命の価値サブ

Last-modified: 2018-11-20 (火) 23:00:33

蓮華:「うっ!ごほっ!」廊下で、口元に手を抑えてまた少量吐血
蓮華:「はぁ、はぁ……。俺は、あとどれぐらい、戦えるんだろうな」そう、悲しい音色の言葉だが、その顔はとても穏やかな笑みを浮かべていた
蓮華:「あの子たちに、明るい未来を作る。そのためにも、俺はーーー」掌にたまった自身の血を握り、拳を作って
蓮華:そして、自室へと向かっていった
宗次・エドワーズ:ーーーーーーーーーーーー
宗次・エドワーズ:「・・・・だいぶ変わってきたな
宗次・エドワーズ:、俺も」
宗次・エドワーズ:「甘くなったというべきか、・・・・それとも」
宗次・エドワーズ:「(今更戻れるとでも思ってんのか?)」
宗次・エドワーズ:「・・・・やめやめ、ちょっとセンチになってんだなぁー・・・適当に酒飲んで寝るか」
蓮華:コンコン
宗次・エドワーズ:「あん?誰だ?」
蓮華:「俺だ。蓮華だ」
宗次・エドワーズ:「ああ、お前か、好きに入れよ」
蓮華:オレンジジュース片手に入る
蓮華:あと焼き鳥
宗次・エドワーズ:(酒飲んでる)
宗次・エドワーズ:「ん?何だ、飲みにでも来たか?」
蓮華:「酒か……まぁ、そうだ。とはいえ俺は酒は嫌いだからオレンジジュースだが」
蓮華:「腹でも減っているかと思ってな」焼き鳥を差し出し
宗次・エドワーズ:「サンキュ、ちょうどツマミになるしな」
宗次・エドワーズ:(なお17歳である)
蓮華:「あぁ。……今日はお疲れさん、といえばいいんだったか。こういう時は」
宗次・エドワーズ:「そうだな、あの動き、見事なもんじゃねーか」
宗次・エドワーズ:「お疲れさん」
女の子:「…」こてんと首を傾げ二人を自販機の陰から眺めている
蓮華:「ありがとう。そっちこそ助かった」
蓮華:「ん……」視界の端に女の子がうつり、そっちに顔を向ける
宗次・エドワーズ:「俺は別に仕事しただけだ・・・って(酒をいったんしまう)・・・どうした?(女の子へ)」
女の子:「えっと…えっと」
女の子:「友達がいってたんだけど、こういうときって」
女の子:二人にガバッと食い気味に
女の子:「わたしが将来お嫁さんになってあげるから、まってて!」
蓮華:「……ふふ、そうか」
蓮華:「じゃあ、待ってるからちゃんといっぱいごはん食べて、勉強して、料理ができて、人を助けられるようないい女になるんだぞ」
宗次・エドワーズ:「・・・・!?・・・んー・・・ま、ちいと大きくなってからだな。(頭撫で)これからはいろいろ楽しいこともあるだろうしな」
女の子:「うん、お兄ちゃんたちも…ずっと元気でいてね!私が迎えにくるまで」
蓮華:「……」何も言わない、約束はできない
宗次・エドワーズ:「ふっ・・・もちろん、体は丈夫だからな。・・・あー・・君もな?」(子供相手だから慣れない丁寧さで答える)
女の子:「押し花のお兄ちゃんと、お酒のお兄さん、お名前は?」
宗次・エドワーズ:「(・・・・もし俺があの世界で生き残ってたなら、子供ってのも居たのかもしれねぇなぁ・・・)」
蓮華:「……俺は、レンカ」
女の子:「私、アンゼリカ」
宗次・エドワーズ:「俺か、俺はソウジ、宗次・エドワーズって名前だ」
蓮華:「そっか。アンゼリカ、きっと君は将来いい女になれる。兄ちゃんが保証するよ」頭を軽くなでながら
女の子:「えへへ」
蓮華:「さ、帰ってみんなと遊んで来なさい。また会おうね」
アンゼリカ:「今度は、お兄ちゃんたちが困ったとき、私が助けてあげるからね、約束だよ」と二人に指切りを無理矢理する
蓮華:「おっと……」指切りを差し出し
宗次・エドワーズ:「ん、・・・こうか?」(おそるおそる)
アンゼリカ:割とパワフルに指切りした手を振って
アンゼリカ:「指切った!」
蓮華:「じゃあ、助けてくれるその時まで、俺は待ってるよ」
宗次・エドワーズ:「おう、待ってるぜ?アンゼリカ」
アンゼリカ:「待ってて、白馬に乗ってやってくるから」
蓮華:「白馬のお姫様か。君にはきっと似合うな」
宗次・エドワーズ:「ふふっ、確かにな。」
アンゼリカ:「えへへ」