事件の経緯

Last-modified: 2017-10-16 (月) 03:04:19

事件の経緯まとめ


  • 2017年10月第1週、トルコリラ円は31.4~6前後で大きな動きを見せずに推移していたが、昨年のクーデター未遂事件の関連捜査で、米総領事館のトルコ人職員を逮捕したニュースのほか、北朝鮮のミサイル懸念、週末の手仕舞い等の影響もあって値を下げ、31.10前後のレートでクローズ。日本は7日から9日の3連休に入った。
  • 8日(日曜、トルコ時間)、米とトルコが互いにビザ発給を停止したことを受け、9日の為替市場はドル/リラが大きく上窓を開け、リラ円は下窓スタートとなった(ドル円は金曜クローズ時より少々上のスタート)。3時30分時点でのリラ円は30.86-31.00円に下落。なお、某FX業者の動画解説によると、このドル/リラの売りは、月曜朝(さらに日本は休日という)薄商いを狙ったファンド筋の仕掛けだったとの話である。
  • その後もじりじり値を下げ、6時スタートのヒロセ通商のチャートで30.73(売り)、30.90(買い)でスタート。
  • 相場が動いて大幅な下落が始まったのは午前7時を少し回った頃で、7時4分頃には一部のFX業者のレート配信が停止するなど、混乱が始まった。インターバンクの配信が停止したようである。
  • ヒロセはレートは配信していたが、恐らくインターバンクのレート配信が止まったタイミングで自社のスプレッドを拡大させ、スプレッド幅を通常時の1.9から80や124、180などと大きく広げていき、最安値を付けるころのスプレッドは200(2円)にまで拡大、売りで27.173、買いで29.173を付けたのちに反転した。
  • GMO FXネオなども28円前半まで下げたが、スプレッドはそこまで開いていなかったため、不安定な中ながら28円台でロングポジションを持てた顧客もいたが、ヒロセではロスカットに見舞われる顧客が相次いだ。(Written by TR)

10月9日朝7時台のリラ円下落時の各社最安値



セン短 29.64
外為 29.233(スプ3.3)
iFOREX 29.2221
マネパ 30で配信ストップ(29.369で再開) 
SBI 29.06
GMO FXネオ 28.233 (スプ14
楽天 28.137 (スプ19
くりっく365 28.07
ヒロセ 27.173--29.173 (スプ200 ←←←←←ぶっちぎりのスプレッド200pips


インターバンクレートに近いカナダのレート情報提供会社だとリラ円の最安値は29.80
http://www.xe.com/ja/currencycharts/?from=TRY&to=JPY&view=12h


inveting.comでも29.80
https://jp.investing.com/currencies/try-jpy-chart