世界観

Last-modified: 2011-08-04 (木) 10:34:22

世界観

人類

宇宙に進出した人類は、2100年代に太陽系での216の紛争を経て地球統一政府(United Earth Government)を樹立、またこの過程で"地球軍 UNSC"が大幅に強化された。戦後、人口が爆発的に増加し不穏な情勢にあった人類は2200年代に開発されたショウ・フジカワ超光速エンジン(SFTE"Shaw_Fujikawa Translight Engine")を搭載した恒星間を移動できる宇宙船の開発に着手する。2300年代には太陽系外の惑星に市民とUNSCを乗せた植民船団による大規模な入植を開始、210の植民地を開拓し内周殖民地(Inner Colonies)ができた。2400年代末期までに植民地の数は800以上に増え、人類の生息域はオリオン腕内で広く分布する。この時代は開発のあまり進んでいない外周植民地(Outer Colonies)からの資源に依存する形で内周殖民地が政治経済の中心となった。2525年の外周植民地の植民星ハーベスト(Harvest)での高度な技術力を持つ異種族からなる同盟「コヴナント」との接触はコヴナント側からの攻撃によりそのまま戦争となり、2553年までに人類はほとんどの植民地を失い個体数と生息領域が激減した。

UNSC

地球軍(United Nations Space Command) 略称:UNSC はHaloの世界において人類の主要な政府機関であり、国連(United Nations)、植民星統治局(Colonial Administration Authority)および地球統一政府(United Earth Government)を統括し、コヴナントに対する唯一の防衛機関である。UNSCの軍隊は地球防衛軍(UNSC Defense Force)と呼ばれ、通常は惑星の防衛を行っている。UNSCの主力は地球海軍(UNSC Navy)であり、ODST(Orbital Drop Shock Troopers)を含む海兵隊(Marines)、海軍情報局(Office of Naval Intelligence 略称:ONI)、宇宙艦隊などの部門から構成される。コヴナント戦争(Human-Covenant War 2525-2553年)において、コヴナントと人類の圧倒的な技術力の差から敗走を重ね、多くの殖民地を失い、母星である地球にまでその侵略を許した。Halopedia: United Nations Space Commandより

スパルタン計画

スパルタン計画(SPARTAN Program)はUNSCの特殊部隊として身体能力、遺伝子学的、技術的に優れた「超兵士」を作出するための一連のUNSCの計画である(もともとは、植民地星においての反乱の鎮圧のために開発された)。スパルタン計画は第3世代まであり、世代を経るごとに計画の規模は拡大され、より野心的な物になっていった。
スパルタン-I 計画(SPARTAN-I Program)・オリオン計画(ORION Project)として知られる。スパルタン-II 計画で行われる遺伝学的強化改造の前身であった。
スパルタン-II 計画(SPARTAN-II Program)・海軍規約45812条(Naval Code 45812)を口実に選抜した人員を非人道的に徴兵し、複数の肉体改造を施した、超兵士計画の成果である。優れた身体能力とミョルニル・アーマー(MJOLNIR Armor)/最先端機甲技術(advanced mechanical technology)とを融合させた最初のシリーズであることが強調される。HALOWarsのユニット説明によれば150人の候補者として選出された子供のうち、最終的に訓練に耐えれたのは33名であったといわれている。コヴナントとの戦闘でほぼ壊滅し、Halo3時点ではマスターチーフを含み数人しか残っていない(マスターチーフは現在、宇宙のかなたをコルタナとさまよっている)。
スパルタン-III 計画(SPARTAN-III Program)・ジェイムズ・アッカーソン(James Ackerson)の産物。スパルタン-II計画の後継である。ジェイムズ・アッカーソン大佐と海軍情報局(ONI(Office of Naval Intelligence))によって設計された次世代の超兵士である。能力的にはスパルタン-II より劣るが、彼らはより大量に、より訓練しやすく、より安価で、使い捨ての消耗に耐えるよう設計された。テルモピュライの戦いのスパルタ人のように300人ずつの中隊として各作戦に投入された。[10]
スパルタンが礼装に付ける部隊章には"稲妻と矢を持った白頭鷲"などがある。Halopedia: SPARTAN Programより

SPARTAN プロジェクト

キャサリン・エリザベス・ハルゼイ博士 (Dr. Catherine Elizabeth Halsey)
UNSC海軍情報部(Office of Naval Intelligence、通称ONI)の顧問を務める
生物学者、医者、コンピュータシステムの専門家である。
SPARTAN-IIプロジェクトの提唱者。
ミョルニル・アーマー(MJOLNIR Armor)や
5世代目人工知能(5th Generation Smart AI)コルタナの開発者でもある。
(ハルゼイとハルシーは訳し方の違い。同一人物)

コヴナント

コヴナント (Covenant)は、フォアランナーを崇拝する
さまざまな種族の異星人から構成される軍事的・宗教的連合である。
コヴナント社会は、プロフェット族とエリート族の代表者によって構成される高等評議会、
ならびに大祭司と呼ばれる最高位のプロフェット3人によって統治されている。

構成種族

コヴナント社会における階級制度の序列順に構成種族を記す。また、各種族内にも階級が存在している。

プロフェット族 (Prophets)

プロフェット族は最上位の階級に位置し、コヴナントにおける政治的・宗教的指導者層を務める種族である。

プロフェット族の中でも真実(Truth)・慈悲(Mercy)・悔恨(Regret)の三預言者は大祭司(Hierarchs)と呼ばれ、
最高位の存在となっている。

ブルート族 (Brutes)

ブルート族は最も新しくコヴナントに組み込まれた種族である。
コヴナント語でジラルハネイ(Jiralhanae)と呼ばれる。
軍事面におけるブルート族の序列はエリート族と同位であるが、
悔恨の預言者の護衛に失敗したエリート族に代わり、プロフェット族の護衛の任に就いた。(HALO2)
エリートを目の敵にしており、事あるごとに衝突している。
非常に暴力的で、コヴナント加盟以前には母星で大規模な戦争を繰り返し、何度も滅亡寸前になっていたようだ。

エリート族 (Elites)

エリート族は、プロフェット族とともにコヴナントを構成する最古の種族の1つである。
コヴナント語でサンヘイリ(Sangheili)と呼ばれる。
高等評議会を構成する種族でもあり、プロフェット族との誓約以来エリート族は
コヴナントの軍事力の中心であるとともにプロフェット族の護衛の任を任されてきた。
しかしながら、HALO 2において、悔恨の預言者の護衛に失敗したことを理由に護衛の任をはじめ、
これまでエリート族が担ってきた多くの役割をブルート族に奪われることになる。
これに反発したエリート族は、事態の是正を高等評議会に訴えるが聞き入れられず、
逆にプロフェット族の命を受けたブルート族によってエリート族の評議員が全員暗殺されてしまう。
この事態を受け、エリート族はハンター族とグラント族を率いて内乱を起こす。
こうした状況の中、エリート族はHALOの真の機能、「大いなる旅」の真の意味を知りコヴナントを離脱、
残るコヴナント及びフラッドの脅威に対抗するため、HALO 3ではこれまで敵対してきた人類と一時的に手を結ぶことになる。

ハンター族 (Hunters)

ハンター族は、他の種族とは異なり独自の宗教を持つコヴナントの種族である。
コヴナント語でレクゴロ(Lekgolo)と呼ばれる。
ワーム状の生物が装甲の中に複数集まり、有機的に結合することにより1体を形作っている。
実力を認めたエリート族を除いて、プロフェット族を含むその他のコヴナントの種族とは交流を持たない。

ドローン族 (Drones)

ドローン族は、飛行能力を持った昆虫型の種族である。
コヴナント語でヤンミー(Yanme'e)と呼ばれる。
ドローン族のコヴナント社会における序列は不明。

ジャッカル族 (Jackals)

ジャッカル族は、他の種族と比較してプロフェット族への宗教的忠誠心が薄いため、低い序列に位置している種族である。
コヴナント語でキグ・ヤー(Kig-yar)と呼ばれる。
優れた視覚・聴覚・嗅覚を有しており、偵察兵やスナイパーの役割を担っている。
それ故、人類と最初に接触したコヴナントとなった。

グラント族 (Grunts)

グラント族は、最下層に位置する種族である。
コヴナント語でアンゴイ(Unggoy)と呼ばれる。
彼らの住む惑星は酷寒の環境にあり、その状況に適応した身体構成を持つ。
その為、他の惑星で活動する際は冷却装置の装備が必須であり、彼らの特徴にもなっている。

大いなる旅

大いなる旅(Great Journey)とは、コヴナントの信仰における中心的概念の1つである。
その信仰では、HALOを起動させることによって「大いなる旅」に旅立つことが出来、それにより救済されると信じられている。

フォアランナー

この種族の起源については知られていない。
「HALO3」におけるHALO起動前のモニターとの戦闘直前、
マスターチーフに対し「あなたがフォアランナーなのです」と告げたことから、人類全体を指していると思われる。
人間とフォアランナーは別種族であるが、フォアランナーがHALOの起動前、
銀河系の生物を保存する際に人間を発見し、後継者として選んだ。
そのため、フォアランナーに関するものは人類でなければ起動できず、
コヴナントが人間を捕らえ、無理矢理起動させるシーンがシリーズ中いくつもある。
また、彼らが神聖視するフォアランナーの後継であり、容姿も酷似していることこそが、
人間を目の敵にする最大の要因となっている。
付属冊子による記録に拠れば、マスターチーフ=リクレイマーを人類と同一種であるとしながらも、その母星を地球ではなく
衛星エヒレンドを持つEpsilon Eridani,IIとしているのは、マスターチーフの出生地のためである。

HALO

HALOはフラッドの研究及び保存を目的としてフォアランナーにより建造された七つの巨大な環状建造物。また、フラッドの拡散を防止するために、フラッドの宿主となりうる全ての知的生命体を絶滅させる最終兵器でもある。
詳しい構造は分かっていないが3ヶ所にある「パルスジェネレータ」からパルスを照射し、知的生命体を全滅させる。1基のHALOの有効範囲は約25000光年で、全てのHALOを同時に起動することで銀河系の直径の3倍の範囲に効果を及ぼすことが可能。
また、フォアランナー達はHALOの有効範囲の外(銀河系中心から2の18乗光年)にアークと呼ばれる人工惑星を建造しており、自分達が生き延びるための避難所としていた。アークはHALOのシステムの一部であり、HALOの遠隔操作及びHALOの建造が可能である。万が一HALOが破壊された場合は自動的に新たなHALOが製造される。 HALOの監視・維持管理のためにフォアランナーにより作られたモニターによって各ヘイローは管理されており、ギルティ・スパーク、ペネテント・タンジェントはそれぞれHALO04、HALO05のモニターである。

フラッド

フラッド(Flood)は知的生命体に寄生する生物である。
起源は不明だが、少なくとも15万年前にはその存在が確認されており、古の時代から銀河系全体の脅威とされてきた。
カルシウム、その他栄養分がある生命ならどのようなものでも寄生可能。

グレイブマインド

グレイブマインド(Gravemind)はフラッドの最終形態であり、
フラッドの有機的組織体がある一定の臨界質量に到達したとき、自らをグレイブマインドと呼ぶ知性の集合体が発生する。
グレイブマインドの究極の目的は銀河に存在する全ての知的生命体を吸収することである。