと
手を組まないか?
Zogbog : 今土下座すれば、
新生オーク帝国の末席に
加えてやらんでもないぞ。
Excenmille : 知った口を利くな!
味方を裏切ってまで成そうとする
お前の野望なんて、オレが打ち砕いてやる!
Zogbog : ふん、相変わらず馬鹿者だな。
オークの新時代で
後悔する破目になるぜ!
Maxcimille : 坊主!
Zogbog : 来たな。虫けらめ。
Zogbog : さあ、勝負だ!!
エグセニミル! [Your Name]!!
Zogbog : いざ目覚めよ!
我が忠実なる僕、魔像たちよ!!
Excenmille : 大将!
Maxcimille : ちっ、すげぇ数だな。
ボスティエットたちが来るまでなんとか
時間を稼ぐしかねぇな……?
Maxcimille : おい、エグセニミル。
状況が悪いが、訓練の続きだ。
Excenmille : な、こんなときに
訓練なんてやってる場合かよ!
Zogbog : 進め! 魔像軍団!
虫けらどもを踏みつぶせぇぇぇ~~ッ!!
Maxcimille : 訓練その67……
Excenmille : 虎穴に入らずんば、虎児を得ず!
覚悟を決めて、突っ込め!!
どりゃあああああああぁぁぁぁ~~~!! - Scrape Mark を再度調べる
※レイヤーエリアに突入
=== Area: Everbloom Hollow ===
制限時間は30分(地球時間)です。
Zogbog : 行け! 魔像軍団よ!!
新生オーク帝国の幕開けだ!
Bostillette : 遅くなりました!
ボスティエット、只今到着です! - 戦闘に勝利する
Zogbog : 『う、うあああっ! なんてこった!!』
Zogbog : 『おい、メックグロック!
なんとかしろ! このままじゃ
オレサマの軍団が全滅だ!』
Rivetpounder Mekglok : 『ん、んなこと
言われでも……』
Bostillette : よし! なんとか間に合いました!
Maxcimille : ったく、お前は
いつも来んのが遅ぇんだよ!
ボスティエット!
Zogbog : 『ええい! クソッ!
魔像よ! 動け! 動きやがれ!
このポンコツがぁぁぁぁ~ッ!!』
Zogbog : 『い、いでえええええ!!』
Zogbog : 『おお、動きだした!』
Zogbog : 『……が、なんか様子が変だぞ。』
Rivetpounder Mekglok : 『ああ、こりゃまずいべ。
暴走だ……。』
Maxcimille : お、おい。
魔像が何か魔法を唱え始めたぞ……
Zogbog : 『おい、メックグロック。
いったいどうなってる、説明しろ!』
Zogbog : 『あれ? メックグロック?
どこいきやがった!?』
Rivetpounder Mekglok : 『ゾッグボッグさま~。
すまなんだ。おらが趣味で取り付けた
自爆装置が動きだしちまったみたいだ~。』
Zogbog : 『……な、なんだと?
なに勝手な仕様を追加してやがるんだ!?』
Rivetpounder Mekglok : 『んだば、
おら一足さきに逃げるだ~』
Zogbog : 『ああ、おい待ちやがれ!』
Bostillette : まずいです!
皆さん、早く逃げてください!
今から逃げて間に合うか
わかりませんけど……とにかく逃げて!
Bostillette : 何やってるんですか!
大将! エグセニミル! 早く外へ……
Maxcimille : おい、坊主。
今言った事は、確かか?
Excenmille : ああ。
親友が近くにいるはずなんだ……。
あいつを見殺しにはできない。
だから、こいつを止めなきゃ!
Maxcimille : 確実に爆発を
止められる保証はないぞ?
Excenmille : ……それでも、
引くわけにいかねえだろ。
Excenmille : オッサンが言ったんじゃねえか。
何でもかんでも背負って、前に進まなきゃ
強くなれないってな!
Maxcimille : ふん、いいだろう。
オレがお前のサポートに回る。
今まで教えたことをすべて実践してみろ!
Maxcimille : こいつは最終試験だぜ!
Zogbog : 『クソッ! 万事休すだ……
どうする、オレサマの野望が……』
Maxcimille : こい! 坊主!!
Excenmille : うおおおおおおおおおおォォォっ!!
Excenmille : 止まりやがれぇぇぇ~~~!!
Bostillette : と、止まった……?
Maxcimille : ……気絶してやがる。
Maxcimille : 安心しろ、試験は合格だ。
Maxcimille : おい、この坊主2人は
大丈夫なのか?
Bostillette : ええ。よく眠っていますね。
よっぽど疲弊していたんでしょう。
Lharant : あ、大将。
これ、洞窟の外に落ちてたであります。
たぶん大事な指輪ですよね?
Maxcimille : これは……オレがなくした指輪!?
Maxcimille : ここで拾ったのか?
この指輪は、北のオーク帝国への遠征中に
落としてしまったものだ。なぜこんな所に……。
Lharant : いやあ、それにしても、
この子たちを見てると、なんだかなつかしい気分に
なりますねえ。
Lharant : オーキッシュマシンの側で
こうしてると、なんだかこの剣も鎧も、
あの頃の僕たちに似てるような……
Bostillette : ふふふ。そうですね。
Bostillette : さて、御三方は、
そろそろお時間……かしら?
Bostillette : この子たちは
私の戦車でお送りしましょう。
バタリア丘陵、で良いのですよね?
Bostillette : では、あの石像の前で
先に行って待ってます。ゆっくり
いらしてください。
Maxcimille : オレも行こうか?
Bostillette : 私だけで大丈夫ですよ。
大将は王都に戻って、作戦の完了を知らせて……
それから、一刻も早くアルテニアさんに
無事な顔を見せてあげたら?
Maxcimille : なっ……何を突然。
いいから黙ってさっさと行け!
Bostillette : はいはい。
Maxcimille : 親父……。 - バタリア丘陵にある Cavernous Maw を調べる
Bostillette : おーい!
[Your Name]さん、こっちですよ!
Bostillette : 今日は本当に
ありがとうございました。おかげで、
作戦もうまく完了できました。
Bostillette : ラーアルに、
胸を張って報告しに行けます。
Bostillette : あの二人なら、
まだ眠っています。2人とも起きないうちに
元の世界へ連れていってあげてください。
Bostillette : え? 私の正体ですか?
Bostillette : それは……秘密です。
って、気が付いてるくせに!
Bostillette : [Your Name]さんってば、
いじわるですね! もう!
Bostillette : あっ、そうそう。
これ、つまらない物ですがお礼です。
Bostillette : あと、この手帳を
あっちのビスティヨ君に
渡してください。お願いします。
Bostillette : では、部下の者を
待たせておりますので、
私はこれで失礼します。
Bostillette : また機会があれば、
お会いしましょう!
Cyranuce : あっ! 見てみろ!
Jayramus : お館様! ラーアル!
[Your Name]!
Bistillot : 3人とも、大丈夫ですか!?
いったい、何が起こったんですか?
Cyranuce : エグセニミル! ラーアル!
起きろ!
Excenmille : ん……んん……
Rahal : ……ん……ん。
Excenmille : うあああっ!
ゾッグボッグはどこだ!
魔像はどうなった!? 止まったのか!?
Excenmille : ……それに、親父に
そっくりな顔のオッサンに特訓されて……
Jayramus : まいったな。
お館様は頭の打ちどころが
悪かったみたいだぞ。
Cyranuce : おいおい。
ラーアル団長もしっかりしてくれよ。
Excenmille : ……ずっと寝てたのか?
まさか、あれは全部、夢?
Bistillot : [Your Name]さん。
いったい何が起こったんでしょうか?
できれば詳しく……
Bistillot : え……
ボスティエットから手帳を僕に?
Bistillot : (ちょ、ちょっと待って。
[Your Name]さん。
どうして僕の本当の名前を知ってるんです?)
Bistillot : (ボスティエットという名は、
僕の本当の名前です。これは、両親しか
知らないはずなのに……。)
Bistillot : (僕、小さいころから体が弱くて……
丈夫に育てようと、両親は男の名前、
ビスティヨと呼ぶことになったんです……)
Bistillot : ……!?
[Your Name]さん、この手帳って!?
Bistillot : だいぶ、わかりかけてきました。
ありがとうございます。いつか必ず
このお礼をさせてください。
Excenmille : そうだ! ジェラムス、
行方不明だった隊士たちは!?
Jayramus : ご安心を。
近くの洞窟に捕まっていたのを
救出致しました。
Excenmille : そうか、良かった。
ありがとうジェラムス。
本当にお前には迷惑をかけてばかりだ。
Jayramus : な、やめてください。
お館様。いつものお館様らしくありませんよ。
Zogbog : ハァ……ハァ……
エグセニミル……!
よくも、オレサマの奥の手を……!
Zogbog : このままじゃ、
腹のムシがおさまらねえ! てめえだけは
なんとしてもブッ殺さなきゃあ……
「殴り飛ばす」
「蹴飛ばす」
Zogbog : いてててて……ち、畜生……
[Your Name]め……。
Zogbog : あんな奴が
エグセニミルの子分だってのかぁ!?
Zogbog : いや、馬鹿な。そんなわけねえ。
エグセニミルなんか怖かねぇ!
どっからでもかかってきやがれってんだ。
Zogbog : ……あ。
Zogbog : ……タンマ。やっぱ今のなしで。
Zogbog : アアァーーーーーーーーーッ!
※Zogbog、異界の口に消える
戦場に戻りましょう。
バルドニアでの会戦に勝利をおさめ、
一刻も早く、王都に凱旋せねば。
Excenmille : うん、それから……
今後のことだ。
Excenmille : ラーアル。ジェラムス。
[Your Name]、ビスティヨ。
隊のみんな、聞いてくれ。
Excenmille : 赤鹿騎士隊は、
いずれ水晶大戦に勝利をおさめても、
王都には戻らない。
Excenmille : そのまま、北のラゾア大陸へ転進……
オーク帝国に遠征する。
Rahal : ……エグセニミル!?
Jayramus : ……お館様、本気ですか?
Cyranuce : オーク帝国って
遠いんだろ? 一度行ったら
何年も戻れないんだぞ!?
Excenmille : ああ、承知の上だ。北には
ゾッグボッグや、ドッグヴデッグのような
残忍なオークがごまんといる。
Excenmille : そんな奴らを
野放しにしていたら、また戦争が起こって
サンドリアに……ヴァナ・ディールに
平和は訪れない。
Excenmille : だから、オレら赤鹿隊が、
乗り込んでいって、奴らをかたっぱしから
叩き潰してやろうぜ!
Excenmille : ま、そのために、この水晶大戦の
決着を一刻も早くつけないとな!
Jayramus : ……お館様。ご立派になられました。
私はお館様に仕えることができて光栄です。
亡き先代がご覧になったら、
さぞ喜ばれるでしょう。
Jayramus : このジェラムス、
オルシャー家に終生の忠義を誓った身。
たとえ火の中、水の中、地獄の底まで
お館様に付いて参ります!
Leuonard : 俺も!
Nicephore : オレもだ。
Alexance : どこまでも付いていきます!
Rahal : エグセニミル……。
Rahal : 吃驚したな。
お前が、そんなことまで考えてたなんて……
Excenmille : へへっ。
お前らも一緒に行くか?
騎士団の再結成だ。
Rahal : いや……僕は……
僕たちは、まだまだ強くならなくちゃ。
Rahal : 僕、お前みたいに、強くなって
いつか、自分の騎士団を持つよ。
Rahal : お前の赤鹿騎士隊と、
僕の王立騎士団が
肩を並べて戦えるようになったら……
Rahal : そのときは、
ラゾアでも、ウルブカでも、
どこへでも行く。また、一緒に戦おう。
Excenmille : ああ……!!
ひとつの区切りを迎える。
だが、水晶大戦に終止符が打たれた後も、
少年たちの物語が終わることはない。
はるか北の地オーク帝国へ。
王立騎士団の士官候補の道へ。
竜の力を求め……
各地を巡る修行の旅に。
その才能に磨きをかける。
辛く困難な日々が待ち受けるだろう。
しかし、あなたと共に乗り越えた戦いの日々の思い出が、
何年たっても彼らの心の中で輝き続け、
永遠に皆を励まし続けるだろう。
それは夜空にまたたく、星のように。
過去世界クエスト/メインシナリオ/サンドリア編 | ||
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