キャラメイキング(ロボTRPG)

Last-modified: 2013-05-21 (火) 12:18:57

キャラメイキング

パイロットキャラ(PC)の作成

PCとなるパイロットキャラクターを作成するには「人種」「クラス」「サポートAI」の3種類を決定します。
その後、細かな設定の肉付けをするのが良いでしょう。また初期所持金として3000Cが渡されます。これはPCが搭乗するGGのパーツを購入するために使用します。

人種

この世界には「ヒューム」と呼ばれる旧人類、「ニューム」と呼ばれる新人類、「ボーグ」と呼ばれるサイボーグと、「マキナ」と呼ばれるアンドロイドの4つの人種が存在しています。比率としては「ヒューム>ニューム=ボーグ>マキナ」といった具合です。

【ヒューム】
この星に最も多く存在している生き物で、古くから文明を築き、発展させ続けてきた人種です。現代においてはその発展し切った科学力によって星の資源を殆ど使い尽くし、数少ない資源を奪い合うために戦争を行なっている悲しい人種でもあります。
そんな中GGの基礎となるゴーレムを発見し、実用段階まで復元に成功させる等、悲しい運命をものともせずそれを覆す可能性も秘めた、現代の生命体における起源にして頂点とも言える存在です。
つまりはごく一般的な人間の事で、白人黒人東洋系等、様々に細分化されていますが一括りにヒュームと呼びます。
環境の悪化により種族的な寿命は短くなりつつあり、現代では15で成人とされ、寿命は50年程です。もっとも、主な死因は老衰によるものではなく、病死や事故死、殉死等が殆どなのですが。

  • 特殊能力:【運命変転】
    ミッション中に判定に使ったダイスの出目を反転させる、または判定そのものをやり直す事ができる。反転の場合は5なら6に、4なら7に、3なら8に、2なら9に、1なら10にそれぞれ結果が変化する。これらは1ミッション中につき1度ずつ、計2回まで行う事ができる。ミッション中のダイスロール全てに対して使用できるため、ここぞという時にはこれ以上無い程強力な能力である。
    しかしそれ故に使いどころが難しく、プレイヤーの頭を悩ませる事にもなるだろう。

【ニューム】
止まらない環境破壊によって作られた劣悪な環境によってもたらされた、突然変異を起こした人種です。外見は普通の人間とほぼ変わりありませんが、全体的に色白で、毛髪も薄い色である事が多くアルビノに近い存在といえます。
彼等はヒュームと比べてより頭脳処理能力に長けており、とりわけコンピュータの扱いに非常に秀でているという特徴があります。そのため技術者として重宝し、突然変異種でありながらヒュームより優遇される事もままある程人権が確立している人種です。
突然変異が環境への新たな適応を生んだのか、ヒュームよりも寿命は長く100年近く生きるようです。ちなみにニュームは遺伝するようで、ニューム同士の間に出来る子供は100%ニュームです。ヒュームと混血になる場合、母体側と同じ種になるようで、種としての特徴が混ざったハーフというものは今のところ確認されていません。

  • 特殊能力:【妨害解除】
    EMPやECM等の「電磁波兵器」による障害がある場合、「3エリア以内」まで近づけば、ハッキングによってその効果を直ちに解除する事ができる。この場合の電磁波兵器による影響とは、EMPやECM、またはそれに準ずる電磁波兵器によるデバフやエリア障害を指す。妨害解除は「自アタック」のタイミングでカットインでき、1d10によって「5」以上の結果値を出す事が出来ればその電磁波兵器の影響は直ちに除去される。
    この判定は何度でも行える上、射程内の任意の対象全てに一度に効果を及ぼすため、ジャマーに対しては天敵と呼べる程強力な能力と言える。

【ボーグ】
劣悪な環境により身体寿命が縮みつつあるヒュームの内、生き延びるための選択肢として「サイボーグ化」を選んだ者をヒュームから差別化した人種です。劣化した臓器や肉体を生体部品と入れ替え、脳の一部も機械化して効率化した彼等は、ヒュームやニュームとは一線を画した存在と言えるでしょう。
肉体の耐久性もさることながら、常に精神状態を安定させる事に非常に長けており、兵士として重宝しているようです。また国のトップ等おいそれと死ねない、死にたくないという立場の強い者の多くがボーグ化している事もままあり、人種としての人権は確立されています。
動かなくなった肉体は交換が効くため脳死以外の寿命がなく、寿命はボーグ化してから150年程とされています。ボーグ化した者が子孫を残す場合、ボーグ化する前に採取、保存された精子や卵子を使います。卵子の場合はいわゆる「試験管ベビー」です。ボーグは後天的な種族なので、当たり前ですが生まれる子がいきなりボーグ化している事はありません。

  • 特殊能力:【不動精神】
    ダイス目による「ファンブル」「クリティカル」が発生しないという変わった能力。クリティカルがなくなる分博打はできないが、ファンブルが発生しないという安定感が最大の強みと言える。どんなダイス目でも出目通りの結果が期待できるというのは、自動失敗の重みが大きくなる終盤になればなるほど強力になるだろう。

【マキナ】※初期選択不可
特にレイヴンとして活動していた貴重な戦力となる人種が何らかの原因で死亡してしまった時、レイヴンズネストに予めマキナ化の登録を済ませていたならば、その人物は記憶と人格をアンドロイドに移されたマキナとして生まれ変わります。
マキナは厳密には人種とは呼べず、その自我の大部分をネットワークAIによって管理、制御されている一種の生体兵器です。マキナ化の登録手続きを済ませたレイヴンは様々な恩恵が得られ、特にレイヴンズネスト保有コロニーの居住権や家族の生活保障等がマキナ化を行う主な理由と言えます。マキナ化の登録を済ませていた者は、GGの搭乗席に専用の機具を搭載され、その機具によって操作中の脳波や人格、思考等のパターンをネットワークAIに「ゴースト(仮想人格)」として記録、保存されます。そしてパイロットの死後、そのゴーストをアンドロイドに移すわけです。こうしてマキナとなった人物は無限の生命を得る代償に、感情や自意識をAIに管理され、ただただレイヴンとして戦い続けるだけの人生を歩み続ける事になります。人権もなく、人ではなく兵器として扱われる悲しい人種です。
PCもレイヴンズネストにマキナ化の登録を済ませる事で、死亡してしまった場合にキャラロストを起こさずにマキナとして復活する事ができます。ただ、レイヴンとしてはかなり強力な人種ですが、取り巻く環境は最も厳しいものになるでしょう。
人体のほぼ全てが機械であるため寿命はありません。破壊されるまでずっと生き続けます。

  • 特殊能力:【電脳操作】
    自身とGGをネットワーク回路で接続する事によってシンクロさせる。GGを自らの肉体のように自在に操作する事ができるようになり、バトルパートにおける全てのダイスロール判定に+2のボーナスが付加される。言うまでもなく強力で、あらゆる行動が2ランクもアップすると考えればわかりやすいだろうか。
    ただしGGの制御CPUを狂わせる電磁波兵器の影響をもろに被ってしまう弱点があり、電磁波兵器の影響を受けている間はボーナスが削除され、代わりに全てのダイスロール判定に-3のペナルティが課せられる。

クラス

PCのGGに対する適正の事で、どういったGGが向いているかという指標になります。詳細は各クラス説明のページに表記しますが、これによってPCの方向性が決まるため、慎重に選んでください。

【ヴァンガード】
軽量級GGの操縦に優れた、スピードファイトを得意とするクラスです。
移動力と回避力に優れ、マシンガンとブースターの扱いに長けています。

【ランパート】
重量級GGの操縦に優れた、肉を切らせて骨を断つ火力と防御力に優れたクラスです。
強力なパーツ程重いため、最高クラスのスペックを持つGGを操作できます。

【ブリッツ】
遠距離攻撃に優れた、チームの後方支援を担当するクラスです。
ライフルやミサイル、電磁波兵器の扱いに優れ、テクニカルな戦いを得意とします。

【ヴェロックス】
味方GGを修理できる、チームの生命線とも言えるクラスです。
武装が制限されるため非力ですが、エネルギー容量が非常に多く多数のスキルを駆使できます。

サポートAI

レイヴンとなるPCをサポートするネットワークAIの事で、ミッション中のオペレーションを担当します。
3種類のAIが存在し、選択したAIによってボーナスが得られます。

【ADA】(エイダ)
状況分析能力に秀でたサポートAIで、その場その場で的確なオペレーションを行う1stAIです。
初期型であるためかモデルデザインは敬語の女性で、落ち着いた口調がレイヴンを冷静にさせてくれます。

  • AIボーナス:AVOID+1。先制判定、危険察知判定に+1。

【EVE】(イブ)
武装制御能力に秀でたサポートAIで、武装の取り回し方や速やかな異常の除去を補助する2ndAIです。
モデルデザインは標準的なタメ口の女性で、やや上から目線の物言いにハマるレイヴンもいるとかいないとか。

  • AIボーナス:HIT+1。デバフの抵抗判定と解除判定に+1。

【ILI】(アイリ)
対象分析能力に秀でたサポートAIで、レーダーレンジに捕捉した敵の分析や施設の情報解析を行う3rdAIです。
AIでは最も若いせいかモデルデザインは独特の口調を話す少女。一部に非常に需要が高まったとか何とか。

  • AIボーナス:敵情報の解析判定可能。解析判定、【妨害解除】に+1。

ここまで決定したら、次は支払われた初期所持金でGGのパーツを買い、アセンブルを組み上げます。

GGの構築

初期に渡される金額は3000Cとなり、この金額を使用してGGの構築に必要な各種パーツを買い揃えて組み上げる事になります。この際、プレイヤー間で金銭のやり取りを行えるかどうかの判断はGM裁量になります。
注意するべき点は、GGの本体を構築する「ボディ」「レッグ」「Rアーム」「Lアーム」「ジェネレータ」は必ず購入しなければならない事です。欠損部位があってはなりません。また購入制限として単価が1000Cを超えるパーツは初期購入できません。これは序盤のゲームバランスの崩壊を防ぐ目的として重要です。